2018年09月06日

口蓋部の床の厚さについて

義歯において、最も異物感(嘔吐反射)の発現しやすいのは口蓋部になります。

口蓋部分は各人の顎堤の形態を尊重して、凹凸に沿って均一な厚みを付与することによって装着感がかなり良くなります。

あくまでも推測でのお話になりますが、就寝時などで義歯を外した状態での口蓋部の特長的形態を舌などが記憶しており、その特徴的形態を義歯床口蓋部にも反映させることで直感的な装着感が良くなっているように感じます。

ですので、この重要なステップこそ歯科技工士さんに丸投げするのではなく、歯科医師自らが時間と熱意をかけて製作することが望ましいと考えます。

※イメージ画像は歯科診療ブログに載せてあります。ご参考にして下さい。



内田歯科医院 入れ歯研究所 内田将士

uchida_dental at 16:57|PermalinkComments(0)

2018年08月17日

初めての入れ歯で失敗しないために、、、

初めての入れ歯を作る場合、いきなり自費の入れ歯を作ることは得策とは言えません。なぜなら、まだお口の中の環境が入れ歯に慣れていない状態下では、入れ歯装着後に様々なトラブルが予想されるからです。

具体的には、頬粘膜(頬の内側)や舌の咬傷、義歯床沈下による咬合不良、発音障害、顔貌の回復具合など、これらを一発で解決させることはほぼ無理に等しいと言えます。

実際のところ、初めての入れ歯でせっかく自費の入れ歯を作ったにもかかわらず不具合が頻発して、私の医院に来院されるケースは少なくはありません。とても残念なことです。

最初の入れ歯は治療用義歯(保険義歯)をお勧め致します。それを一定期間装着し、機能訓練をすると共に患者さん各人の特性(咬合力、噛み癖、骨、粘膜の状態、顔貌の変化など)のデータを採取し、その上で自費の入れ歯(装着感の良い金属床など)をお作りしますと、患者さん各人の特性が反映された完成度の高い入れ歯に仕上げることが出来ます。

初めての入れ歯で自費の入れ歯をお考えの方がおられましたら、是非とも参考にして下さい。


内田歯科医院 入れ歯研究所 内田将士



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2018年08月10日

顎堤吸収異常のタイプについて

gakuteikiyushiyuijiyou


術者の経験的観点から、主な顎堤吸収異常のタイプを分かりやすく断面図にしてみました。
これらのタイプに入るケースは、難症例の確立が高いと言えます。

いずれのケースもシリコーンを応用した義歯が適応症になり、治療が可能です。
ご参考の手助けになさって下さい。


内田歯科医院 入れ歯研究所 内田将士


uchida_dental at 16:54|PermalinkComments(0)