うづまクリニックブログ

栃木県栃木市で内科・外科・小児科の病気全般の治療を行っている「うづまクリニック」のブログです。

2019年01月

インフルエンザ 患者約213万人

薬のために起こる訳ではないようです。

gooニュース記事より

インフルエンザ 患者約213万人 全都道府県で警報レベルに

全国でインフルエンザの流行が広がっていて、今月20日までの1週間の推計の患者数は約213万人に達するとともに、47すべての都道府県で警報レベルを超えました。厚生労働省は、今後、さらに患者が増えるおそれがあるとして、手洗いやマスクの着用など予防を徹底するよう呼びかけています。

厚生労働省によりますと、今月20日までの1週間の全国約5000の医療機関の平均の患者数は、前の週より15人余り増えて53.91人となり、統計を取り始めた平成11年以降、最も多かった去年2月の54.33人に次いで2番目に多くなりました。

ここから推計した全国の患者数も前の週より50万人ほど増え、約213万人となりました。

都道府県別の1医療機関当たりの患者数は、多い順に、愛知県が81.86人、埼玉県が70.03人、静岡県が69.42人、茨城県が68.05人、福岡県が67.18人などとなっていて、今シーズン初めて47すべての都道府県で警報レベルを超えました。

検出されているウイルスは、10年前に「新型インフルエンザ」として世界的に流行したH1N1型と呼ばれるタイプが全体の6割を占めているということです。

厚生労働省は、今後もさらに患者が増えるおそれがあるとして、手洗いやマスクの着用などで予防を徹底することや、発熱など体調の異変を感じたら極力外出せずに休養したり、医療機関を受診したりするよう呼びかけています。
【治療薬服用後に転落などで死亡 9年間で9人】厚生労働省によりますと、昨シーズン、インフルエンザの患者による異常行動は95件確認されています。

年齢は10歳前後の子どもが中心で、多くのケースが発熱から2日以内に起きています。

異常行動の内容は、突然走り出すのが最も多くなっていますが、興奮して窓を開けて飛び降りようとしたり歩き回ったりすることもあるということです。

多くのケースでタミフルやイナビルなどのインフルエンザの治療薬を服用していましたが、2割近くのケースでは薬を服用していなかったということで、異常行動と薬の服用との因果関係はわかっていません。

また、治療薬を服用したあと、マンションから転落するなどして死亡した人は、昨シーズンまでの9年間で合わせて9人に上っています。

厚生労働省は、発熱から2日間は患者をなるべく1人にさせず、窓の鍵を確実にかけることや戸建ての住宅の場合はできるだけ1階の部屋で療養させるよう呼びかけています。
【ネット上に異常行動に関する投稿相次ぐ】ツイッターには「子どもがインフルエンザにかかり異常行動が出たことがある」などという親からの投稿が相次いでいます。

「1日様子がおかしかった。絶叫して起きる、うわ事を繰り返すなどしていた」、「怖いぐらい何度も奇声をあげる、走り回る」、「服を着たままお風呂の残り湯へ入ろうとした」など、過去に直面したさまざまな異常行動が記されています。

また、こうした異常行動に直面した親の心情として「身体が大きくなると飛び降りるのでは」といった不安や「寝ている時は絶対目を離してはダメ」などと注意を呼びかけるメッセージも多く投稿されています。
【異常行動が出た子どもは…】福岡市に住む7歳の男の子はインフルエンザにかかり、今月7日の夜に39度5分の熱が出ました。

母親が寝室で寝かせていたところ、明け方になって突然、目を見開いた状態で「うおーっ」などと大声で叫び出しました。

母親が声をかけても全く聞こえていないようで、天井を見つめながら叫び続けていたといいます。

男の子は2段ベッドの上の段に寝ていたため、母親は目を離さないほうがいいと判断し、リビングに近い部屋に布団を敷いて寝かせると、今度は突然起き上がって部屋の中を走り出しました。

母親は「いきなり壁に向かって走り出し、あまりにも行動が異常で息子がどうにかなってしまったのかと思いとても怖かった。窓の外に飛び出してしまうのではないかと心配だった」と話していました。

その後、病院を受診してインフルエンザと診断され、薬を飲んで熱が下がると異常行動はなくなりました。

男の子は部屋の中を走り回ったことについて「覚えてない」と話しています。

母親は「インフルエンザは薬を飲んだあとに異常行動が起こりやすいというイメージがあったが、薬を飲んでいなくても高熱で起きることを身を持って実感した。インフルエンザにかかった人が転落死するニュースも聞くので、子どもが発症した時は絶対に目を離してはいけないと強く感じた」と話していました。
【高熱時の意識障害や異常行動「熱せん妄」とは】子どもを中心に相次ぐインフルエンザの異常行動。高熱が出た時に起きる意識障害や異常行動は「熱せん妄」とも呼ばれています。

