うづまクリニックブログ

栃木県栃木市で内科・外科・小児科の病気全般の治療を行っている「うづまクリニック」のブログです。

2010年12月

大晦日です。

今年はどんな1年でしたか?
年末年始にご家族で集まる機会も多いことと思います。病気をされた方は、この機会に改めて生活習慣を見直してみましょう。ご家族の健康状態を話し合ってみましょう。気になることがある方は、年末年始の病院混雑の時期をうまく避けて、かかりつけ医を受診してみましょう。
今後は、ノロウイルスの流行が継続し、インフルエンザ(季節性だけでなく、新型も)の流行が始まり、花粉症の大流行が予想されています。日頃から体力の維持増進に心がけて、早めに対応しましょう。困った場合は、これまで通りご相談に乗りますので、気軽に受診して下さい。

今年も皆さんのご協力により、うづまクリニック・うづま荘ともに、着実に業績を残すことができました。ありがとうございました。
在宅の方4人を含めて、トータル21名の方の最期を看取らせて頂きました。今年もひとりひとりの患者さん、家族の皆様から、多くのことを学び取ることができました。来年はこの経験を加えて、さらにパワーアップしていきたいと思います。

新春の診察初日は1月4日(火曜日)からです。

百日ぜきワクチン、再接種の効果

医療従事者としても、患者さんへの感染機会を減らすために、自主的に百日ぜきのワクチンの追加接種を受ける必要があるかもしれません。

本日から来年の1月3日まで、うづまクリニックは休み中です。
ご了承下さい。


百日ぜきワクチン、11〜12歳で打つと免疫力回復効果

 乳幼児期に打つ百日ぜきのワクチンを11〜12歳で追加接種すれば、成長に伴い低下した免疫力を回復させられることが、日本ワクチン学会などの臨床試験でわかった。百日ぜきは最近、感染報告の半数を成人が占め、大学や高校での集団感染も問題になっている。同学会は厚生労働省に対し11〜12歳での追加接種を求めていくという。

 百日ぜき菌に乳児が感染して重症化すると脳症などで死亡することもある。現行のワクチンは副反応が少ないが効果が持続する期間は短い。このため世界的に成人の感染が増えている。

 日本では百日ぜきとジフテリア、破傷風の3種混合ワクチンを原則として0〜2歳で4回打つ。日本ワクチン学会は日本外来小児科学会の協力を得て、乳幼児期にワクチンでつけた免疫力が落ち始める11〜12歳の子約550人を対象にワクチンを追加接種して効果や副反応を調べた。

 百日ぜきへの免疫力は主に百日ぜき菌の「PT」「FHA」という二つの成分(抗原)に反応する免疫力(抗体量)で判定する。PTでは十分な抗体がある子は接種前は5割だったが接種後は9割以上になった。FHAでも接種前の8割前後から10割近くに増えた。

 欧米では最近、乳幼児期の5回の接種に加えて11〜12歳ごろに6回目の接種を追加、成人の感染が減りつつある。ワクチン学会の臨床試験をとりまとめた中山哲夫北里大北里生命科学研究所長は「10代や成人から免疫が十分にない乳児に感染するのが一番怖い。家庭内で親や兄姉から感染した乳児の死亡も報告されている。11〜12歳への追加接種を始め、成人への追加接種も検討すべきだ」と訴える。(大岩ゆり) 乳幼児期に打つ百日ぜきのワクチンを11〜12歳で追加接種すれば、成長に伴い低下した免疫力を回復させられることが、日本ワクチン学会などの臨床試験でわかった。百日ぜきは最近、感染報告の半数を成人が占め、大学や高校での集団感染も問題になっている。同学会は厚生労働省に対し11〜12歳での追加接種を求めていくという。

 百日ぜき菌に乳児が感染して重症化すると脳症などで死亡することもある。現行のワクチンは副反応が少ないが効果が持続する期間は短い。このため世界的に成人の感染が増えている。

