埼玉県飯能市の山中にシベリアンハスキーやコーギー犬、猫など約100匹の死骸(しがい)が捨てられていたことが、埼玉県警への取材で分かった。いずれも衣服を着たり、耳にリボンの飾りが付けられていたことから、ペットだったとみられる。県警は悪質なペット葬儀業者による不法投棄とみて、廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で捜査を始めた。

 捜査関係者によると、死骸が見つかったのは、飯能市坂元の国道299号から脇道にそれた正丸峠付近。道路脇のがけ下の斜面数カ所に、1匹ずつ黒いポリ袋に入れられた状態で捨てられていた。犬種はさまざま。成犬や子犬がおり、白骨化したものもあったという。

 今年3月に近くを通りかかった人から通報があり、県警ががけ下の斜面に散乱していたポリ袋を見つけ撤去した。近く東京都内のペット霊園で火葬される。

 業界関係者によると、葬儀は、飼い主が業者に持ち込むか、業者が引き取った上で行う。業者の施設で火葬された後、骨は合同墓地などに埋葬される。料金は小型犬なら1万円、大型犬なら5万円ほどで行えるという。

 現場を見た都内のペットサロンの店長(54)は「年をとってやせて衰弱したり、折り鶴が一緒にあるなど葬儀に出した犬だと思う。飼い主がかわいそうだ。死骸を捨てた業者は許せない」と話している。【飼手勇介、平川昌範、稲田佳代】

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