東京 足立区にある小児科医院の和田紀之院長によりますと、熱せん妄はインフルエンザなど急に高熱が出る病気の時に起きうる症状で、幼児や小学生までに多くみられるものの、大人にも起こりうるといいます。

うわ事を言ったり、夢と現実の区別が付かずに歩き回ったりするなどの異常行動があり、中には、興奮状態となって窓から飛び降りてしまうケースもあるということです。

和田院長は「熱せん妄は発熱の1日目と2日目に起きることが圧倒的に多い」と話しています。

ただし、インフルエンザでは、治療薬を服用したあとでも異常行動を起こすことがあり、発症からおよそ5日間は特に注意が必要だと指摘しています。

和田院長は「子どもは夢と現実の区別がつかずパニック状態になるので、親には落ち着いて対応してもらいたい。症状は基本的に数分や数時間以内に治まることが多いが、それ以上長く続く場合は、脳炎や脳症の可能性もあるので、速やかに医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。

インフル薬、耐性ウイルス検出

数年後に使えない薬(使っても意味のない薬)になってしまう。日本の医師たちの賢明な判断に期待する。

gooニュース記事より

画期的なインフル薬、耐性ウイルス検出「処方に注意を」

画期的なインフル薬、耐性ウイルス検出「処方に注意を」

インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」

(朝日新聞)

 国立感染症研究所は、新しいインフルエンザの治療薬「ゾフルーザ」を使った患者から、治療薬に耐性をもつ変異ウイルスが検出されたと、24日発表した。

 塩野義製薬(大阪市)が開発、昨年発売したゾフルーザは、5日間連続でのみ続けたり、吸入が必要だったりする従来の薬と比べ、1回錠剤をのめば済むため、ネットなどで「画期的な治療薬」として話題になった。一方、臨床試験の段階から、従来のインフルエンザ治療薬より耐性ウイルスが生まれやすいと指摘されていた。専門家は「薬の特徴を踏まえた上で適切な処方を」と呼びかけている。

心不全は安静から「リハビリ」へ

心不全は亡くなる病気でもありますので、無理は禁物です。

gooニュース記事より

市原悦子さん急逝 心不全は安静から「リハビリ」の時代へ

市原悦子さん急逝 心不全は安静から「リハビリ」の時代へ

亡くなった市原悦子さん(C)日刊ゲンダイ

(日刊ゲンダイDIGITAL)

【病み患いのモトを断つ】(7)

 寒さのせいか、心不全による悲劇が相次いでいる。今月4日にSF作家の横田順彌さん(享年73)が亡くなった翌日は、旅行ジャーナリストの兼高かおるさん(享年90)が他界。12日には、女優の市原悦子さん(享年82)が帰らぬ人に。市原さんは、亡くなる5日前の番組収録をパスしたとはいえ、仕事の予定が入っていたことから生きる意欲にあふれていたことがうかがえる。

 心不全を起こす代表的な病気は、心筋梗塞だ。心臓を養う冠動脈にできた血栓で血流が断絶。心筋が壊死する病気だ。昨年7月21日には落語家の三遊亭金馬(89)が心筋梗塞による心不全で緊急入院している。危機的な状況を乗り越え、昨年10月に退院。先月26日に開かれた落語協会の納めの会に元気な姿を見せ、こう語っていた。

「おかげさまで正月の寄席で復帰します」

 心筋梗塞も心不全も怖い病気だが、社会復帰できる可能性はある。そのカギを握るのが、「1日3時間のリハビリを続けた」と金馬がふり返った心臓リハビリだ。

 東京都健康長寿医療センターの桑島巌顧問(循環器専門医)が言う。

「心不全の患者さんは、うまく退院されても3人に1人は1年以内に症状を悪化させて再入院するといわれていますが、心臓リハビリを行うと、再入院が減ることが分かっています。かつては『心不全の方は安静第一』といわれていましたが、心臓リハビリが絶対に必要なのです」

■歩行器や自転車こぎで毎日1時間

 心臓リハビリとは、運動療法を中心とした生活習慣を改善する総合的なプログラム。心臓リハビリを行うと、行わないグループに比べて死亡数が56%減少し、心筋梗塞を起こさなかった場合と同じ寿命を全うできたとする報告もある。心不全という大きなハンディが、心臓リハでチャラになったのだ。

 心臓リハは、入院中の「急性期」と退院後3カ月くらいまでの「回復期」、さらに生涯を通じた「維持期」の3つに分かれる。金馬が「最初はろれつも回らなかったので、発声練習から始めた」と説明したのは急性期の心臓リハ。運動療法が重要なのが「回復期」以降だ。