 日本では百日ぜきとジフテリア、破傷風の3種混合ワクチンを原則として0〜2歳で4回打つ。日本ワクチン学会は日本外来小児科学会の協力を得て、乳幼児期にワクチンでつけた免疫力が落ち始める11〜12歳の子約550人を対象にワクチンを追加接種して効果や副反応を調べた。

 百日ぜきへの免疫力は主に百日ぜき菌の「PT」「FHA」という二つの成分(抗原)に反応する免疫力(抗体量)で判定する。PTでは十分な抗体がある子は接種前は5割だったが接種後は9割以上になった。FHAでも接種前の8割前後から10割近くに増えた。

 欧米では最近、乳幼児期の5回の接種に加えて11〜12歳ごろに6回目の接種を追加、成人の感染が減りつつある。ワクチン学会の臨床試験をとりまとめた中山哲夫北里大北里生命科学研究所長は「10代や成人から免疫が十分にない乳児に感染するのが一番怖い。家庭内で親や兄姉から感染した乳児の死亡も報告されている。11〜12歳への追加接種を始め、成人への追加接種も検討すべきだ」と訴える。(大岩ゆり)

入院のための病院選び

かかりつけ医選び同様、入院が必要な時の病院選びには注意が必要です。しかも、いざ入院時には考えている時間がない場合が多く、やっかいです。
医師の判断で入院が必要な場合(軽症の場合や、自分・家族の都合で入院させて欲しい、等の過剰な要望は慎みましょう)に、ほぼ例外なく受け入れてくれる病院が良いでしょう。ベッドが満床で。。。とか、対応できる医師がいない。。。など、いつも(紹介)診察すらお断りという病院があります。一方で、「入院できないかもしれませんが、かかりつけ患者さん(または私どもの病院と懇意にしている先生の紹介)なので一度診させて頂きます」という病院もあることも、また事実です。この様な頼りになる病院とは、今後も積極的に連携していきたい、させて頂きたいと思います。
いざ入院が必要な時に情報がない、分からない(だろう)という方が多いと思います。そんな場合に備えて、日頃から積極的にかかりつけ医と接触を持つように心がけて、相談に乗ってもらいましょう。

ウイルス性肝炎に匹敵?非アルコール性脂肪肝炎

初めて聞いたという方も多いと思います。心配な方は是非とも一度かかりつけ医を受診してみて下さい。


ウイルス性肝炎に匹敵?非アルコール性脂肪肝炎

ダイヤモンド・オンライン 12月20日(月)5時30分配信

 
こんな症状が出たら要注意!
 この秋の健診で肝機能に黄色信号が出たBさん、46歳。別に大量飲酒をするわけでも、ウイルス性肝炎でもない。半信半疑で紹介先を受診したところ、NASHの疑いと診断された──。

 NASHとは非アルコール性脂肪肝炎のこと。脂肪肝の重症例と考えればよい。ひと昔前までは、脂肪肝は良性疾患と片づけられていた。しかし最近はNASHから、肝硬変や肝がんに進展する危険性が明らかになり、肝硬変の3割を占める「原因不明例」の多くにNASHが関係していると考えられている。

 肝臓は「沈黙の臓器」として知られ、再生能力が高く、多少の損傷は物ともしないで働き続ける。そのため自覚症状が出たときは、すでに病状が悪化していることが多い。肝機能検査値を手がかりにして普段から自衛が大切だ。

 肝機能は主に、ALT(GPT)とAST(GOT)の2項目で判定される。これらは血液中に流れ出た肝細胞内の酵素の濃度を意味し、肝細胞の破壊が強いほど上昇する。NASHの前段階、つまり脂肪肝では、まず、ALTが上昇する。ASTは正常でも、ALTが基準ギリギリから異常値だったら要注意。また、メタボ健診で引っかかった人はほとんどが脂肪肝になっている。

 検査値の警告を無視し、同じ生活習慣を続けると、次はALT、AST共に異常域に入る。もしASTのほうが大きくなったら赤信号点滅。NASHの疑いが強まる。この段階では肝臓のあちこちで、炎症を修復しようと繊維形成が始まっている。肝臓の繊維が増えるとさすがの肝細胞の再生力も弱まり、あとは肝硬変へまっしぐらだ。

