趣旨

 弊社サカイiT企画ではホームページ(以下HP)の制作を行っていますが、先日お客様から「スマホ用のHPは必要なの?」と尋ねられました。結論からお伝えすると、ほとんどの多くの企業サイト(会社紹介を主の目的としたHP)では、スマホ用のHPの必要性は低いです。もちろん、スマホ用のHPはあったら、あったほうがよいことに越したことはありません。
 しかし、それよりも、パソコンで見ることを想定した一般的なサイズのHPを、スマホでも見やすくする画面構成に工夫することをオススメします

スマホ用のHPについての補足

 スマホ用のHPについて少し補足します。この場合の“スマホ用のHP”とは、スマホの小さな画面サイズに合わせてデザインされたHPのことを意味しています。スマホでは、パソコンで見ることを想定した一般的なサイズのHPも見ることができますが、そのサイズの違いや表示に時間を要したために、一昔前は少々見づらいものでした。

 例:アマゾンのHP例/スマホ用(左)とPC用(右)の画面イメージ (実際のサイズ比は異なります)

     amazon_iphone      amazon_pc2
   

 しかし、スマホ用のHPを用意しようとすると、制作コストやその後のメンテナンスの手間が、(パソコン用のHPとは別に)かかります。

スマホ用のHPが必要なケースとは?

 無くてもよい理由をお伝えする前に、まずスマホ用のHPが必要なケースをお伝えします。

  (1)スマホからアクセスが多い、または重要な場合
  (2)HPに掲載している情報量が多く、定期的な更新が行われる場合
  (3)閲覧だけでなく、検索や並び替えなどの操作を伴う場合

 これらのケースには、例えば、Amazonや楽天などのショッピングサイトやECサイト、また、長い記事を沢山読んでもらうことを想定した情報サイトなどが該当します。個人ユーザに定期的に毎回多くのページにアクセスしてもらうために高い利便性(ユーザビリティ)が求められるからです。

多くの企業サイトでスマホ用のHPが無くてもいい理由

 それでは、これを踏まえて、多くの企業サイトでスマホ用のHPが無くてもいい理由とはなんでしょうか?
 ちなみに、企業サイトとは会社紹介を主の目的としたサイトを意味しています。

  (A)スマホの性能が向上し、スマホでも十分にHPが見れるようになった。
  (B)情報量も更新頻度も限定的
  (C)基本的に操作は閲覧のみ

 中でも(A)の理由は大きいです。一昔前のスマホは画面が小さく、通信速度も遅く、またデータ処理能力も低いものでした。そのため、一般的なサイズのHPをスマホで見ようとすると、画面は小さく、その画面表示には時間がかかるため、見づらいものでした。当時は確かに、スマホに対応するならスマホ用のHPの必要性は高かったと思います。しかし、スマホの性能が向上した今ではその必要性はかなり低くなったと言えます。

工夫すれば、十分兼用できる

 確かに、今のスマホでも、以前より画面サイズが大きくなったとは言え、依然画面サイズに不足感があることは否めません。しかし、(B)(C)の理由に加え、スマホで読みやすくなる画面構成に工夫することで利便性の問題は大きく改善できます
 その対策は難しくありません。文字やボタンのサイズをスマホでも不便のない大きさ(文字なら13px程度以上)にする。画面の構成は規則性をもって並べる。左右で、左が本文、右が見出しに分かれている場合は、本文部分をスマホの幅に合わせた場合に、写真イメージや文字が見やすいサイズになるようにする。各ページ(特にトップページ)はできるだけシンプルに、あまり情報を載せすぎないことなどがあります。

 例:弊社サカイiT企画のHPをiPhone5で縦に見た場合

sakai_top sakai_2_2

 例:弊社サカイiT企画のHPをiPhone5で横に見た場合

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sakai_2_2_y

  先にもお伝えしましたが、スマホ用のHPにはそれなりのコストや手間がかかりますので、まずは一つのHPをパソコンでもスマホでも見やすい・使いやすい画面構成にできないか検討されることをお薦めします。