Fe 鉄塔用語集

§索引

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さ行・た行

な行・は行・ま行・や行・ら行・わ行

*用語はこれからも少しづつ増やしてゆく所存です

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I字懸垂:「懸垂型」参照。

赤白鉄塔(あかしろてっとう):航空法第五十一条の二の規定により高さ60mを超える鉄塔は、下から赤白赤白赤白赤と交互に七分割で塗装する。これを昼間障害標識と呼ぶ。基本的に航空機からの視認性を高めるためのもの。高光度航空障害灯または中光度白色航空障害灯を設置している場合や法施行前に建てられた鉄塔などは60m超でも赤白ではない場合がある。なお、航空法では「赤」は「赤または黄赤」と規定され、黄赤はマンセル記号10R-4/13、白はN-9.5となっているようだ。黄赤の方は「インターナショナルオレンジ(#ff4f00)」とも呼ばれる。

アーキングホーン:碍子連両端にある角状の電極。落雷時など安全に放電させ碍子を護る。アークホーンとも。



イエロー・ハット:塔頂部のみ黄色塗装が施されている鉄塔。只見幹線で見る。低空を飛行する事の多いヘリコプターに対するもの。鉄塔が目立たない場合、他の送電線と交差する場合、ヘリポートが近い場合、大きな道路を越える場合などに施されるものらしい(参考:12

烏賊さん:架空地線が一本で塔頂部が第一腕金と一体化し三角形を形作るタイプの鉄塔。昭和初期など古いものに多い(参考)。「ジャミラ」と呼ばれる場合もある。

イキフン:雰囲気の意。

一本角:架空地線が一本で、頂部に地線支持部が一つのみの鉄塔。



V字懸垂:「懸垂型」参照。

腕金(うでがね):鉄塔上部、左右に張り出した送電を支持するための腕状の部位。2回線鉄塔の場合、通常左右に三つづつ。私は上から、第一腕金、第二腕金そして第三腕金とそれぞれ呼んでいる。地線が二本の場合は地線用腕金もある。



枝番:「のいち鉄塔」を参照。



老番(おいばん):番号の内で数の大きい方。鉄塔番号では終点方向。

オカサカ:岡部境線

男鉄塔:男性型鉄塔。懸垂型鉄塔の事。女鉄塔に対するものと思われるが、肩いからせて男性的に見えないことも無い。「鉄塔 武蔵野線」内で主人公たちが使用する語。

踊場:作業員の方がメンテナンス時に使用するバルコニー用の構造物。有無や数、形状は種々ある。

女鉄塔:女性型鉄塔。耐張型鉄塔の事。ジャンパー線がまつ毛の長い女性の目やアクセサリーを連想させるため。「鉄塔 武蔵野線」内で主人公たちが使用する語。



碍子(がいし):磁器製の絶縁体(ガラス製等もある)。これを複数連ねたものを碍子連と言う。鉄塔と送電線を絶縁する。
磁器絶縁体の両側に連結用の金具が接着されておりそれによって繋げる。金具と金具の間に絶縁体が挟まれるので電気は流れない。
一般に笠状であるが、長幹碍子と呼ばれる中実(空洞がない)棒状磁器の両端に連結金具の付いたタイプもある。

回線:三相交流送電線三本一組の単位(「回線札」参照)。

回線札(かいせんふだ):送電線は通常、電線三本一組で「一回線」とし、それが事故防止のために二つ架けられ(2回線鉄塔)、両者を区別するため「1番線」「2番線」或いは「1号線」「2号線」と称する(参考)。それを表した札が回線札。普通脚下部に白い札が設置されるが、これとは別に上部に色付きのものも設置される(参考)。

カウンターウエイト:着雪による送電線のねじれを防ぐための錘。捩じれ防止カウンターウエイトとも。

架空送電線(がくうそうでんせん):鉄塔に架け渡された送電線の事。被覆の役割を空気が行う裸線が用いられる。亜鉛メッキ鋼線の周りに硬アルミ線を撚(よ)り合わせた鋼心アルミ撚り線(ACSR)が多く使用されている。読み方であるが、サイト「架空送電線の話」さんによると、電気学会(IEEJ)の用語集では「かくう」と定義されているが、現場の方々は「がくう」と長年読み習わしているそうだ。当サイトは「想像で作りあげる」方と紛らわしいため、地線ともども「がくう」と読んでいる。

架空地線(がくうちせん):落雷除けのため鉄塔頂部に架け渡らせたアース線。グラウンド・ワイヤー(Ground Wire)。一本の場合(一本角)と二本の場合(二本角)があるが、まれに無いものもある。地線が一本となるか二本となるかは腕金の幅によって決まる(らしい)。読み方については「架空送電線」をご参照下さい。

