2005年10月06日

まる

10月6日、今日は17年間を共に過ごした、まるの命日。
一年前の今日、ヤツはこの世を去りました。
身内話だけれど、記そうと思います。
まるとの出会いは俺が小2の時(と思っていたが、兄からお前は幼稚園児だったと)。

我が家の向かいにある公園に捨てられているのを妹が見つけて、
共に暮らすようになってから17年間。
思い出は幾らでもあります。

散歩に行く時の嬉しそうに尻尾を降る姿が懐かしい。
夕食の時間になると、さり気なく台所の傍に伏せて、興味なさそうな顔をしてた姿が懐かしい。
俺を近づくと、顔を上げて一瞥した後、また顔を伏せて溜め息をつく姿が懐かしい。
皮膚病になって、病院で丸刈りにされて豚のようになった姿が懐かしい。
書いていたら、それこそキリが無い。

この世を去る年の春、一度大きく体調を崩した。
年齢も年齢だったし、病気も患っていて、両親が言うには、もう最期かと思ったという。
夜中の10時頃、妹が連絡をしてくれた時、東京で俺は兄と会っていて、これから酒を飲もうとセブンイレブンに入った瞬間。
そのまま俺のバイクにまたがり、静岡に向かったのを覚えています。
深夜に実家に着いた時は、確かに最期を覚悟しました。

が、翌日になると一変。
前日は歩く事もできなかった筈が、弱々しさを感じるものの、いつも通り散歩に行く。

演技派との定評はあったけれど、驚いた。
結局その日から半年間、中山家にいてくれました。

まるが去った事を、俺と兄は2日経って知りました。
真夜中に帰ってきた前例もあって、両親が心配して連絡を躊躇ったから。
これだけは、今でも許せないかな。
もちろん、実家に居ない俺達の代わりに世話をしてくれた事、最期を看取ってくれた事は感謝してます。

まるが去ったのは、母さんが、定期的に通っていた病院に連れて行った時。
本当に眠るように、いつの間にか別れを告げていたと聞いています。

まるがこの世にいなくなった事は勿論悲しい。寂しい。
けれど、安らかに最期を迎えてくれた事に対する安心の方が強く、嬉しい。

ヤツの煙は晴天の空にむかって、真っ直ぐに上っていったらしい。

一昨日、久しぶりに夢に出てきてくれた。
久しぶりに思い切り撫で回してやりました。



この記事へのコメント
クイール観た時の事を思い出しました。

うちにも犬がいるのですが、今年で8歳くらいだと思います。
実家帰ったときにはできるだけ一緒に遊ぶようにしようと思いました。
Posted by tk at 2005年10月07日 15:54
おれも犬飼ってたとき同じことおもったよ

名前はラブ、、、、

今でも肌身離さず写真持ち歩いてます
Posted by 武蔵 at 2005年10月08日 03:17
命日にはちゃんと、ユッケの夢の中に会いに来る。
まるちゃんが、君の心の中で今も生きている証拠だね。
Posted by architraveler at 2005年10月08日 10:08
兄弟二人揃って、まるの写真を使うところに愛情を感じるよ。
ただ、二人を区別しにくいが笑

実は、うちの犬も「まる」
犬に限らず(他に猫2匹、亀1匹)、普段は、バカだ、デブだって
言ってるのに、そいつらがいなくなった時のことを想像すると、、、
だめだ。

家族ってそんなもんなんだな。
今日はうちのアホ犬を散歩に連れてってやるか。。。
Posted by dai at 2005年10月08日 17:29