ヤングタイマーのロングタームテスト

「車 市場」が購入したヤングタイマーを 担当スタッフが普段使いして長期リポート。


IMG_2278待ちに待ったクラシックレンジ初掃除。先ず、気になっている所はステアリングの輝りとフロアに敷き詰められているビニールカバーの汚れだ。どちらも新車から手つかずだと思う。特にステアリングの輝り(汚れ)は厚みを感じる。また、フロアーカーペットには新車時にオーダー製作されたビニール製カバーが敷き詰められている。その甲斐あってかカーペットの汚れは全く無し。但し、ビニールは曇り表面はざらついている。今まで拭き掃除などされていなかったのだろう。と云うことで、早起きしました。
IMG_2280照明に反射するレザー製ステアリング。これが27年の歴史なのでしょう。さて、如何なりますか?
IMG_2282先ずは挨拶がわりに軽く撫ぜて見たら案の定です。
そして、クリーナーで、なでなで、ごしごし、拭き取りを繰り返すこと10回。積年の汚れを完全除去できました。
IMG_2294するとご覧の通り
汚れに保護されていたオリジナルレザーが出現。柔らかい上質のレザーステアリングに戻りました。

次回は、フロアービニールカバーとカーペット掃除を実施。

















IMG_2232受け取ってから各部の弄り点検を始めた。先ず最初は灯火類だ。嬉しいことにヘッドライトとドライビングランプはHID。ポジション、ナンバー灯はLEDが入っていた。さすが、クルマ好きといわれる方が造っただけある。もし自分でやるとしても同じ仕様にしたと思う。旧車だからと云ってオリジナルに拘って暗いままでは目に良くない。また、明るい方が安全であり見栄えも良いと思う。


IMG_2218中古車を購入して最初にすることがある。鍵を新調します。中古車で有っても新たなスタートとの思いとスペアーキーが付帯しない場合があります。そんな思いから事前に純正未加工品を仕入れておりました。昨今の電子キーとの違いは、街の鍵屋さんで製作でき安価なところがユーザーフレンドリーと言えます。電子キーは煩雑な手続きと驚くほどの費用が掛ります。それに比べ旧車は数千円で済むのでした。但し、今回は綺麗なキーが2本付帯しておりチョットはやまった?感はあります。
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IMG_2200やって来ました!と言うか、受け取ってまいりました。25年振りに乗るクラシックレンジバンプラです。ふらり、ふらり走り、ハンドルは切った分だけ戻さなければ成らない。真直ぐ走らせるには常にステアリングの微調整が必要なのに何故か運転していて楽しい! 静岡から東名高速をユッタリ流しながら昔の記憶を呼び起す。最近の物忘れが嘘のように思い出すスイッチの位置。サンキューハザードも無意識にハンドルポスト上にある赤いスイッチを押していたのです。いや〜いいねぇ〜、、早速、付けたのがRENGE ROVER純正(3rdレンジ新車購入時付いてきた非買品。欲張って2個もらったうちの新品を残して置いたもの)レザー&金属プレート製キーホルダー。やはり似合うね、、
IMG_2210と云うことで、次回は「俺流掃除」を行うことにします。ボディはピカピカですが、車内はまだまだ綺麗に出来ると思いますから、今週末が待ちどおしい、、あら、今日は月曜日でしたっけ、、











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メイン
こころ暖まる旧車に乗って見ませんか?
旧車に乗るためのQ&A 
このお二人に聞きました。

ガレージENZO フロント 深澤 将氏(左)
         工 場 長  福島正則氏(右)

Q、最近、街中でピカピカの旧車を見かける機会が増えています。輸入車では「最新が最善」と云われていますが、如何して旧車が増えているのでしょう。

●深澤さん
現在50〜60歳代の方で、昔、憧れていたクルマがあって、それにいま乗りたいという方が増えているのだと思います。やはり、旧車ですと、どうしても部品が手に入りにくいとか、ハードルが高い部分が結構多いんですけど、それが最近インターネットとかの普及によって、だいぶ部品を入手しやすくなりました。それで、気軽に乗れる部分も出てきているので、旧車を購入される方が増えてきているのかなと思います。それと程度のいい旧車も増えてきている、というイメージもありますね。

