四日市市立T中学校2年生の生徒約70名を対象に、出前講座を開催いたしました。

内容は以下の通りです。

【日時】11月11日 5限目と6限目
【主催】四日市市立T中学校

 前半は生徒の皆さんのグループ発表、後半は聴覚障害の当事者である藤本講師が登壇しました。グループ発表では各グループが多様なテーマについての発表を行い、藤本講師の講義では聴覚障害者として知っておいてほしいことについて話しました。
生徒の皆さんから非常にたくさんの質問をいたただき、講座に真剣に向き合う姿に圧倒されました。

5限目
生徒の皆さん16グループに分かれ、それぞれ興味あるテーマ(①障害に関わること、②多文化共生、③多様な性ついて)に分かれてのグループ発表をしました。イスラエルやユダヤ教、同性婚や法律の問題など、大人でもわかっていないような時事問題に触れ、とてもレベルの高い発表でした。

6限目
藤本講師によるUDについての講義を行いました。UD全般のことだけでなく、聴覚障害当事者としての思いなどたくさんのことを伝えました。その後の質疑応答ではかなり時間がオーバーしてしまうほど沢山の質問を頂きました。
特に、「障害の種類は何種類くらいあるのですか?」という質問に対しては、ユニバーサルデザインの根本の話、障害はどこにあるのか?と言った社会モデルの話しなど、熱く語っておりました。

まとめに代えて
障害の種類がいくつあるのかについては、私たちもとても考えさせられました。全くの新しい視点であり、生徒の皆さんから学ぶことも多いです。実際、個人レベルでみたら障害だったとしても、社会全体で見るとそれは単に個人の持つ特性に過ぎないとも言えます。今後もより有意義な講座を展開できるよう、私たちも学び続けなければならないと改めて感じました。

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