一大学職員の備忘録

一大学職員が大学関連のニュースを備忘録として書いたり,日々の出来事を徒然に書いてみようかと思います。

カテゴリ: 読書感想

今回の読書はコレ。




本書によると、実務担当者からマネージャー(組織運営担当)への移行は難しくなっている。
それは以下5つの環境変化によるものだとのこと。

①突然化 : ある日、いきなりマネージャーになる。
②二重化 : プレーヤーであり、マネージャーでもある。
③多様化 : 飲み会コミュニケーションが通用しない?
④煩雑化 : 予防線にまつわる仕事が増える
⑤ 若年化 : 経験の浅いマネージャーの増加
組織運営のノウハウもないまま、いきなりマネージャーになっても戸惑うばかり。課長補佐など一定の移行期間を設けることは大事だ。


また業務量が増えるとマネージャーも組織運営だけでなく実務も兼任しなくてはいけない。結果的には実務がうまくいっても運営が滞りやすくなる。


「上司との飲み会は仕事ですか?」と思う人が増えている。昔は通用した「飲みに行こうぜ!!」ではうまくコミュニケーションがとりにくく、職場も非正規や外国人など多種多様で、飲み会に頼らないコミュニケーションが求められている。飲み会という簡単な人間関係ツールは、今やなかなか通用しない。個人的に上司から誘われれば「ぜひ!!」と喜んでいくところだが、一般的には上司との飲みはそこまで嫌なのだろうか。いずれにしても職場外ではなく職場内でのコミュニケーションをどうとるのかが、より重視されていることは理解すべき。


そして年功序列が崩れつつある現在、若手でも実務業績が良ければマネージャーになるケースが増えている。しかし経験が浅いため、苦戦しやすいそうだ。まだ私の大学ではそういった話は聞かないが、人事評価制度が多くの大学で見直されており、本学でもいずれはそうした若手職員が出てくるかもしれない。
マネージャーになると感情がポジティブとネガティブの間を行ったり来たりするそうだ。しかしこれは筆者によれば当然。その感情を監視し、焦らず、あきらめず、少しずつ前進すべきとのこと。

まだ読んでいる途中だが、実務から組織運営への移行の隔たりは、私自身も不安に感じているところ。まだ移行は先のことだろうが、上記①~⑤は、事前に把握しているだけでも役にたつと思う。 
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たまには映画も見るParuです。
いつも本や大学ばっかりなので、今日は映画についてです。
Huluで「ミザリー」を見ました。

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ミザリー(特別編) [DVD]
キャシー・ベイツ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2008-11-28



人気小説家が雪道を走行中に事故にあった。それを助けたのは彼の熱狂的なファン、アニー。
彼女は「ミザリー」という彼の作品に心底ほれ込んでいた。しかしミザリーが最新作で亡くなることに彼女が激昂。次第に彼に対し暴力を振るうようになる。
小説家は建物から逃げようとするが・・・
 

大げさな血しぶきや暴力描写は少なく、かつお化け屋敷のような突然バッと脅かすことも、あまり無い。だけども「怖い」と思わざるをえない。
一つには、ずっと恐怖の対象であるアニーが一方的に優位に立っているのがあるだろう。小説家は事故により足が動かせない。だからアニーが彼を殴ろうが縛ろうが、なすがままなのだ。この状況からどう逃げ出せるのか。その絶望感が恐怖となって襲い掛かる。

冒頭から最後まで分かりやすいストーリーだ。しかしその裏側には色々と恐怖の仕掛けがなされている。本作においては、「何が怖いのか」を考えながら見ると、より一層楽しめるだろう。
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仕事が終わり外へ出てみると、いつの間にやら夕暮れ時が早くなっていて、もう一年も後半戦だなぁとしみじみします。授業も始まり、窓口も学生が頻繁に訪れるようになりました。

おかげさまで(?)仕事も増えてきて、なかなか読書の時間もとれませんでしたが、相変わらずのササッと読みで今日の一冊。

プロ弁護士の思考術 (PHP新書)
矢部 正秋
PHP研究所
2007-01-16



 弁護士と聞くと、いかにも論理的に話し、言論の場においては検事と並んで最強だというイメージがあります。口喧嘩では到底かなわない。
本書はそんな弁護士の中でも「プロ弁護士」と謳うわけですから、そんなプロが日頃どんな考えで仕事をこなしているのか、言論に強くなりたい人にとってはとても気になるものです。