●福島さん
やはり、時間にもお金にも余裕が出てきた方々が旧車を買っているのでしょう。それで、余裕がありますので、買ったときよりもどんどんキレイにしていって、乗っていらっしゃる方が多いです。

●深澤さん
旧車のオーナーになる方は、シンプルに、そのクルマに「憧れている」というのが強いと思います。いまのクルマと比べると旧車はデザインが特徴的なモノが多いですよね。ということで、個性的なクルマを求める方が旧車を選んでいるのだと思います。あと、往時はクルマは特徴的で、なおかつエンジニアのこだわりが強かった時代だと思いますので、それに憧れる、それに惹かれる方が購入され、乗っているのだと思います。

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Q,最近のクルマはどれも同じと思っていたのですが、旧車はどうも違う様に感じます。

●深澤さん
昔のクルマは、例えばスーパーカーは走りに徹したモノ、すなわちスポーツカーを超えたクルマとして造られていて、まさにスーパーカーなんです。高級車はレザーの内装で、シートなどの仕上げや状態がよく、外装もキレイで、ボディは大きいというのが特徴でした。一般大衆車のデザインもバラエティに富んでおり、それぞれのニーズに合った個性的なクルマが多かったといえます。そして、一番特徴的だといえるのが、そのクルマのエクステリアを見ると車種が分かったという点です。これは、その時代のクルマならではの特徴だと思います。いまのクルマはパッと見ただけでは、どこのメーカーのクルマなのか分かりにくいところがありますからね。そして、車種も増えましたから。

●福島さん
エンブレムもカッコイイですよね、昔のクルマは。いまのクルマはコンピューター制御になっていますが、昔のクルマは単純明快で誰でもイジれるようになっていました。自分でイジりたい方が結構いると思うんですけど、やはり、昔のクルマのほうがイジりやすいんだと思います。いまのクルマはパンクした際にスペアタイヤに交換することすらできないですからね。車載工具がないので。でも、そういうのをやりたい人は多いですよね。

●深澤さん
メンテナンスは自分で、修理はショップで、という方が多いですよ。

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Q,旧車に乗るには、知識、経験は必要でしょうか?

●深澤さん
正直、知識は必要だと思います。旧いクルマなので、当時のクルマに合った乗り方というものがありますので、その知識は必要だと思います。ただ、難しいことではなくて、暖機運転をしっかりやりましょう、とか、シフトレバーを動かしたり、ウインカーレバーを動かしたりとかいう動作のひとつひとつをちょっと丁寧にやりましょうということです。そういうことを心がけていただければ、だいぶ違うと思います。そういった簡単な知識というか経験が旧車においてはだいぶ重要になり、購入後のトラブルとかが少なくなっていくことにつながっていくと思います。

●福島さん
クルマに個体差があるので、経験はそのクルマと一緒に積んでいってもらったらいいでしょう。知識は、あったほうがいいでしょうね。難しいものではないですよね。旧車をパートナーとした自動車趣味生活を続けていこうという気持ちがあり、思い入れがあれば、長く乗れると思います。とにかく、大事にしていただければ、と思います。

3Q,旧車は、壊れる、お金が掛ると言われるのは本当?

