墓地鉄塔

 建て替え鉄塔に挟まれて残った旧型只見幹線、523号は少し前に取材したが、その際、これも残っていることに気づいた521号。

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只見幹線521号(標高85.9m)

 地線腕金が短く、第二腕金の長い旧型の特徴がお分かり頂けるであろう。
 如何も接近できそうにないので、もう一つ引きの絵を。

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ヘリ巡プレートは下二桁

 振り返ると、赤白長身522号が色付いた樹々の上に見える。

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只見幹線522号

 後で訪ねてみよう。

 521号鉄塔だが、これは墓地鉄塔だ。国分寺市の五日市街道沿い、黄檗宗鳳林院の墓地内に建っている。

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五日市街道(北側)から

 失礼して、墓地内に少し入らせて頂く。

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521号

 若しかしたら、墓地内ではなく隣接しているだけかもしれないが、どんどんと日は沈み、鉄塔は光を失い色あせて行くので、確かめる余裕がない。
 鉄塔東側には可也広い農地がある。そこからの絵が、なんとなく良さそうな気がするので、残光のある内に行ってみたいのだ。

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521号

 墓地を出、外から見上げると、妙に平べったい旧型の特徴がよく分かる。
 北を見やれば、五日市街道の向こう、真新しい520号が夕日に光っている。

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只見幹線520号

 等と、余裕こいている場合ではない。走れ!ロードバイクに跨れ!まだ間に合うぞ(中富線の時と一緒だ)。

 間に合った―。

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521号

 もう、ほぼ夕闇状態だが、辛うじて暮れ残っている。
 本当は、もう少し茜射す絵をイメージしていたのだが、雲が出てきてしまった。しかし、残る光を向こうに、斜めに伸びる雲がなかなか迫力ある演出ではある。これはこれで、良し。

 最後に、以前は非常に小柄でチャイチイ鉄塔だった522号。これは、クリ林の向こう。

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522号

 もう、すっかり夜の色だ。
 それにしても、この522号、感覚的に言えば、以前の倍くらいの高さになったようである。周囲は農地と低層の住宅地で、これほどの高さにする必要性が、素人の私には理解が出来ない。なぜなのであろうか。

2019年師走9日
(取材は11月上旬)

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・取材の際はマナー遵守を心掛け十分配慮しておりますが、もしご近隣の皆様にご心配及びご迷惑をおかけしておりましたら、お詫び致します

・これらの鉄塔の建つ場所は国分寺市並木町(21号)・新町(22号)、最寄り駅は西武国分寺線鷹の台駅です

*黄檗宗鳳林院:現在の国立谷保にあったものを引寺(寺院の買取り)し享保13年(1728)に創建。黄檗宗は江戸時代に開かれた禅宗の一派

鉄塔に昇るのは非常に危険です。絶対にやめましょう

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