ベトナムあれこれ

ベトナム・ホーチミンに住んでます。思ったことや書評など書きます。

【書評】過剰な二人 見城徹, 林真理子

この本が1番面白いところは最初の見城氏と林氏の対談です。 16年間も絶縁していた二人の対談なのだから。 ただ、残念ながら1番面白いこの二人のやり取りは20ページもない。 後は、林氏と見城氏がそれぞれ互いをどう思うか交互に書いている。 いくつか面白かった所を書き抜く。


見城 確かにそう言った。1番目に「小説を書こう。君は直木賞を獲れるからがんばろう」と言った。2番目に「うちでエッセイの連載をしよう。必ずベストセラーになる」と言った。3番目に「俺に惚れないでくれよ」と言った。

林 言った。チューチュー、ジュースを吸いながら(笑)。「私、面食いなんで、そういうことはないと思いますよ」と言いました(笑)。

見城 俺は「女はみんなそう言うけど、結局俺に惚れちゃうんだよね」と言った(笑)


林 出版界ではすでに有名人だった見城さんを、私は知りませんでした。向こうが名刺を差し出しても、私がわからずにいると、「なんだ、僕を知らないのか」と、いきなり怒られました。見城さんは、 「僕、いい体してるだろ。今もスポーツクラブに行ってきたんだ。おっぱいも動くんだぜ」  こう言うと、ぴったりしたTシャツに浮き出た乳首を、ピクピクと動かしてみせました

【書評】棋士の一分 将棋界が変わるには (角川新書) 橋本 崇載

橋本崇載ことハッシーが現在の将棋界の問題提起の本を出した。 ハッシーはものまね芸だけでなく、力強い将棋で自分はかなり前からファンだ。 ただ、思考に関してはTwitterぐらいでしか呼んだことがなくこんなに深い考えを持っているとは知らなかった。 橋本氏は、棋士という職業自体がこれから憧れの職業から食えない職業、蔑みの対象となると危惧する。 7大タイトルで新聞社などがスポンサーになっているがそれもいつまで続くかわからない。 新聞では、将棋のスペースはかなり小さく扱われており、興味がある人でないと気づかないとのこと。 安易にコンピューターとの対局でトップ棋士が負け、棋士自体に憧れる人もいなくなりファンも減る。 引退しているとはいえ、自分からコンピューター対局を売り込んで画お金を貰って負けた米長邦雄会長は棋士としての魅力がなくなるのをネジを巻いたと筆者は言う。 羽生さんはもしコンピューター対局をすることになれば、「人間と戦う全ての棋戦を欠場して、一年かけて対策をします。」とのことだ。 プロ棋士とコンピューターの対局が増えたのは、第二回電脳戦で負けた三浦棋士からだそうだ。 三浦氏が負けてから、棋士の負けてはいけないというプレッシャーがなくなり、高い対局料を目当てに棋士とコンピューターの対局が増えた。 理事選に落ちた時の心境なども書かれている。 橋本氏は業界全体が落ちていく中でもそれを食い止めようとするが、目先の利益の誘惑に勝てる棋士がおらず全体の利益が減っていく流れだ。 この本を読むと、橋本氏は100%将棋というよりは片足を出してリスクヘッジをしているようにも思える。将棋バーを始めとして別の経済基盤も考えているような気がする。 将棋バーの経営では、意味もなくグラスを割警察を介入させると、精神的苦痛を受けたと弁護士を介入して100万円の損害賠償を求められたりなど苦労が絶えない。こんな所でエネルギー消耗したら将棋で本領発揮などできるのかなぁとも思った。

【書評】ザ・ラストエンペラー (幻冬舎plus+)




以下引用
ーーーーーーーーーーーーーー
見城:僕の40年の経験からすると、ブツが良くなければ、どれほど宣伝やプロモーションをかけても売れない。ただ、「この箇所だけは素晴らしい」というような、どこか極端に良いところがあれば、プロモーション次第で売ることができる

そこには自信がありますが、箸にも棒にもかからない内容の場合はどんなにプロモーションをしても売れないですよ。結局、プロモーションというのはどの本が売れるかを見極めるということです

見城:売れないものを選び取ったらプロモーションをしても売れない

ーーーーーーーーーーーーーー

見城さん程の人でも売れないものは売れないと。
営業努力で売れるのはいいものだけとのことですね。
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