「まず運動負荷試験を行って、それぞれの人に適切な運動量を調べます。具体的にはエルゴメーター(自転車こぎ)やトレッドミル(自動歩行器)を使って、心電図や血圧、呼気中の酸素と二酸化炭素などを測定しながら心臓の負担にならず、かつ心臓の機能回復につながる運動量や負荷を探ることになる。ウオーキングもしんどいような方だと、スクワットやかかと上げなどの筋トレからスタートすることもある。そうやって、最大能力の40〜60%の強さの運動が適切なレベルです」

 医師や看護師、理学療法士、運動指導士などの指導を受け、そのレベルを探りながら、少しずつ負荷を上げる。金馬は「3時間」だったが、一般に1時間が目安。もちろん、心不全や心筋梗塞のベースにある高血圧や糖尿病などの生活習慣病の治療のほか、食生活の改善も並行して行うことになる。

「心臓は筋肉の塊で、そのポンプ機能によって酸素や栄養素が全身に供給されます。ですから、使われないと、筋肉が衰えるように、心臓のポンプ機能も衰えるのです。心臓リハビリは、通院による回復期だけでなく、維持期もコツコツと続けることが大切。そうすると心臓機能が改善したり、血管が広がりやすくなったりするだけでなく、筋肉も増えて生活が楽になるし、運動のリフレッシュ効果で精神状態も前向きになります」

「リハビリの体験話でもしようと思います」と芸の肥やしにする金馬のような前向きさがあれば、厄介な心不全も乗り切れるのだ。

歯ブラシの本当の替え時は?

寿命は短いのですね。

gooニュース記事より

歯ブラシの本当の替え時は? 熱湯で“延命”はNGなワケ

歯ブラシの本当の替え時は? 熱湯で“延命”はNGなワケ

適切なカエドキはいったい…(写真:getty images)

(AERA dot.)

 80歳まで20本の歯を残すべく、厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「8020(ハチマルニイマル)運動」をご存知の方も多いだろう。2016年に同省が公表した「歯科疾患実態調査」では、75歳から85歳までの間で20本以上の歯を保つ人の割合が51.2%と半数を超えた。また、1日2回以上歯みがきをする人の割合も年々増加。同調査ですべての年代における歯みがきの頻度は49.8%が2回、27.3%が3回以上と回答した。

 健康な歯を残すには、適切な歯みがきは必要不可欠。そう思いながら毎日みがいていると、いつの間にか歯ブラシもへたってくる。「1カ月に1本」が目安と聞いたことはあるけれど、「自宅用歯ブラシ」と「職場の置き歯ブラシ」、そして「携帯歯ブラシ」すべてを一律で考えてもいいものなのか。専門家に聞いてみた。



「フィラメントと呼ばれる歯ブラシのブラシ部分がヘッドからはみ出るくらい広がっていれば、交換したほうがいいです。目安は1、2カ月ですね」

 そう教えてくれたのは歯科器材を販売するクロスフィールドの歯科衛生士、小林亜子さん。歯ブラシ同様、歯間ブラシもフィラメントのばらけが交換のタイミングだと説明する。細かく言えば、毛先の擦れも注意したいが、見た目だけではどうにも分かりにくい。そこで、「ばらけ」や「しなり」がポイントだという。

 では、1日に歯みがきする回数はどうか? 予防歯科の“先進国”ともいわれるスウェーデンでは、「基本的に1日2回のブラッシングというルールがある」と小林さんは言う。意外にも1日に3回ではないらしい。

「そうなんです。ただ、フッ素含有量が高い歯磨剤を使うことや1日1回はフロスや歯間ブラシで歯間清掃をすることが大切です」

 そう思いながら前述した厚労省の調査を読み返すと、日本での歯間ブラシ使用率は男性30.6%、女性46.3%とまだまだ健康な歯への“伸びしろ”がありそうだ。

 実際のところ、歯ブラシの交換頻度はどのくらいが主流なのだろうか。オーラルケア用品などを販売するサンスターが2014年に実施したアンケートでは、63.7%が2カ月以上同じ歯ブラシを使用していると回答。半年以上、同じ歯ブラシを使っている人も8.7%いた。

 目安は1〜2カ月ということは頭ではわかっていても、「この程度なら、まだ使える」と歯ブラシ交換をためらう人もいるのではないだろうか。事実、3年ほど前、ばらけた歯ブラシの毛先を整える方法がテレビで紹介されたことがある。使い古した歯ブラシを熱湯につけてグルグル回し、その後冷水で冷ますというものだ。素材であるナイロンの性質を利用した方法とのことで、寿命が少し伸びるという。しかし、同社広報担当者は、この“延命策”を「推奨しない」と指摘する。

