June 2009

June 28, 2009

手拭い

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引越し作業で大混乱の中、
ニッチのフィギュア、誌上通販限定版の特典「てぬぐい」にサインを入れていました。
ていうか、何百枚あんの?これ!?多いよ!

本当に、ありがとうございます!

重ねたまま書くとインクが染みてしまうので、
いったん広げて→書いて→たたんで→しまう→永遠。
一日中書き続けても終わらず。
そんなアレですが、5、6枚に1枚くらいの割合で、ステーキ描いてみました。

あと、1名様にだけニッチの絵が入ってます。到着をお楽しみに!

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引越し話、皆さんありがとう。
色々変なモノや謎のモノや懐かしいモノなど発掘して、上がったり下がったりしています。
しかし手続・移行関係含めて何やら、もう面倒な事ばかり。
漫画描いてるだけで人生一杯一杯な自分には、かなり危険なイベントです。
テガミバチの原稿もまったく落ち着かないまま…グシャグシャの中で潜航中。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


23日発売の「聖剣の刀鍛冶 」三浦勇雄 /山田孝太郎 (MFコミックス アライブシリーズ)
の1巻に帯コメント書きました。流石のクォリティー。山田君、頑張ってます。ぜひ読んで下さい。

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☆ ☆ ☆ ☆ ☆

まんが情報誌「ぱふ」8月号にインタビューが掲載予定です。
何気に初めて語る事もあったかも?テガミバチの制作秘話なども。6月30日発売です。


June 18, 2009

発売日

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本日、暫くJCで絶版だった『蓮華』が、浅田弘幸作品集1として文庫で発売となります。

少々殺伐とした架空世界「無国籍時代劇」…、
「人斬り人形」と呼ばれた少年、蓮華が「人」を知り、「人」に近づくための旅をする物語です。
今まで機会のなかった方も、「テガミバチ」を読んで下さっている方なら楽しんでもらえるのでは…と思います。よかったら読んでみて下さい。

今回、初収録となる「ふたつの忍花」という物語は、「アイル」が終わって「テガミバチ」が始まるまでの間…2005年の月刊少年ジャンプに掲載された比較的新しい一本です。

「 CKBC-I’ll special edition package 」(大判のアイル本)だけに掲載された「寒薔薇の国」と合わせて、今まで描いた「蓮華」はここに全て収録となります。オマケ漫画も1巻そのままに…。
文庫ながら「真・1巻」という感じになりました。

「真・2巻」はいつか分かりませんが(笑)。
タイミングみて「蓮華」は読み切り形式で描けたらと思っています。多分多分。本当本当…。

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そして、同時発売。もう一冊は『BADだねヨシオくん!』の第1巻です。
21年前の初連載作品。中のオマケ関係は復刻版のものが掲載されてます。
懐かしい!と思ってくれる方は、是非お手元に。初めて読む方は、それなりの覚悟をしてから是非…(笑)。
古いギャグ漫画なので、ある意味で歴史的価値はあるかと(笑)。いやー・・・本当すいません。

ミッチェル(犬)が微妙に活躍する読み切り、15枚で人の一生を描く「爆傑ドバット」収録です。
いやー・・・本当〜にすいません。

文庫、コミックナタリーさんにも取り上げて頂きました   http://natalie.mu/comic/news/show/id/17616
ここよりちゃんとした情報が載っています(笑)。

このコミック文庫、
来月7月17日に「浅田弘幸作品集2 眠兎」と「BADだねヨシオくん!」の2巻が発売されます。
眠兎はカバー描き下ろしです。来月も宜しくです。


コメント寄せて下さる皆さん、いつもありがとう。
SQ来月号はお休みさせて頂きますが、その分色々大変で・・・。色々やっています。
あと来月、自宅と仕事場のW引越しが控えていて死にそう。
14年間モノを溜め込んだ末の引越し…ヤバいのなんの。えらいことになりそうです。
参考になりそうな皆さんの引越し失敗談など、よかったら教えて下さいね。
あー、ほんと凄い失敗しそうだよ。

Dear starnight  Hello! Yes, Zazie's a boy. Thank you!

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

そうだ。
文庫と同時に今日は、稜之大介先生と川村拓先生によるテガミバチのトリビュート漫画が掲載のSQ増刊号、ジャンプスクエア セカンドvol.003も発売です。 
楽しー漫画にしてもらいました。是非。読んで下さいね。



June 16, 2009

SQ食事会


少し前ですが、某SQ編集長の某イバちゃん・某副編集長・某担当と食事会行ってきました。
いや、最高でした。

先日キヨシローのことを書きましたが、ここにも生きるオーラが強力な某編集長の某おっちゃんがおります。
最近ワインが好きで…って言ってたら、激美味ワインをガバガバ飲ませて頂き、ワインのムック本まで頂戴しました。
なにその優しさ!って、実際はホントに気配り細やかな優しい方なんですが。
その本、オビに某ライバル社の、某「神の雫」の絵がついてて(笑)可笑しかった。

