わが子がピアノ上手になるヒント集

わが子にはぜひ上手になってほしいピアノ。目白に住むピアノ教師が 指導歴23年の経験から若いお母さんお父さんにアドバイスします。 現在習われている方は、普段ゆっくりお話しすることもなかなかできませんので、ぜひお読みください。

ピアノ教室のホームページを開設しました。ぜひ、ご覧ください。 http://www.inoue-piano.com/index.html

ピアノは何歳から?

いつからわが子にピアノを習わせようか?

と迷われているお母さんはたくさんいらっしゃいます。

近ごろでは3歳どころか、2歳,1歳からのピアノという宣伝も見かけますが、どうなんでしょう?

大手の音楽教室がリトミックという形で、ピアノに入る前の準備段階として
展開しているものがほとんどです。

どうも少子化をにらんだ経営戦略としか思えない内容です。

ただ、ピアノにどう役立つか?を考えなければ、リトミックはリトミックで素晴らしい経験だと思います。

実際、孫のリトミック教室に付き添い、そう思いました。


では、リトミックをやっておかないとピアノが遅れる?

まったく、そんなことはありません。

リトミックとピアノは別物と考えた方が良いでしょう。



23年ピアノを教えていますと、これ以上早く教えてもなぁ…
という歳が大体わかってきました。

お子さんの発達や性格にもよりますが、

いちばん早くて3歳半

5歳であればまぁ無理がなく、

7歳や8歳で学校に上がってからでも、上手になる子はなります。

やみくもに早ければいいというものではありません。


なぜなら、それぞれの年齢で理解できることや、運動能力はあるていど決ま

っていますから、それ以上のものを与えても意味がないからです。


例えば3歳半から始めて2年かかって終了した教則本も、5歳からだと半年で

あっというまにクリアできたりするものです。


お子さんの発達状況と、関心、性格などをよく判断してから、お稽古をスタートさせてください。



低学年のうちに練習する習慣をつけよう

ピアノは週に1回習いに行っただけで、上手にはなりません。

水泳の場合は、プールに行かないと練習できませんよね。うちにプールがあって練習できる人なんていないですものね。

だから、週に1回通い、そこで練習となります。
だいたいスポーツ系の習い事は、広い場所がいるし、チームプレーが多かったりで、そうなります。

ところが、

ピアノは自宅で練習したものを、週に1回、先生に見ていただく。これが基本です。
レッスンは練習する場ではありません。

とはいえ、近頃の子供を取り巻く環境は、ますます忙しくなっているようで、
十分練習してくる子はほんのわずかで残念ですが・・・

本来なら、前回のレッスンで注意されたことを直し、あたらしい宿題はやってくるのがレッスンです。

うちでの練習が抜け落ちると、なかなか進まなくなるばかりか、ピアノを弾くことじたいに嫌気が差してくるものです。

せっかく高いお月謝を払って習っているのですから、自宅練習を充実させたいものです。

たった10分でも15分でもいいんです。
毎日学校へ行く前に歯磨きをするように、一日のどこかにピアノの練習時間を組み込んでください。できれば同じ時間に。

少しだけれどなるべく毎日。インターバルを置きすぎると記憶も筋肉も戻ってしまいますので。
やったことが無駄になります。

要は、習慣付けをするということです。

人間は習慣の動物で、自分の意志とは関係なく、
身体にセットされたものには、素直にしたがいます。習慣付けされたものは、勝手に身体が運んでくれるので、実は、らくなんですよ。

これは、こども自身にはできないことですので、
親御さんに頑張ってもらいたいです。
お勉強が忙しくなってくる4年生になる前に
ぜひ、実行してください。

最初の2年が勝負です。


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