I'll ‐アイル‐
January 17, 2014
January 19, 2012
December 16, 2011
November 18, 2011
文庫版「I'll ‐アイル‐ 」第7巻
集英社コミック文庫版「I'll ‐アイル‐ 」第7巻。本日発売です。
求める表現が今とはまた違っていたからなんだけど、
アイルの物語中盤からの絵は、テガミバチより丁寧で細かいです。
今は、すっかり老眼でカッチリ正確に描くのはムリ〜…って放棄してる(笑)のもあるかもしれませんが。
でも振り返ると「I'll ‐アイル‐ 」はもっと荒く派手に描いたらよかったと思うシーンも多々。
体育館の「パース」取るだけで、ほんとに大変だった葉山崎戦。
必要か必要でないかは別として(大半ムダ?)、
アナログでコートと人の関係を、ここまで正確に描こうとしてるスポーツ漫画はあんまりないと思うんです。
3点パースが大好き。ていうか、基本3点じゃないと嫌でした。
でした、っていうかこれは今でもまあまあそうなんだけど…(すまんアシ君たち)。
特にこの頃は、臨場感を殺してまで、正確さにこだわる描き方をしていました。
読者の皆さんには関係ない話ですいません。
そんな、どうでもいい細かいことは気にせず読んで下さい。
でもパースの話は、時間がある時にちゃんとしたいなあ。
あとこの頃、他社の知り合いの編集さんにすら
「敵側まで丁寧に描き過ぎですよ」って言われたりしたこの試合。
いやあ…、描きたかったんです(笑)。
おかげで思ってた以上に葉山崎、人気が出ました。高岩だけでなく、成瀬とか。美濃輪とか。
テガミバチで知ってもらえた方にも、「I'll ‐アイル‐ 」、読んでもらえたら嬉しいです。
October 19, 2011
September 16, 2011
「I'll ‐アイル‐ 」第5巻
集英社コミック文庫版「I'll ‐アイル‐ 」第5巻。本日発売です。
表紙は以前「I'll BOX 」という商品を作った時の宣伝ポスター用に描いたもの。
立花が身につけているバンダナやキーホルダー、缶バッチとかステッカーなどがそのアイテムです。
この巻では佐伯=ユウ・アングラード、美濃輪 鉄郎、井上 高が初登場。
茜もしもボックスに、キャプテン山崎の家庭環境が明らかになったり…(笑)、
舞台は剣崎から国府津に戻って平塚、箱根、湘南平。特別編で大磯。どんだけ神奈川県。
この漫画の季節も9月へと入ります。
しかし、夜が更けてもまだまだ暑い日が続きますね。
超低血圧の僕としては、暑いのは嬉しい限りなんですが。
ガクッと寒くなる頃が怖いなー。
August 18, 2011
July 28, 2011
夜、国府津の海で
長かった仕事が一段落。
深夜に、ふと思い立って国府津の海に車を走らせた。
海岸横に柵が出来たり、
「I'll〜アイル〜 」で描いていた頃の景色とは少しだけ変わってしまったけれど、
海は変わらず、懐かしい「いつかの海」でした。
横浜に居たあの頃、毎月のようにこの町を訪れ、そしていつか此処で暮らしたいと思ってた。
叶わなかったけれど、暮らした以上にたくさんの思い出が残っています。
湘南平の入り口の辺りから小田原辺りまでの一車線になる国道1号線の背の低い町並みは、
変わらず僕の心を穏やかにしてくれました。
どんな人にも、それぞれ思い描く、懐かしい風景が幾つかあると思う。
僕にはこの国道1号線の景色がそのひとつ。たくさんのものをもらいました。
大磯、二宮、国府津、小田原……
「I'll〜アイル〜 」という漫画は、この地が舞台でなければ、ああはならなかった………と、思う。
「国府津屋」として描かせてもらい、
当時はファンの方々も沢山訪れたという海岸すぐ側の「国府津館」さん。
僕も久しぶりに伺いたくなりました。
http://www.kozukan.com/index.html