ススムが進む

ついに『後期高齢者』と言われる歳になってしまいました。 ま・・・一応元気で迎えられたことでヨシとしなくてわ。。。 このブログを始めた時に、こんな日がくるとは想像もしていませんでした。   「あせらず・あわてず・あきらめず」の「三ず主義」』をモットーに、これからも政治・社会・その他モロモロ気ままに書いていきしょう。認知症予防のためにも・・・です(笑)

2004年11月

存在意義・・・について多くのコメントをありがとうございます。

興味深く読みました。 『同志会』・・・これも今その存在意義が厳しく問われていますね。なんと言っても同志会の存在意義は「共産党などの危険勢力から民主的な労働組合を守り、働きやすい職場環境を作っていくため」なんですからね〜。エ・・・・冗談だろうなんて思ってはいけません。ちゃんと会の規約にそのようなことが明記されていますよ。
昔は共産党の影響力は今と違ってかなり職場で強かったんです。最近はさえないことが多いけど・・・・。
しかし影響力が強い=職場が混乱するという会社側の言い分もかなり無理がありますね。むしろ集会を開いても今よりずっと活発に意見が飛び交っていたし、いい意味で職場全体に緊張感もあったような気がします。
私らが会社に入った少し前から会社も本腰を入れてその対策に乗り出しました。教習所で3っ月間徹底して思想教育をやられました。なんていったって技術教育よりもっと時間をさいていたくらいそれは徹底していましたよ。
現場に配属になったらすぐ「同志会」の前身である「有志会」に全員入れられて「指導員」なる先輩に職場だけでなく日常生活まで全て把握され面倒をみてもらったのですね〜(マァ・・・悪い虫がつかないように監視されていたと言ったほうが正確でしょうね)
そして何もよく分からないまま有志会にどっぷり浸かって行くという仕組みです。 基本的には今も変わりないよね。
でも・・・・一番違ってきたことは昔は曲がりなりにも同志会に入っていればそれだけで成績査定は平均以上!!というメリットがあったんですよ。
でも今はそんなことは無いし・・・今度の賃金表の改悪によって『会に入っていようが入っていまいが全く関係なく全員が悪くなる』事が明らかですね。

かくなる上の同志会の存在意義は『今の労働組合を支えてる組織』なんですから遠慮なく幹部にハッパをかけて『全ての人にマイナスになるようなことは絶対認めさせない・・・』これしか無いでしょうね。

部外者として老婆心ながら・・多くの方々の心が会から離れているのがよく分かりますよ。 どうしましょう今が正念場です!?




帰りの電車の中で読んでいた週刊誌に面白いことが書いてあったよ。
「何でも良いから四文字熟語を言ってごらん・・・・」と言うんだって。

あなたも考えてみよう!! 何が浮かんだかな?
「そう急に言われたってすぐ思い浮かばないよ・・・。」と言うのが本音かも知れないね。私は『臨機応変』なんていう言葉を思い浮かべた。

そのときに思い浮かべた言葉はその人の人生観や今までの生き様を表しているんだってさ・・・・。
一般的には『弱肉強食』とか『馬耳東風』とか『四面楚歌』とか『自信過剰』とか『唯我独尊』なんていうのは潜在的にその人の今までの境遇や人生観を表しているかも知れないよね。

私自身・・・『臨機応変』と言えば聞こえはいいが実際はその場しのぎの適当な対応で今までなんとかやってきたような気がするからな〜。
とっさに考えた言葉で『危機一髪』とか『前途多難』なんて思い浮かべたらちょっとヤバイ気がするね。
『前途洋洋』ならいいんだけど・・・・。

「存在意義」ってなんだろう?「そこにあることにどのような価値があるか」とか「それがそこにあることによってどのような利点があるか」だよ。
「もし・・それがなかったらどうなってしまうだろう・・・なんていうことも存在意義を考えるモノサシだなどなどだよね。」
それ・・・っていうのはその状況に応じてこの世の中に存在するものなんでもいいわけだ。
話はかなり飛ぶけどね・・・・。労働組合の存在意義・・・ってなんだろう。それは簡単だよ。「組合員の利益を守り、さらに拡大することだろ・・・。」「いや・・・今の世の中それだけじゃないよ。会社が不正をしたり間違ったことをしていたらそれを明らかにして正していくことも存在意義だろ・・・」「それを全くしないで一緒になって不正隠しをやっていた三菱自動車や雪印は会社もそこで働く人も沈没してしまうんだよね」

