これは塩浜地区市民センターと四日市大学との企画でしたが、「買い物弱者対策を考える会」や「本町通りボランティアストリート」の活動実績をお認めくださって、私たちUDほっとねっとにご依頼を頂いたものでした。
まずは大きなバスが塩浜地区市民センターの駐車場に到着し、「買い物支援バスツアー」参加者としてお一人住まいのご高齢の方5名と、買い物支援ボランティア6名の方が乗り込みました。(館長、副館長、ほっとねっとメンバー2名も乗りました)
その後、磯津公会所前バス停、塩浜駅東口バス停、馳出町バス停に立ち寄りながら続々と参加者(72歳~91歳)とボランティアが乗り込み、この大きなバスがほぼいっぱいになり、新しくできた大型ショッピングセンターに到着しました。
買い物参加者の皆さんは、乗り込んだバス停ごとに色の違うバンダナを身に着け、ボランティアの皆さんには、背中に「買い物お助け隊」と書かれたベストを身に着けて頂きました。(UDほっとねっと所有)
行きのバスの中では、日ごろお店などで不便だと感じる事をお話していただきました。
・何か聞きたくても、店員さんがいない
・価格が書かれたシールの文字が小さい等々
お店の中では、お買い物をされる方自身で不便だと感じたことや、買い物をされる方が不便そうにしていたところをボランティアさんにメモしてもらうようお願いしました。
帰る時には、たくさんの気づきが書かれたメモを頂きました。
・お店の位置や自分の位置がもっとわかりやすいと良い
・自分がどこにいるかわからなくなる
・広くてくたびれる
・横文字表記が多すぎる
・もっと休憩用のいすが欲しい
・トイレやエレベーターの場所がわかりづらい
・品物の位置がわからないが、店員がいない
・店員かどうかがわかりづらい
・割引値段がわかりづらい
・時間帯によってコーヒーを買うだけなのにとても不便
・会計機械の金額表示の位置が高すぎる
・機械での支払いは難しい、人による対応もしてほしい
・空気が乾燥していた
・エレベーター内のベンチが良かった
・普段よりもずっと楽しそうにしておられた
・物品探しに気を取られ貴重品から目をそらしてしまう
などなど
最後はみんなで集合写真を撮って、全員無事に帰ってきました。
2月からはこの地域から病院へ行く路線バスが、この大型ショッピングセンターを経由することになるそうです。ぜひそれを活用して、みなさんで日時を合わせて買い物ツアーに出掛けるのも楽しいのではないかと思います。
誰かが喜ぶ顔を見るのは、ボランティアにとっての喜びです。
とても素敵な企画を立てて下さった館長に、心から感謝申し上げます。