二・三次会では、お馴染み(?)ノリツッコミ「毛」トークでモテモテ王国を設立してみたり
(赤裸々には書けないので大体でお伝えしております)。
偉い人なのに偉すぎる。イバちゃんワールド、最前列で堪能してきました。

そんで、その強力な生命力の影に隠れていますが、某SQ副編集長も半端なくナイス酔っぱらいで。
編集長が帰ったあとの五次会に(ていうか、なんだ五次会って…)
「銀座いこう!」って、タクシー乗って、到着して降りて…「もっとあっちだ!」って30秒でまた違う車乗って、1分でまた降りて、
銀座の町を目的を失ったまま徘徊して、「じゃあ、帰る…」って(笑)。ああ楽しかった…。
前後不覚万歳。グダグダ大好き!
(なんだか文章までもグダグダですいません)

ごちそうさまでした。愛してますSQ。

また楽しいお酒飲めるように頑張ります。頑張ろう。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


仕事情報を少し。

ワニマガジンの季刊コミック「GELATIN(ゼラチン)」(Vol.2)では
先月の原画展の様子が写真付きで紹介されています。テガミバチや文庫の宣伝もして頂いています(いつもすいません)。
SQ、「robot」でも一緒だった山本ヤマトさんもカラー漫画を寄稿していますね。瑞々しい作家さん達のオムニバス本です。

イラスト掲載の「季刊S (エス) VOL.27 2009 Summer」も発売中。

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集英社コミック文庫「蓮華」と「BADだねヨシオくん!」も、もうすぐです。



June 15, 2009

『何度でも 夢を見せてやる』


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いくら時間が経っても、忌野清志郎の居ない世界の淋しさが何も変わらないことに驚きます。

この淋しさを埋められるのはキヨシローだけ。
淋しさを埋めるためにキヨシローを聴いて、また淋しくなるという。
何だよ、もう。

絶対的な存在で、それゆえか僕にとってはいつの時代も1番ではなかったけど、
凄いです。スーパースターってこうゆう人のことなんだね。
僕のようなマイナー根性炸裂のひねくれたロックファンの「キヨシロー」も、そのへんの歌謡曲しか聴かないおばあちゃんの心に居る「キヨシロー」も、きっと同じ価値観でもって、その喪失感を共有出来るんだから。

RCサクセション休止の流れは、当時のインタビュー等から推察出来るのは
「言いたい事が溢れてるから止まりたくない」清志郎と、
「練れた良い作品を作りたい、政治的なメッセージは好かない、海外レコーデイング行きたくない(笑)」メンバーの意識の差だった様に思います。

僕も…今ではそんな清志郎の気持ちも理解出来ますが、当時は流されるのが嫌で、ひとつの事を追求したいと思う方の立場でした。
だから清志郎ではなく「清志郎についていかなかった」側、仲井戸"CHABO"麗市に肩入れしていました。
2.3’s で楽にやっていたり、「メンフィス」でチャボへの嫌がらせかよ!みたいな(笑)憧れのメンバーをバックにちょっと悦に入ったり、パフォーマンスがギャグ方向に加速してたり・・・好きな楽曲もあったけど、自分が欲しいロック感との距離が出来て離れた時期もありました。

それが…2000年以降、第二のピークと思えるほど、目が離せないほど、素晴しい楽曲(本当はずっと変わらないんだけど)や、ライブが炸裂していった様に思います。
チャボともステージを共にして、ファンには嬉しい限り。

ジェームス・ブラウンを彷彿とさせるマントショー(笑)も大好きでした。シャブちゃんありがとう。
完全復活祭のオープニングにもなった楽曲「JUMP」。
50代半ばの人が普通に生みだせる歌じゃない。生きる力に満ちている。何だこれ。素晴しいよ。素晴し過ぎるよ。
この曲を聴くと、僕もまだまだ「少年漫画」で頑張ろう、頑張りたい。やれるぜ!という気持ちにさせてくれます。

そして、今となってはチャボと作った「激しい雨」が切なく響いて仕方ない。
ジョンのイベント、「イマジン」のライブ映像が泣けて仕方ない。


17日に「Oh! RADIO」がリリースされますが、 この遺作のカップリング曲が
そのチャボやコーちゃん、三宅伸治さんとジャムったデモヴァージョンの「激しい雨」。
「夢助」に収録されたスティーヴ・クロッパーがまとめたテイクよりも荒々しく、ストーンズの様な雰囲気らしい。


まったくもう…。楽しみだ。ボス。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆



時代をになってきた方の訃報が続いて悲しいです。
いちプロレスファンとして三沢光晴選手の事故は本当に辛い。心よりご冥福をお祈り致します。


at 08:29|PermalinkComments(8)clip!日々 

June 04, 2009

でました

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第七巻、本日発売です。

今巻はニッチのルーツ、氷河の里ブルー・ノーツ・ブルースでの物語がメイン。
なので表紙もこんな感じになりました。ジャーン!(藤子A先生調)
このレイアウト、主人公はどうしよう、どこに入れようと思って…小さなスキマに収まりました。
ニッチとの表情の対比とか(笑)いつも通りのこの感じ、気に入っています。

