2006年05月

2006年05月24日

石川一雄さんの無罪を!−狭山差別裁判を糾弾する−

 43年前の5月23日、埼玉県狭山市で起こった女子高生誘拐殺人事件で、被差別部落民であったために石川一雄さんがデッチ上げ逮捕された。狭山事件は、国家権力による部落差別事件である。石川さんは5月23日、東京高裁に3度目の再審請求を行った。

 石川さんは無実だ。石川さんが部落民だというただ一点で、国家権力は彼を「殺人犯」にしあてあげた。検察が「証拠」としている被害者宅への脅迫状の筆跡は石川さんのものではなく、部落差別のため学校教育を十分に受けることができなかった石川さんの当時の国語能力では脅迫状は書けないものだ。
 また、警察の3度目の家宅捜索で石川さん宅のかもいの上から見つかったといわれる万年筆(警察はその万年筆で脅迫状を書いたと主張している)は、明らかに証拠として不自然であり、警察が意図的にでっち上げたものであることは明らかだ。かもいの上は成人男性の平均的身長であれば、容易に見える場所だ。元警察官の証言でも、かもいの上から「発見」された万年筆には疑問の声が出されている。そもそも、警察の家宅捜索というものは生易しいものではない。2度も家宅捜索をしていて、かもいの上の万年筆を見逃すはずがない。こうした点を取っただけでも、石川さんの無実は明白だ。
 しかも、警察は「窃盗」という別件で石川さんを逮捕し、「自分がやったと認めれば、刑は軽くなる」などという薄汚い甘言や、一方では拷問のような取調べで石川さんに「自白」を強要した。犯人を取り逃がした警察は、その失態を部落民である石川さんに責任を押し付けることで逃れようとしたのである。まったく許せないことだ。

 無実の石川さんは差別裁判によって(現在は仮釈放中ではあるが)殺人犯という立場を強制されている。石川さんは「最後の戦いという気持ちで戦う」と語っている。3度目の再審棄却は許されない。

 日本の労働者階級にとって、部落差別との闘いは階級的重要課題である。差別との闘いは、戦争に突き進む日帝との闘いである。無実の石川さんと連帯し、狭山再審請求勝利を勝ち取ろう。日帝の部落差別犯罪を徹底糾弾し、部落解放同盟本部派や日共系部落運動の屈服を乗り越えて、部落解放同盟全国連合会の闘う部落民と連帯しよう。


2006年05月23日

危機の帝国主義打倒を

 多忙のため、ブログの更新が滞っていた。その間にも、日本階級闘争は超重大局面を迎えている。

 小泉政権は改憲攻撃の一環として、国民投票法案攻撃、「共謀罪」新設攻撃、教育基本法改悪攻撃、米軍再編攻撃と、戦後史を画する攻撃に出てきている。また、朝鮮領・独島の略奪攻撃と、朝鮮侵略戦争への衝動を強めている。
 とりわけ重大なのは、教基法改悪と「共謀罪」新設攻撃だ。
 共謀罪は二人以上の相談などが犯罪の共謀の要件とされ、労働運動や市民運動、戦争反対の運動を叩き潰すものだ。現在、国鉄・教労・全逓・自治労の四大産別において階級的労働運動か戦争翼賛労働運動かの攻防が闘われている。郵政民営化攻撃をはじめ、小泉政権は改憲と帝国主義的侵略戦争のために四大産別の労働運動解体攻撃に突き進んでいる。日本労働者階級は、日帝の新たな侵略戦争に動員されるのか、それともきっぱりと拒否するのかが問われている。
 そして、教育基本法の改悪は戦前の軍国主義教育を生徒や教育労働者に強制するものだ。絶対粉砕しなければならない。

 帝国主義の危機は、最終的には戦争へと行き着くわけだが、すでに労働者階級への生活破壊としてその矛盾を噴出している。日帝にとっては改憲と侵略戦争によってしか、延命をすることができない。しかし、帝国主義はレーニンの指摘するとおり「社会主義の前夜」である。帝国主義国家権力を打倒し、プロレタリアートが権力を握ったとき、階級社会は廃絶され、真に人間らしく生きられる社会を建設することができるのだ。小泉政権の攻撃の激しさは、裏返して言えば、帝国主義の危機である。勝機は労働者階級にこそあるのだ。

 学生戦線における全国300万人ゼネストを実現しよう!法政大学弾圧と法大生への退学攻撃を粉砕しよう。四大産別決戦に勝利し、小泉政権打倒へと突き進もう!日本帝国主義を打倒しよう。