マァそれはそれとして・・・・労働組合の最低限の存在価値は会社側によって組合員の利益が損なわれることが明白なときくらいは断固として反対してくれなきゃ高い組合費払っている意義がないよ・・・。

「そうだよな・・・労働組合の存在意義は組合幹部とミニ幹部たちが出世していくための踏み台だ・・・。」なんてなったらどうするよ??

「こんにちの労働組合の存在意義は・・・会社と一体となってジンワリと組合員の利益を奪い取っていくため」なんてなったらど最悪だもんね・・・・。ブラックユーモァにもなりゃしないぞ〜〜ウン??でも現実は・・・・笑ってはいられないかな!!

08f73664.bmp昨日から信州高峰温泉に泊まり今朝は高度2000メートルの山をトレッキング・・・。午後から上田市へ向かった。今回の旅で是非ここに立寄って来たい。と、いう妻の強い要望があったからだ。
信州上田市から別所温泉に向かう途中の塩田平と言われる田園地帯の小高い丘の上にその建物は厳かに建っていた。中世のヨーロッパの建物を思わせるような威厳があり建物に近づいていくと、もの悲しげなそれでいて圧倒的な存在感を感じさせる独特な雰囲気を漂わせていた。
ここはあの太平洋戦争で画家を目指しながら志半ばにして戦地に散っていった画学生(当時の美術大生や卒業生)たちの遺作300点以上を集めた美術館なのである。戦争と言う極限のなかでも絵筆をとって書き続けた画学生たち。みな20代から30代前半の青年ばかりである。
理不尽な現実に対する彼らたちの無念さ、怒り・・・。それでも描き続けることによって己の情熱を最後の最後まで燃やし続けた証がここには掲げられている。そして遺品の中にある一片の戦地からの「死亡通知書」。こんな簡単に人間一人の命が紙に変えられてしまうのだろうか?呆然としつつも徐々に怒りがこみ上げて来る。

一つ一つの作品が私たちに問いかけているものはなんだろうか?
一つ一つの作品にこめられた彼らの無言の叫びはなんだろうか・・・!
無言館の中ににいた20数名のここにいる人達はみな言葉を発することなく作品と遺品を食い入るように見つめていた。

重い気持ちで外に出ると残照が塩田平を赤々と照らしていた。初冬の無言館。今の世界と日本にひそかに警鐘をならしているようだった。

アメリカ軍と暫定イラク政府軍とのファルージャ総攻撃が始まっている。
「テロ組織を壊滅する!!」のが目的だとのこと。アメリカの発表によれば民間人には被害が全く出ていない・・・・。だって。
よくもこんなデタラメを言えるものだ。 路頭には死体がゴロゴロ放置されており民間人もテロ集団との区別もなにもなく動いているものには銃弾の雨が降りそそぐ・・・・という状況ではないか。
アメリカのマスコミでさえ丸腰のまま横たわっている住民を「まだ動いてる・・・」と言って撃ち殺しているアメリカ兵の事を報道している。
まさしく現代版ジェノサイト(皆殺し)なのである。
例によってコイズミは真っ先に「作戦は正当であり支持する」とブッシュのポチぶりを発揮した。ここにいる子供たちは食べるものもなく飢えで苦しみ爆撃の音に異常反応を示して脅えきっているいると言う・・・。
今まで黙っていたイラクの市民の中にも日一日と反米感情が高まっているとの報道もある。しかしこれらの多くはイギリスやフランスなどのヨーロッパ諸国からの報道だ。 相変わらず日本のマスコミには小さく片隅にしか載っていない。戦争と人殺しにあまりにも鈍感になっている私たち・・・。

新しいブッシュ体制は今までよりもっと恐ろしいよ・・・・・。

また世界のどこかでファルージャの悲劇が起きるような気がしてならない。

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