これから寒さを増すなかで心配されるのは
お風呂場での死亡事故です。原因となっているのが、暖かい部屋と寒いお風呂場
との急激な温度差。『ヒートショック』は温度差により身体に及ぼす影響をいいます。
温度の急な変化で血圧が上下し、心臓にも負担を与えています。

昔はエアコンがなかったので、夏の暑さをどう乗り切るかが主に考えられ、冬の寒さは
耐えればいいという考えで住宅が造られていました。エアコンが普及した今でも
「家が寒いのは冬だから仕方ない」「寒くても着込めば大丈夫」で済ませている
お家が多いのではないでしょうか。

先月高田公園オーレンプラザで開催された住宅セミナーの講師の近畿大学建築学部長
岩前篤氏の講演会で以下のようなお話をされていました。
その時の資料を引用させていただいています。

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共生派の考えも多いかもしれませんが、家の中は寒過ぎず暑過ぎ
ない環境で生活することが身体への負担を減らすことにつながります。
教授も「低温は万病の元」と言われていました。
住宅の性能を高めることにより、家の中の温度差がおさえられます。


例えば、イギリスには、室温が健康に影響を与えるという報告書があります。
(「HHSRS」(英国健康省))これによると、健康的な推奨室温は21℃。16℃以下に
なると呼吸器障害や心疾患などの発生の危険があるとされています。

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日本はまだ意識が低いようですが、室温管理で健康なすまいを。

参考文献 
・医師と考える健康な家づくり([監修]自治医科医学 内科学講座 循環器内科学部門 苅尾七臣
[発行]一般社団法人 健康・省エネ住宅を推進する国民会議)
・2017/11/26 住宅セミナー データから見る健康な暮らしと健康なすまい 
 講師 近畿大学建築学部長 岩前 篤 氏
(資料より引用)