経済学部出身の山中です、こんにちは。合成の誤謬という経済学用語がありまして、これを一言で説明するとミクロ的に各個人が正しい行動をとったとき、マクロ的に間違ってしまうというもの。我々経済学出身の人間は一番簡単な例としてこれを社会保障で教えられます。
 景気が悪くなってきて、高齢化になってきた…将来が不安だからということで家庭では今あるお金を貯金し、将来に備えます。各家庭がお金を使わなくなった結果、企業は投資を減らし、人員を減らしということで生産活動を抑え、給料を減らします。政府は社会保障費を確保するために財政出動を抑え、税金を上げ…結果経済全体ではお金がまわらなくなり、さらに景気が悪くなって社会保障費が上がり…やがて経済全体が破綻に向かいます。この場合、各家庭、各企業ともに正しい行動をとっているんですが、全体として間違ってしまう。こうならないために、経済政策をいかにするか…というのがまあ我々が習ってきた学問です。
 本来、生産活動を抑えた時、物が無いわけなので物価ってのは上がるわけで、その結果企業は儲かるはず。しかし、現代は他の国から物が入ってきたり、値上げが叩かれたりでインフレというのは簡単には起こりません。だから合成の誤謬は発生しやすい。これに挑んだのが、税率を上げながら、緩やかにインフレを目指していくというアベノミクスです…とこれを長々と書くと本題に入れないのですが、現状、マスクの需要と供給とか現代社会の合成の誤謬の極みですよね。マスク売ってる会社がすごく儲かるようにマスクの値段を上げるだけで需要は落ち、供給が増えると思うんですが、それをやると炎上するんですよねえ。だから需要は増えてるのに生産してもうま味がないから投資されない。医療についてもそう。本来頑張っている人間が儲かるのが当たり前なのに、今は頑張れば損をする…。
 いよいよ新型コロナウイルスが蔓延し、他人ごとではなくなっていますが、結果として我々が出来ることは生活そのものの縮小と、外出を抑える…ということしかありません。しかし、結果として経済活動が縮小し、人々の生活が苦しくなるとコロナウイルス対策に使うお金も減ってしまいます。とりあえず、体調管理はやりすぎぐらいやるとして、そのうえで旅行なり外食なり今まで以上に楽しむってことを今月はしていった方がイイかな、と思っております。俺一人やったところで変わらんし、みんながやったら病気が蔓延するんだけどね…。

2月25日 晩飯 酢豚 サラダ 味噌汁
いろいろストレスが溜まっていますが、それでふさぎ込んでも何にもならないのでマスクしてマスクの裏で本音しゃべってGO!です。自分の味方は自分が一番最初にならないとね。晩御飯酢豚。酢豚は私の味方です。

2月26日 晩飯 マグロの刺身 サラダ 味噌汁
いろいろストレスが溜まってますが、それでふさぎ込んだところで何にもならないので、カラ元気でもってGO! うまくいくことのほうが少ないんだし、ダメならダメで、期待値を下げて、出来ることをやるしかないわね、ということで。マグロの刺身はあまり好きではないキハダですが、ワサビと大葉で出来ることをする。

2月27日 昼飯 カツ丼
    晩飯 焼肉
マスクして競馬に行こうと思ったら競馬場がやっていなかったの巻。まあ、現状最も危険なの高齢者なのに、高齢者気を付けてねえからなあ…。仕方なく昼飯にカツ丼食って帰り、晩飯は焼肉。ええ、自粛なんかしません。