今回のポスターは以前ジャンプスクエアのセカンド(増刊号)で描いた
BEE時代のゴーシュ・スエード。
残念ながら両面カラーは価格的に難しいということで、裏はなしに・・・と、思いきや。
気が向いたらこっそりみて下さい。
カバー後ろの折り返しにはザジとヴァシュカを描きました。気に入ってもらえると良いけど。

まだ手に入れていない方も多いと思うので、内容についてはまた機会をみて…。
といって忘れそうだよね(笑)。
今回も細々直したり手を入れたりしています。

よかったら皆さん、今回も感想など気軽に書き込んで聞かせて下さい。
公式ページ掲示板への書き込みもお待ちしています。

次巻は再びラグとノワールが直接対峙。第八巻はテレビアニメの始まる頃に発売予定です。

アニメと言えば、今月のジャンプスクエアに配役情報が掲載されました。
好評だったアニメツアーやドラマCDと同じキャストに決定です。バッチリですね。
ザジ役の声優さんが追加発表されています 。
単行本派の方のためにネタバレはしませんが、本編はアレがああだったりアレはああなってこうなってホントにもう…(しなさすぎて意味不明)。
一応の決着?まだまだ…これから新たな問題が持ち上がってきそうです。

あ、『青の祓魔師』に「メールバチ」が…。加藤先生ありがとうー。

池田先生と古屋先生にも目次でコメント頂きました。ごっつぁんです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


そして今月の18日には、集英社コミック文庫から過去作品2作が同時にリリースされることになりました。

「 CKBC-I’ll special edition package 」のみの掲載だった「寒薔薇の国」と単行本未収録の「ふたつの忍花」が収録された浅田弘幸作品集1『蓮華』・・・と、
「爆傑ドバット」収録の『BADだねヨシオくん!』の第一集です。

7月に発売予定の浅田弘幸作品集2はカバーも描き下ろす予定。十数年ぶりに描くキャラ…似てなくてすいません(描く前から)。
『蓮華』と同じ日に出る増刊ジャンプSQセカンドvol.003には、テガミバチのトリビュート漫画が掲載されます。

そんなこんな、詳細は随時また書いていくので覗いてみて下さい。宜しくです。


ともかく…第七巻、楽しんでもらえますように。



June 03, 2009

色々


いつもにもまして仕事が延々と、…Keep On佳境状態で危険な戦いが続いていました。
関係者の皆さんにはまたまたご迷惑掛けてしまって申し訳ないばかり。
頑張り過ぎも度を越すと迷惑となってしまう。分かってはいるんですが、漫画に関してだけはいつまでたっても割り切る事が苦手です。倒れるまで必死こかないと納得出来ない。
いい歳なんだから、そろそろ緩急つけて生きる術を身につけないと駄目ですよね。
無茶すれば良い仕事が出来る!…とは限らないので。

日常は完全に超ド級テキトー人間なのに、変なスイッチ入るのは何なんでしょう。
漫画以外に細かい事できないのに…。細かい事だいっきらいだー。

そんな中、SQ担当さんに風邪うつされたりうつされたりうつされたり(3回言う)していました。
普段は絶対に風邪などひかないように日頃から細心の注意を心がけているんですが、僅か仕事が空いて気が抜けたときに、よくやられてしまいます。「病は気から」ですね、本当。休日だけ寝込んでる…。だいっきらいだー。

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こちらは、そろそろ発売になるニッチのフィギュア、Mekke!での特典のブックカバー画像。
ソデにはニッチのスリスリ絵をプリント。綺麗な仕上がりになりました。
誌上通販限定版の方のサイン入り「手拭い」は到着してからのお楽しみ…、ていうか、フィギュアの仕上がり含めてまだ確認してないので、僕も楽しみにしてます。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


先月の原画展で打ち上げ、最後に素敵なご挨拶を頂戴した(ありがとうございます)、上條淳士先生の新刊が発売されています。
ビッグコミックススペシャル『DOG LAW』上條淳士/武論尊
上條先生のイメージそのままに70年代テイスト、バリバリに仕上げてスクリーンでも見てみたい作品です。D・O・G隊長、カッコイイー。単車もヤバすぎます。

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こちらはコンビニなどで売られる集英社HOME REMIX、過去の名作再販シリーズ。
『雷撃深度一九・五』 柴山薫 / 原作・池上司
同名小説を原作にした、故・柴山薫さんの、重厚な漫画です。お色気なし!だ。
当時、柴山さんも「原作面白いんだよ。でも描くの大変」って笑ってました。
彼の作品が、また沢山の方に触れる機会が出来て、僕も嬉しいです。
同原作が「真夏のオリオン」というタイトルで6月13日に東宝系で公開される予定です。

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そして・・・明日4日はジャンプスクエア7月号、
『テガミバチ』第七巻の発売日となります。漫画文庫なども・・・詳しくは次回でまた。