約4000人が死亡した1945年3月の大阪大空襲から65年となる13日、犠牲者を追悼する「平和コンサート」が大阪市浪速区の通天閣で開かれた。大阪府豊能町のピアニスト、山田紗耶加さん(52)と知人の歌手らが、戦後復興の象徴となった場所で平和の意味を問い直そうと初めて企画。空襲体験者ら約200人が聴き入った。

 通天閣は戦時中、鉄材供出のため解体された。空襲で新世界一帯は焼け野原になり、“2代目”が56年に再建された。

 コンサートは、大空襲が始まった10時間前にあたる午後1時57分、黙とうをささげて開演。防空壕(ごう)の夜を再現した一人芝居に続き、戦前につくられたピアノでクラシックや映画音楽などが演奏された。最後は全員で「大阪ラプソディー」を合唱した。【立石信夫】

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