こういう光景は、もう珍しくないですね。40年~50年前(古!)なんて、こんな光景ありえません。
そもそも、サッカーなんて超マイナーなスポーツで、男の子はみんな野球をしてました。そんなこともあり、今ではリフティング自体もあたりまえのように皆出来てしまいます。
しかし、そんなリフティングもどうしても出来ないというか、不得手の子供もいるようです。出来ないより出来たほうがいいリフティングですが、幼少期から回数が伸びないと、どうしても優劣が比例する傾向もあります。

私としては、指導上どうしても気になることがあります。それは、低学年からリフティングの指導をしっかりしてほしいということです。「教える」ということではありません。ご存知のように、教えて上手になるものではありません。ただ、指導者が正しい意識付けと、繰り返しの指導を徹底してほしいということです。
わかりやすい例が、少年団とクラブを比較するとはっきりします。たいがいの少年団の指導者は、リフィティングのお手本となるレベルではありません。また、練習への取り組み方などが何も無策です。
だから、出来る子と出来ない子の差が激しくなります。おまけに、出来る子はたまたま出来ているだけで、その回数もかなり力任せです。(片足だけで必死)
逆に、クラブの指導者はレベルが高いです。お手本にもなります。また、取り組み方が上手いです。結果、みんな同じような蹴り方で同じように回数が増えていきます。

もともと不得手な子供が出来るようになることも然ることながら、一番嫌なのが、自然と出来てしまう早熟系?などが、好きにさせて回数だけこなさせて、指導者共々満足しているのが嫌です。もっともっと上に伸びるはずの子供を潰しています。

いずれにせよ、親も指導者も根気がいる作業です。そして何より、やるのは子供です。嫌なことを継続して出来るような子供はいないと思います。如何に取り組ませるか、そして継続出来るのか、そのことを考えてほしいと思います。