 アルコール性肝炎の原因は「飲み過ぎ」。たいていは本人に自覚があり、対策も断酒と明解だ。一方、NASHでは「肥満」が悪いとわかっていても、対策が「生活習慣全般の見直し」と漠然としているので結局放置されてしまう。しかし、肝硬変末期の治療は肝臓移植だ。地道に進行を抑えるしかない。

 NASH予防の原則は、脂肪肝からNASHへの進展を食い止めること。肥満や脂肪肝と診断されたら食生活を改善し、運動で体重を落とすことが重要だ。最近では十分な睡眠も大切とされている。病院では、脂肪肝に対して、肝臓保護の目的でビタミンEや大豆の成分でもあるリン脂質、糖尿病や脂質異常症の治療薬などが処方されるが、基本は生活習慣の改善だ。

 ウオツカ大国のロシアの諺に、「若い頃は酒で肝臓を痛めつけ、老いては肝臓に痛めつけられる」というのがある。「酒」を「不健康な生活習慣」に置き換えるとNASHが見えてくる。

<赤ワイン>認知力向上

人間が飲む量に換算するとどの程度なのか(体重換算だと、一日500 ml程度か?)、認知機能が落ちている人または落ちかかっている人ではどうなのか、知りたいことが山ほどあります。

<赤ワイン>認知力向上 マウスの脳神経細胞倍増−−名古屋市大

毎日新聞2010年12月19日(日)13:00

 赤ワインが、記憶に関わる脳の神経細胞の数を倍増させ、認知能力を高めることが、岡嶋研二・名古屋市立大大学院教授(展開医科学)のチームの動物実験で分かった。白ワインでは効果がなかった。近く米国の栄養生化学雑誌に発表する。

 これまでに赤ワインを1日400ミリリットル(グラス3杯程度)を飲む人は、飲まない人に比べ、認知症の症状が表れにくいことが、フランス・ボルドー大などの疫学調査で分かっていた。チームは、赤ワインに含まれ、心疾患減少に効果のある「レスベラトロール」という成分に注目。マウスにレスベラトロール含有量の多い赤ワイン0・2ミリリットルを毎日、3週間にわたり飲ませた。

 その結果、脳の中で記憶をつかさどる「海馬」と呼ばれる部分の神経細胞が、飲まないマウスに比べ2倍に増えていた。迷路でゴールにたどりつく時間も訓練開始から5日目に、飲まないマウスに比べてほぼ半分になった。白ワインを飲んだマウスは、飲まないマウスと同じ結果だった。効果がどこまで継続するかはこれからの課題だが、持続して摂取する必要があるという。

 レスベラトロール濃度が高いのは、フルボディーや色の濃いタイプの赤ワインという。

 岡嶋教授は「赤ワインの健康効果は欧州の人々の間で言われてきたが、やはり科学的な裏付けがあった。しかし、アルコールの過剰な摂取は肝臓への悪影響もあり、飲み過ぎないでほしい」と話す。【田中泰義】

ごあいさつ

高齢化が進み、病気とうまく付き合いながら生活してゆくことが、より大切になってきました。また、若いうちから健康を保つ事の重要性が増してきました。

当クリニックは、内科・外科の病気全般とその周辺の病気をもった患者さんを対象とする「よろず治療院」です。特に、かかりつけ医を持ちたい、診察もお薬も一箇所で扱って欲しい、すぐに、またはゆっくり診て欲しい、家族全員を診て欲しい、等のご希望の方々には、ご満足頂けるのではないかと思っております。クリニックを知って頂くため、まずは是非とも足を運んでみて下さい。お待ちしております。

初診時には、保険証、薬や療養の手帳・育児手帳などを持参の上、御来院下さい。予約は要りませんが、予防接種を希望される方やすぐの診察を希望される方は、あらかじめ電話で空いている時間を確認されてから受診されることをお勧めします。
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