gooニュース記事より
高額薬の値下げ、最大で年4回実施へ 厚労相方針
(朝日新聞) 00:03
塩崎恭久厚生労働相は25日、販売額が急増した高額薬の値下げを最大で年4回実施する方針を明らかにした。薬価改定は現在、2年に1度行っているが、値下げする機会を増やす。高額ながん治療薬「オプジーボ」の緊急的な値下げを決めたことに伴う対応策とする。塩崎氏がこの日の経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で表明した。値下げは、新薬を医療保険で使えるようにする機会ごとに検討する。もともとの薬価の決め方についても透明性を向上させるほか、薬の「費用対効果」を価格に反映させる仕組みの導入も加速させる。安倍首相は「薬価制度の抜本改革に向けて、年内に基本方針をとりまとめるように」と関係閣僚に指示した。
患者1人で年間約3500万円かかるオプジーボは米国や英国の2〜5倍高いことが問題視され、来年2月に緊急的に半額に値下げされる。(生田大介、中村靖三郎)