ラーメンの秋?不気味の谷を描いてみた。

2018年09月25日

プレイングマネージャーに必要な3つのこと


 プロデュース部の上島です。
数週間前まで真夏日だったのに、すっかり秋めいて来ましたね。
私は登山が趣味なのですが、9月はまだまだ暑いし雨も多くて登山者にとっては結構過酷な月でした。
これから涼しくて紅葉の綺麗な季節になってきます。楽しみです。

 さて、今回は山の話ではなく、「マネジメント」に対して最近思うところをまとめてみました。弊社のような「ほぼ全員プレーヤー」という制作プロダクションは世の中に多く存在すると思いますが、そういったプロダクションにおいてマネージャー/リーダーを任命されるのは、概して「勤続年数を重ね、かつ実績を上げたプレーヤー」となります。
 しかし、「今日からマネージャーだからプレイは全くやらなくていいよ」ということにはならず、また万が一そういった環境を用意されたとしても「マネージャーの仕事」がよくわからないため、結果的に主力プレーヤーを続けてしまい、「マネージャーという名の先輩プレーヤー」となってしまっている人が多いのではないでしょうか?また逆に、「マネージャー=管理職」と捉え、ただただ部下を「管理」することだけに徹してしまっている人もいると思います。

 いずれにしても、それで組織がうまく回っていて成果が出続けているうちは「先輩プレーヤー」でも「管理するだけ職」でも差し支えないのですが、問題は、ほころびが出始めたときです。そのようなマネージャー(リーダー)下においては、何か大きな問題が起こった時にチームが機能不全に陥ってしまうこととなります。

 では、「マネジメント」とは何をすればいいのでしょうか?大きくまとめると3つに集約されます。


①決める

 ほぼこれにつきます。プレーヤーの立場でも自分で決断して仕事を進めることが多いので「プレーヤーと何が違うのか?」と思ってしまいますが、( )をつけるなら(部下には決められない大きなことを)となります。「そんなのやってるよ」と思ったマネージャー(リーダー)の方、今月仕事の判断で何回上司に相談しましたか?「上司に相談する」というのはつまり「決めてない」ということと同意です。少し極端ですが、「決める」というのは「自分のチームのことは誰にも相談せずに全て自分で決める」ということなのです。「そんなことをしたら上司に怒られるから嫌だ」ともしマネージャー(リーダー)が思ったとしたら、それはマネジメントを放棄していることとなります。
 一応補足すると、これは気合の話です。もちろんいちマネージャー(リーダー)が全部勝手に決めて進めてしまったら上司にも嫌われますし、そもそも会社組織が成り立ちません。実際は「波風立てるのは避け根回ししつつ、なるべく自分で決めたことを推進する」であり、あくまで「自分で決めるのだ」という気合スタンスが必要という話です。勘違いしては絶対いけないのは、昨今大企業で問題になっている「忖度・隠蔽」とは全く違うものであるということです。決断は自分で下しても、報告は必要。「自分に不利な報告を正直にすることを決める」のも、大事な「決断」です。


②仕組みをつくる・変える・やり直す

 仕組みづくりは会社運営にも関わることなので、いちプレーヤーの範疇ではできないことであり、ダイナミックに組織を推進することができるマネージャー(リーダー)の醍醐味でもあります。「仕組み」というのはサービス内容から顧客精査から労働環境から、社内ルールや評価基準や仕事に使うツールやアプリケーションなどの選定も含め「チームの仕事に関わるすべてのこと」を指します。逆にいうと、「すでに決まっている仕組みの中で何も変えず」「何も決めない」というマネージャー(リーダー)がいたとしたら、マネジメントの仕事をほとんどしていない形だけの「マネージャーというあだ名の実質先輩プレーヤー」ということになります。むしろ個人的には「仕組みを常に変え続けること」こそがマネージャー(リーダー)の仕事であると思っています。
 仕組みをつくるためには、今の組織に何が足りないのかをひねり出さないといけません。仕組みを変えるためには、今のやり方のどこにボトルネックがあるのかを炙り出さないといけません。仕組みをやり直すためには、目的の原点に立ち返り、ちゃぶ台をひっくり返す勇気が必要です。もちろんそうやって意気込んで始めた仕組みがうまくいかないことも多くあります。というか、ほとんどうまくいきません。うまくいかないと上司からも部下からも批難されます。しかし、上級役職が見えていない現場の課題解決を会社規模に提起できるのはマネージャー(リーダー)だけです。さらにつまるところ、「怖いから仕組みには手をつけたくない」というマネージャー(リーダー)は遅かれ早かれいずれマネージャー(リーダー)失格の烙印を押されてしまいます。やってもやらなくても嫌われるけど、やれば成功する可能性があるという話であり、それならマネージャー(リーダー)はやるしかないのです。


③プレーヤーの自分とマネージャーの自分を客観的に別人格で捉える

 プレーヤーからマネージャー(リーダー)に昇格した時、最初に困惑するのがこの点です。多くの元実績プレーヤーはマネージャー(リーダー)になったからといってプレイからすぐさま離れることはできません。同時並行で両方やることになります。その結果多くの人が慣れ親しんだプレイをほぼ100%そのまま続けてしまい、会社施策などの中間伝達役として「マネジメント作業」だけ申し訳程度に行って「これがマネージャーです」ということになります。客観的に見ると、それは単に「マネジメント作業を手伝わされているプレーヤー」であり、マネージャー(リーダー)では全くないだろと思うのですが、自分のこととなると見えなくなってしまうものです。
 これには若干の訓練を要するのですが、「自分を消して両方の目で自分を見る」という視点が必要になります。「マネージャー(リーダー)から見て、プレーヤーの自分には何を期待するのか」「主力プレーヤーの自分から見て、マネージャー(リーダー)に何を期待するのか」という全く異なる視点から「それぞれに期待すること」をあぶり出すのです(実際にできるかどうかは別)。自分で想像が難しかったら他人でもいいです。「自分が異動になるため、自分と同じスキルの他人が引き継ぎで来たとしたら、どう引き継いで何を求めるか」「自分の上に全く知らない人がマネージャー(リーダー)として明日からやってきたら、何をして欲しいのか」。ここで大事なのは、イメージ対象は全く知らない他人であることです。既存のメンバーや上司でシミュレーションしてしまうと、「あの子にそれは気の毒だな」「あの人にはそんなこと言えない」という自分のしがらみが邪魔をして思考を止めてしまいます。そして訓練を経て自分に対してそれをできるようになると、かなり楽になります。自分にだけは嘘偽りなく、本当のことを全て言えるからです。


 長々と書きましたが、今まさに思っていることをまとめてみました。
来年書いたら全く違うかもしれませんし、項目が20個に増えてるかもしれません。おっさんが頑張っていろいろ書いてんな〜ぐらいの気持ちで参考にしてもらえればと思います。



  tyranno_co at 10:00│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 プロデュース部 

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