gooニュース記事より
「時間がない」はうそ 朝食前のひと仕事で一日を有効活用
われわれは仕事について考える際、「やらなければならないこと」を考えがちである。一日のうちの大半の時間を消費する一連の会議があり、会議の合間の時間は会議の日程調整のためのメールのやりとりで終わってしまう。
「考える」時間や「創造する」時間がほしいと願う者も多いだろう。しかし、びっしりと予定が詰まったスケジュールを抱え、そんな時間を持てるだろうか。
それが可能なのだ。今より早く起きればいいだけのことだ。
成功をおさめた者は、一般的に朝は物事を片づけるのに良い時間帯であることを知っている。緊急事態はまだ起こりそうにないし、よほどマゾヒスティックな会社でない限り朝の6時に電話会議は予定しない。
意志力を科学的に調査した研究によると、自主性というのはよく眠れた朝に最も強くなるという。このため一日のうちのどの時間帯よりも、集中力とやる気が必要な課題をこなすのに向いているのだ。
早起きすれば、大きな成果とともに一日をスタートさせることができる。運動といったプライベートなことはそうだが、仕事でも同じことが言えるのだ。
デビー・モイシチン氏は1年余り前にブランドマン大学でヘルスケア分野の学部を作る新しい仕事を始めた。しかし、仕事が頻繁に中断されることにすぐに気づいた。自らの意図がその一因だった。協同的な文化を作りたかったため、チームの風通しをよくしていたからだ。この観点からすると、「中断」は一日のうちで最も重要な部分だった。問題はほかにもやるべきことがあるのに、性質上まとまりのあるスケジュールをもてない状況ではどうすることもできなかった。
このジレンマの解決策は、私生活の思いがけない部分に潜んでいた。10代の娘が水球をするために午前7時前にプールに行くことになった。そこで娘を送った後、家には戻らずそのまま職場へ行き、その日の優先事項を片づけるようにしたのだ。早めに仕事を片づけることで、同僚たちが後で訪ねてきてもリラックスして対応できるようになった。同氏は「かつて一日かけて行っていた以上のことを朝食前に片付けられる」と述べた。すぐに「いや、そこまではいかないかもしれないが」と続けたが、「やるべき仕事のリストに長い間居座っていたものを、リストから除外している」と言う。
シカゴ大学の歴史学博士研究員、シャーロット・ウォーカー=サイード氏は午前6時から9時の間に、西アフリカの宗教的な政治の歴史に関する執筆作業を行う。同氏は刊行物の記事を読み、大学講義の準備をする前に数ページを執筆する。「電子メールを見始めると、丸一日がメールのやりとりで終わってしまう」と同氏は言う。学術活動に費やす早朝の時間帯が同氏の長期計画を追い続けるカギだと言う。同氏は「毎日、仕事がある」とした一方、「朝は自分には長く続くキャリアがあると思う」と話す。
日々の仕事に疲弊(ひへい)していると、もっと仕事をするために早く起きることなど、できない相談だと思えるかもしれない。だからこそ、本当に楽しめる職業上のプロジェクトを見つけることが重要だ。人は苦痛を伴うことを長い期間うまくこなすことはできない。早起きを習慣にする唯一の方法は、それがしたいかどうかだ。心から愛せることを選びたい。
仕事でやりたいことは何か。ブログを始めることかもしれないし、自分のグラフィックデザインで顧客が一度も望まなかったタイプのアートをやってみることかもしれない。本を執筆することかもしれないし、新しいキャリアを始めるための準備でさえあるかもしれない。やる気になっただろうか。
朝食前の時間帯は、われわれ全員に与えられている。もし、それを使うことを選ぶのであれば。成功者たちはまさにそうしている。
