谷戸田 4

 22号は、小山田緑地大久保分園と呼ばれるエリアの中だ。

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南多摩線22号(標高129.5m)

 鉄塔直下に行けば、そこは草地で、

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鉄塔向こうはすぐにゴルフ場

 おそらくはこの辺りでの、ほぼ最高地点ではなかろうか。国土地理院地図で標高を見ると、此処より若干南側に2mほど高い(131.9m)数値が出るが、実際はそれほどの違いは感じない。
 鉄塔の結界はフリーだが、公園的には脚元がロープで区切られ、入る事は出来ない。でも、すぐ近くまで寄ることは可能なので、寄りでも引きでも、

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22号

会長との2Sでも撮り放題だ。

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たまらんにゃ〜会長と

 ここで、今回の南多摩線で初めて、プレートを間近に見ることが出来た。

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22号(昭和44年6月 39.4m)
下段は鶴川線

 建設より凡そ半世紀。結構な、古鉄塔だ。大プレは見当たらない。

 架空線下は、離隔距離確保のため萌芽更新されているので、若番方向は見ることが出来る。

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若番側鉄塔

 きれいに重なっているが、21号の向こうにI字懸垂型の20号が見える。

 もう可也時間を費やしているので、名残り惜しいが小山田緑地と22号を辞す。振り返れば、夕方近い逆光の絵。

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丘と鉄塔

 緩やかな曲線を描く丘の輪郭と、丸く繁った木立、そして鉄塔。この様な景色を東京で見られるとは、なんと有難いことであろう。

 丘を下り、最後に21号を、改めてもう一度。

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南多摩線21号(標高120.7m)

 21号を見上げる私の立つ道路一帯は、国土地理院地図では「善治ヶ谷(ぜんじがやと)」と記されている。この下小山田町や小山田町は嘗て小山田荘と呼ばれ、桓武平氏秩父氏流の小山田氏が治めていた。その小山田氏の家人「善次」さんが住んでいた事に由来する名だという(サイト「谷戸めぐり」さんより)。南多摩線の20号から21号へと架空線が、その上を渡っている。
 確かに谷戸と言われれば正にその通りだが、南北に伸びる谷戸自体に道路が作られているので、余り谷戸の印象は強くない。こうして、この里山の環境も景観も変化して来、またこの後も変化して行くのだろう。

 撤収。

2020年如月10日
(取材は12月中旬)

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・取材の際はマナー遵守を心掛け十分配慮しておりますが、もしご近隣の皆様にご心配及びご迷惑をおかけしておりましたら、お詫び致します

・これら鉄塔の建つ場所は町田市下小山田町、最寄り駅は小田急多摩線唐木田駅です

*小山田緑地:都立。平成2年(1990)開園。町田市小山田町・下小山田町に跨り本園・梅木窪分園・大久保分園・山中分園等に分かれる。平成30年(2018)現在444,364.04平方メートルだが、計画面積は約1,468,000平方メートル

鉄塔に昇るのは非常に危険です。絶対にやめましょう

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