本書ではまず、交渉の場においては相手を調べることが大事だと述べています。主観的な事実ではなく、客観的な事実を選別する。勝手な自分の思い込みだけではダメだということです。


また俯瞰的な視点、つまり「少し遠くを見る」ことで、視野が広がり、新たなアイディア、価値観が生まれます。これは私も強く感じることで、自分ではない、鳥のように上空から見下ろすイメージで物事を考えると、気分が落ち着き、頭が冴えることがあります。


この他にも筆者の経験交えた、多くの思考術が記されています。「こうしたらいいよ!」という具体的な方法というよりは、「こう考えるといいよ!」といった、あくまで゛考え方゛になるので、すぐに効力を発揮するものではないかもしれません。むしろ生きていく上での軸となるのかなと思いました。
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本を一冊理解するのに疲れ、読書ってそもそもどうやればいいの~?と迷って本書を購入しました。
自分は1字1句理解しようとしてましたが、本書では「2割読んで残り8割は読まなくてもいい」と断言してます。それが目から鱗でした。
本書を読んで特に印象に残ったのは2点。

 
①トピックセンテンス法
衝動買いで雑誌や本を買ってしまい、積ん読が増えてきてる私。それらを早々に読んでしまうためにはトピックセンテンス法がおすすめとのこと。つまり大見出しや各章最初の1文だけを読んでいき、引っかかりを何も感じなければそこで読むのを終了してもいいそうです。引っかかりを感じれば本書に掲載されている速読法を用いて読破してしまえばいいとのこと。
これは是非ともやってみたい・・・!!



②専門家になるための読書法
仕事上、新たなキーワードや情報について詳しくなる必要が結構あります。大学職員である私は入試やGPA、運営費交付金などなど。そうしたキーワードに詳しくなるためには、まず10冊関連本を準備します。そのうち1冊は網羅的な本や入門書など、基本的な本とし、それだけはしっかりと読み込み、知識の軸を形成させます。そのうえで、残り9冊は例の速読法でパパッと読んでしまうと。



本書は王様からの教えという形で、ストーリー仕立てとなっており、楽しく読むことができますよ。
具体的な速読術は本書をぜひぜひ読んでみてください!! 
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至る所で「オススメ!」と言われているコヴィーの「7つの習慣」。これを分かりやすく漫画にし、事例を交えて解説している。




印象に残ったのは以下三3点。



①小さな思いやりや礼儀を大切に
部局間のやり取りなどで交渉することは多々ある。一方が得をし、もう一方が損をするWin-lose関係は、長期的に考えれば最善の手ではないだろう。双方が得をするWin-win関係を気づければ、今後も良好な関係が築けるはずだ。
そのためには人間関係が一つの重要な要素となる。信頼しあっている中で互いの妥協点が見つかるというものだ。そして人間関係で大切なのは、どれだけ信頼されているかという「信頼口座の残高を増やす」ことである。そのために小さな思いやりや礼儀を大切にすることが必要。



②相手の目線で考える
仕事上のトラブルには何かと人間関係が関係している。お互いに理解しあっていれば防げた事例も多い気がする。①でも述べた人間関係の向上のために、信頼口座の他にも相手の話を聞くことが大事だと、筆者は述べている。
相手の目線で話を聞き、どう世界を見ているのかを考えること。相手の言葉を繰り返すこともテクニックとしてあるだろう。



③肉体や知性を磨く
筋トレやウォーキングで身体をメンテナンスしつつ、読書で知性を磨く。それによって自身を鍛え、価値を高められる。



7つの習慣の原則にあるのは「インサイド・アウト」という考え方。自分の内面(内側)が変われば結果は変えられるというものである。周囲(外側)が変わらないと結果は変わらないというアウトサイド・インとは対照的な考えだ。


決して抽象的過ぎず、仰々しい内容でもない。自己研鑽の第一歩としてオススメ。
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