●福島さん
どちらとも言えますけどね。クルマが旧いので、やっぱり、ココを直そうと思ったら、ココとココとココも一緒に直したほうがいいよ、ということになるので、どうしても部品代がかかってきちゃうんですよね。いま、旧車は部品代が世界的に高いので、そのあたりの事情も関係しているといえます。

●深澤さん
クルマが壊れ、お金がかかるというのは、こういった側面もあります。消耗品に関しては、旧いクルマでも新しいクルマでも交換されているものが多いんですけど、そうではない他の部分に関しては、生産されてからの年数が20年とか30年とか経っていたり、それ以上のクルマもありますので、そこが壊れてしまうとちょっと修理費用がかかってしまう場合もあるんですよね。やっぱり、大事に乗られて、丁寧に乗られている方の愛車で、しっかりメンテナンスされているクルマというのは、凄く状態がいいんですよ。そういうクルマであればランニングコストは、あまりかからないと思います。弊社では、状態がいい車両を探して、もしも悪いところがあれば全部交換するようにしています。本当に走行に支障が出る、ココはもう直さないとダメ、致命的なトラブルがある、といったようなことをそのままにして販売することは絶対にありません。本当にオススメできる状態で提供しています。

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Q,こちらの扱い車種の多さと、その全てを自社工場で整備されている事に驚いています。どうして、英国車、ドイツ車、イタリア車・フランス車、アメリカ車も、更にスーパーカーまで触れるのですか?

●福島さん
お客さまに恵まれていて、いろんな方が集まってきてくれるのですね。社長の存在がその集客力に大きく関係しています。

●深澤さん
社長の集客力と人脈は本当に凄いです。

●福島さん
そうでないと、これほどまでに多種多様なクルマが集まってくることはないですからね。

●深澤さん
最新の凄いクルマから旧いクルマまで、欲しくても手に入らないようなクルマを持っている方とつながれる人脈が社長にはあるんですよ。その人脈が集客力と共に凄いわけです。

●福島さん
そして、また、そういう最新の凄いクルマから旧いクルマまでをちゃんと仕入れてきますからね。

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●深澤さん
どこにアンテナを張っているのか分からないんですけど、それらを仕入れて、皆さんにご紹介できますからね。仕入れてきた車両の中には、調べて、初めて分かるようなクルマもあります。そういうのが本当に多くて、それを全部仕上げてほしいと言われるので、まずは調べるところから始めています。

●福島さん
ぼくらは、お客さまのクルマを触らせてもらっている、日々勉強させてもらっていると思っています。

●深澤さん
どのショップも同じだと思うのですが、初めて入庫するクルマに関しては、先ほども述べたように、まず調べ尽くして、いろんな人に訊いたり、インターネットで情報を探したり、海外のサイトで調べたりしています。それに多くの時間を割いていますね。

●福島さん
部品の調達もそうですし、スタッフ全員でそれをやっています。

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●深澤さん
それぞれが調べて、それはこういう情報があった、ああいう情報があったということをお互いに持ち寄ってやっていますので、それで、なんとかなっています。全員が同じ意識で対応しています。

●福島さん
一台に対して全員でやるというケースが多いですね。話し合いながら、やっています。2つの目よりも、4つ、6つの目ということです。ひとつの頭よりも、みんなで考えて、ということですね。

●深澤さん
例えば、ひとつの部品があったとします。その部品に近いものがあったから、組み合わせてみようか、とか、そういう考えがアイデアとして出てきたり、というのもあります。

●福島さん
やっぱり、見かたが、こっちから見るのと、そっちから見るのとでは全然違いますからね。ひらめきがありますよね、やっぱり。

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Q、整備、メンテナンスする上での何か基本的な心構えというか信条はありますか?

