平成17年に起きたJR福知山線脱線事故で、遺族3人が、井手正敬元相談役(74)ら歴代社長3人を起訴すべきかどうかを審査している神戸第1検察審査会で25日に意見陳述することが20日、関係者への取材で分かった。検察審査会が審査過程で被害者側の意見を聴くのは異例。

 同審査会は神戸地検の検察官からも意見聴取を行い、近く最終判断を示すとみられる。再び起訴すべきだと議決すれば、昨年5月に施行された改正検察審査会法の規定により、神戸地裁が指定する弁護士が3人を強制起訴することになる。

 事故をめぐっては、神戸地検は昨年7月、業務上過失致死傷罪で山崎正夫前社長(66)を在宅起訴。一方で井手相談役や事故当時それぞれ会長、社長だった南谷昌二郎氏(68)、垣内剛氏(65)は嫌疑不十分で不起訴処分となった。

 これを不服とした遺族らの申し立てを受けた同審査会は、同10月に起訴相当と議決。同12月、地検が再び不起訴としたため、再審査を行っている。遺族らは今年1月27日、同審査会に意見陳述の機会を求める意見書を提出していた。

 検審法は「審査申立人を尋問することができる」と規定しているが、実際に意見聴取を行うのは極めてまれ。1月27日に神戸第2検察審査会が起訴議決した明石歩道橋事故でも、遺族らは意見陳述を要請していたが実現しなかった。

【関連記事】
命の尊さ知る1762日 JR福知山線脱線事故負傷男性がイベント
福知山線事故 当時の支社長ら「不起訴不当」の議決
踏切遮断棒折れ影響2万人超 尼崎のJR福知山線
JR福知山線7列車でATS誤作動 信号機は青
社風改善でモデル職場 JR西が漏洩再発防止策 

<クルーズ船>世界最大級「クイーン・メリー2」が長崎寄港(毎日新聞)
郵政改革の調整が難航=出資比率や郵貯限度額めぐり-政府・与党(時事通信)
「週刊新潮」の記事問題で楽天の三木谷社長らと新潮社が和解(産経新聞)
<将棋>王将戦第4局 羽生、突然の開戦(毎日新聞)
<沖縄振興策>民間有識者を中心にした会議設置へ 政府(毎日新聞)