これまで

 一昔前は、ホームページを作れば、問い合わせが来るということがよく言われました。しかし、多くのビジネスサイトは、期待以上の成果を上げることができませんでした。次第に熱も冷め、一旦作ったけどその後ほとんど更新されなかったり、結局作らないままになっているところも少なくありません。

最近の動向

 しかし、最近大きな変化がありました。今、ホームページを見直す時期に来ています。その理由は次の2つです。
 (1) スマホやタブレット端末の急速な普及
 (2) 最近の景気の回復傾向、内需拡大

 この内、今回は(1)の影響についてご説明します。

(1) スマホやタブレット端末の急速な普及

 スマートフォンやタブレット端末(以下、スマホ等)の普及により、主婦や高齢者、仕事でパソコンをあまり使わない人からのインターネット・アクセスが徐々に増ていると予想されます。そして、この影響で、消費者を対象としたビジネスである小売業や飲食店、診療所や理・美容室などの個人向けサービス業のホームページへのアクセスは、他の業界に比べて多く増えていくものと思われます。

 総務省の平成24年度通信利用動向調査によると、スマホ・タブレット端末(以下スマホ等)の人口普及率は23年と比べ24年は昨年比のほぼ倍増の31.4%となりました。今後も普及は進み、一説には2016年末には普及率70%超になるとの予測もあります。

 スマホ等の普及は、それと比例する消費者のホームページへのアクセス増加を意味します。理由は、スマホ等はパソコンと比べて、操作が簡単で、また場所・時間を選ばず即座に利用できることや、また、携帯電話と比べると、携帯電話は携帯電話専用のホームページしか実質見ることができませんでしたが、スマホはスマホ用ホームページはもちろん、パソコン用のホームページも見ることができるからです。スマホ等はホームページへのアクセスを容易にします。

sumaho
      総務省 平成24年通信利用動向調査 より
 

郊外地でもインターネットへのアクセスが増える

 このスマホ等の普及で特に注目すべきなのは、それまでパソコンを日常的に使っていなかった人々、具体的には、主婦や高齢者、仕事でパソコンをあまり使わない人等がスマホ等を持ち始めることで、郊外地でもホームページの重要性が大きく高まるということです。

 飲食店で例えれば、郊外地は都市部と比べるとホームページを持っている店舗が少なく、デザインも都市部の店舗の方が洗練されています。また、ある郊外地にある飲食店のオーナーは、飲食店のポータルサイトの利用よりも地元フリーペーパーに広告を掲載した方が反応が良いと話していました。つまり、これまで郊外地では都市部ほどホームページの重要度は高くありませんでした。この要因の一つに、郊外地は都市部と比べ、主婦や高齢者、仕事でパソコンをあまり使わない人など、パソコンを日常的に使っていない人が多いことが挙げられます。

 しかしこれからは、スマホ等が普及することで、郊外地でもインターネットに頻繁にアクセスする人口が急速に増え、郊外地でもホームページの重要性が大きく高まると考えられます。

スマホ等の普及の影響

 スマホ等の普及の影響で、例えば次のようなこととが起きると予想できます。

a) 郊外地でも都市部同様に競争が激しくなる。競合先との差別化を図るために、コンセプトや特異性、専門性を表現したり、定期的に伝えることが重要になる。

b) 主婦や高齢者など自宅周辺を生活範囲とする人々のインターネット利用が増えるので、これによりインターネット販売に向かない大衆的で低価格な日用品や最寄品でも、新聞チラシの代わりとしてホームページ上に掲載すれば、近隣住民のお客様を店舗に呼び込めるようになる。

まとめ

 小売業や飲食店、サービス業において、スマホの普及はチャンスであり脅威と捉えることができます。これをチャンスにするために、今一度、自社のホームページを見直しするとよいでしょう。
 またこれに加えて、口コミを増やす効果のあるTwitterやFacebookの活用や、口コミ(評価投稿)サイトの影響評価なども加えて実施されることをお薦めします。