角度鉄塔:そこで送電線が角度を変え曲がる鉄塔。

嵩上げ(かさあげ):高上げ(たかあげ)とも。主に市街化により鉄塔の塔高が不足となった場合に行われる。都市部における鉄塔建替えの理由の多くは嵩上げのためと思われる(参考)。

嵩上げ工法、嵩上げ装置:活線状態の鉄塔を元位置のままジャッキ様装置で持ち上げて下部あるいは中途に部材を継ぎ足し嵩上げする工法及びそのための装置。

活線:通電している送電線。この状態での作業を活線作業と言う。停電状態での作業は停電作業。

カテナリー曲線(catenary):懸垂線。糸や鎖、電線等の両端を固定し吊り下げた時に出来る曲線。

カメラ:これなくして、鉄塔ブログは成り立たない重要アイテム。10年以上使用の先代が先日引退し現在二代目となる、1/1.7型画像センサー搭載のミドルクラス中古コンパクトデジカメ。スマフォに駆逐され絶滅状態のコンデジ、探すのに苦労した。

カラス:通常見掛けるのはハシボソガラスとハシブトガラス(共にスズメ目カラス科カラス属)の二種。鉄塔にとっては最も近しい存在の鳥であると同時に、或る意味天敵とも呼べる存在。敵も近寄らず見晴らしも良い鉄塔上に春から夏にかけよく営巣するが、送電線への巣材の接触が送電トラブル(停電)の原因となる。よって営巣防止のための種々の工夫がなされている(参考:123)。

カリガツ:がっかりの意。

環境調和鉄塔:環境美化鉄塔とも。周辺景観に配慮したデザインのものを指す。鉄柱タイプまたアイボリーの塗装が多い(参考:123)。

幹線:鉄道網・道路網・送電線網などで主要となる路線を指す。送電線では只見幹線など。

感電:送電線は被覆の無い裸線であるため、接近するだけで放電が起こり感電する危険がある。絶対に鉄塔に昇ってはいけません。

ガントリー:門型の構造物を指すが、ここでは門型の鉄塔を指す。鉄道、道路、水路上等に敷設される場合採用される形。



ギャロッピング現象:強風を受け、着雪・着氷した送電線に揚力が生じ不規則に激しく振動する現象。送電線の接触によるショートが起こり危険。



矩形(くけい):長方形。長方形をした鉄塔を矩形鉄塔と言う。

クリソツ:そっくりの意。



径間(けいかん):二点間の距離。ここでは鉄塔間の距離を言う。

下駄:何らかの理由による鉄塔の嵩上げのため脚下に付け足された構造物。通常コンクリート製(参考:123)。

結界:鉄塔敷内の鉄塔の四つの脚基部に囲われた四角の領域。「鉄塔 武蔵野線」内で主人公たちが使用する語。都市部では殆どがフェンスで囲われ滅多に入ることはできない。

結界見上げ:結界内から真上を見ての図。独特な幾何学的異空間。結界内に入ることが困難な都市部では滅多にお目にかかれない(参考:123)。

結構:縦横斜め種々の主材・部材により成る骨組み形状。シングルワーレン、ダブルワーレン、ブライヒ結構、ブラット結構、K結構(Kトラス)等がある。

原子力発電:ウラン、プルトニュウムの核分裂エナジーを熱エナジーに変換して蒸気タービンを回し発電する。当サイトでは、放射性廃棄物処理また事故、軍事転用及びテロの危険性等、問題点が多いと考え否定的立場をとっている(参考:再生可能エナジー)。

懸垂型(けんすいがた):鉄塔に送電線を吊り下げる形で支持するタイプ。碍子の数が少なくて済むが強度が低いので主に直線区間で用いられる。碍子連がV字型となるものとI字型のもとがある。



ゴイスー:すごいの意。

鋼管タイプ:主柱等の部材がパイプ状の鋼管で構成された鉄塔。

国分寺崖線:武蔵野台地、武蔵野面と立川面を分かつ崖の連なり。多摩川により形成された河岸段丘。武蔵村山市辺から大田区辺まで連なる長大なもの。高低差は数mからは20mほど。緑地が多い。地元では「はけ(ハケ)」と呼ぶ。国分寺線、久我山線、中富線、境八王子線、新鶴見線などこれに沿うもの或いはこれを跨ぐものなど多くの鉄塔と関わる。

コロナ放電:局部的に高電圧が生じ部分的に絶縁が破壊され生じる発光放電現象。電力損失、電波・通信障害・音等が発生する。萩原朔太郎が「定本青猫」に書いた、「都会の空に映る電線の青白いスパーク」とはこれを指しているのであろうか。

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Transmission Tower in Japan

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