●福島さん
初心忘るべからず、ということを大切にしています。必ず一回戻ってみる、一番最初に戻ってみる、ということを心がけています。整備をしていると、ちょっとした細かい部分を見落としてしまうことがあるんですよ。いろいろやっていくと、結局、一番最初のここに戻ってくるんだ、ということがあるんですね。初歩的なミスというか、それが結構響いてくるので、最初の部分から疑うようにしています。一番最初に戻りますね。

●深澤さん
作業に詰まったら、一から見直すということです。

●福島さん
それでも分からないときは、みんなの意見を聞いて、「これ、どうなのよ」、「情報、ないの?」、「調べて!」みたいなことをやっています。結構、みんなで話し合っていることが多いですね。

●深澤さん
エンジン不調でも、いろんな原因があるので、それをひとつひとつつぶしていくんですけど、もしかしたら見落としがあるかもしれないと点検したりとかいうことがあるので、時間はかかるのですけど、また一からやり直すわけです。やっぱり、一からやり直すということは旧車の整備では多いですね。

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●福島さん
一からやり直したときに、あちゃーと思うことは、しょっちゅうあります。まあ、みんな、分からないところでかなり苦労しているんですよ。社長的には「何しゃべってるんだ」、「あのクルマの前で3人で集まって何やってるんだ」、「早く直せよ」、「口じゃなくて手を動かせ」みたいなことですよね、はたから見たら。

●深澤さん
特に旧いクルマは、それまでのヒストリーがあり、本当に同じ車種でも使われ方で全然状態が違うので、そういう意味では、そのクルマ・クルマごとに合わせて整備しないと、というのがありますよね。それがクルマの個体差ということです。全員、初心に帰っての整備や調べたりすることを苦労とは思っていません。原因が見つかって、修理できたときの達成感は物凄く気持ちいいものがありますから。一番大事なのは、お客さまに歓んでいただけることです。直せないものが直ったというのは、一番歓んでいただけるので、それがあるので苦労してでも楽しいというのがありますね。旧車に乗る方って、メンテナンスの苦労が分かっています。普通の整備工場でやってもらえないことをやってもらえたということで、それの何が大変なのかということを、ある程度、肌感覚とかで分かっていただいています。お客さまに恵まれているんですよ。

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Q、お薦めのクルマありますか? また、その理由も。

●深澤さん
クルマは人それぞれ好きなものがあるので、これは個人的な意見ですが、私がオススメするのは1990年前後のメルセデス・ベンツです。一番お金をかけてメルセデス・ベンツが造られた時期で、最善か無かを体現したモデルがたくさんある時代でした。もうじき生産されてから30年経つんですけど、まだ比較的部品もあって、手に入りやすい状態ですので、旧車に乗りたいという方で、もし1990年前後のメルセデス・ベンツに興味がある方は乗っていただいたほうがいいと思います。楽しめますよ。

●福島さん
私は空冷のポルシェ911ですね。ベタですが。964型あたりの、あそこらへんの世代が好きです。普通に街中を走れて、その気になればサーキットも難なく走れるという、あのフレキシブルなエンジンと強靭なブレーキとボディは素晴らしいです。あれ以上はないと思いますね。パーツも豊富ですし、ポルシェジャパンが旧い空冷モデルのパーツとかも出しているんですよ。うちの得意分野なので、オススメですね。

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Q、ガレージENZOさんもプロフィールは?

創業22年になります。ずっと輸入車一筋で、そのあたりの経験とノウハウがあり、社長の知識も深いものがありますので、輸入車および旧いクルマは得意分野です。是非、ご相談ください。

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PROFILE
深澤 将 / Masashi Fukasawa
1977年生まれ、茨城県出身。工業系大学を卒業後、独立系バイクチェーン店で整備士として5年勤務。2輪から4輪にステップアップを契機に輸入車と旧車に興味を持っていた事から、旧車から現行車まで守備範囲広く活動する地元の老舗輸入車専門ディーラー ガレージENZOに入社。現在は営業、サービスフロント、保険業務を担当。
 
福島 正則 / Masanori Fukushima
1973年生まれ、茨城県出身。幼いころから自動車整備士をめざし整備工場で5年間務めながら二級整備士資格を取得。輸入車の革新技術に魅せられガレージENZO創業メンバーとして参加。以来22年間、工場長としてガレージを支える。車種を問わず対応出来る能力は、多くのユーザーから旧車の守護神として頼られている。

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