「歯ブラシには家庭用品品質表示法に基づき、耐熱温度が設定されています。それ以上の温度のお湯をかけることで毛や柄に影響が及ぶ可能性もあります。また、使用を重ねた歯ブラシは毛先が傷むので、毛先が開いていなくても歯垢除去力の低下が考えられます」

 熱湯での延命は見た目だけ、というわけか。ちなみに、同社が推奨する交換頻度は「1日3回使用して約1カ月、約90回の使用」だ。これは手持ち歯ブラシ、電動歯ブラシともに変わりないという。

 では、使用頻度が少ないであろう携帯歯ブラシや会社の置き歯ブラシはどのくらいのペースで交換するのが望ましいのだろう。昼食後1回のみの使用であれば、単純に考えて3カ月くらいは使えるのかも? そんな甘い考えはすぐに打ち砕かれた。

「外出時にキャップを付けるのは仕方ありませんが、半乾きの状態でキャップを付けて、(職場などの)引き出しに入れるのは半乾きの洋服が臭うのと同じで不衛生になりやすいです。保管状態が悪ければ、月1くらいでの交換がいいのではないかと思います。きちんと乾かしてからケースに収納するのであれば、『フィラメントが広がるまで=約3カ月』としてもいいと思いますよ」(前出の小林さん)

「きちんとする」ってけっこう難しい。この原稿を書く前に、引き出しにしまっていた歯ブラシをこっそり捨てたのだった。(AERA dot.編集部・福井しほ)

平成 “ケータイ”一気に拡大

もっと積極的に人と会話をしたいですね。

gooニュース記事より

平成 “ケータイ”一気に拡大、全世代に 「人間の機能低下」懸念

平成 “ケータイ”一気に拡大、全世代に 「人間の機能低下」懸念

スマートフォンは私たちの暮らしを大きく変えた=大阪府豊中市で、山田尚弘撮影(一部画像を加工しています)

(毎日新聞)

 平成時代を最も端的に象徴するモノは「ケータイ(携帯電話)」ではなかろうか。昭和の終わりに登場した携帯電話は、あれよあれよという間に社会の隅々に浸透した。その普及過程は、そのまま平成の30年余とぴったりと重なる。【高橋努】

 その初期、ケータイは電話という単なる意思疎通の道具に過ぎなかったが、1990年代末にメール送受信やインターネット接続を可能にすると、社会は大きく変化した。いまや「ケータイがないと生活できない」という人がいても大げさではあるまい。

 自動車やテレビ、冷蔵庫など、これまでにも社会や生活の在りようを変えてきた文明の利器はあった。しかし、ケータイが従来の利器と決定的に異なる点は、普及がほぼ全世代の個々人に及ぶことだ。自動車は大人が運転するモノであり、テレビはあくまでも各家庭に備えられることを前提としたモノであった。

 だが、ケータイは違う。出現当初こそ、時間を惜しむビジネスマンら一部の人々の持つ道具であったが、低価格化と多機能化で一気に拡散して1人1台社会を実現した。青少年どころか、いまでは未就学児までがケータイを手にしている。それが平成という時代だ。

   ◇  ◇

 「小学校4年生の教室でケータイを持つ子どもを見た時の驚きは忘れられません」。長く小学校の社会科教諭を務めた川口正昭・群馬県教職員組合書記長(58)は言う。県教組勤めから小学校に戻った平成23(2011)年のことだった。ケータイが児童の間でも急速に広がっていることは聞いていたが、実際に目にしてたじろいだ。

 家庭訪問で聞いて回るとこの時点ではまだ「片手で余るくらい」ではあったが、子どもがケータイを所持している現実が分かった。どの保護者も「仕事で家に誰もいないので連絡用に持たせている」とのことだった。翌年担当した2年生にもケータイを持つ児童はいた。子どもに持たせることの善悪を論議する声は教育界ですでに上がっていたが、川口さんは「保護者との連絡手段ならばとがめるものでもない」と思っていた。

 その後、ケータイを持つ児童はどんどん増えていく。「あれれ」と感じ始めたのは、子どもたちの持つケータイが「ガラケー」から「スマホ(スマートフォン)」に切り替わり始めた平成26(14)年ごろからだ。「友達や先生に、自分の気持ちをきちんと話せない子が出てきたんです」

 通話を主機能とするガラケーと違い、スマホはライン(無料通信アプリ「LINE」)などさまざまな機能を持つ。児童もラインで友達と情報交換し、意思疎通を図る。「確かに便利ですが、これが子どもたちのコミュニケーション能力を低下させていると思う」と川口さんは言う。

 人々はラインの応答に素早く反応する。子どもたちも同じだ。即時性、速報性がラインの利点だからだ。その応答に「考えてものをいう」という作業が抜けているのではないか。会話とは、言語だけで成り立つものではない。相手の表情や様子をも観察しながら、互いの意思を確かめ合うものだ。「こう言えば相手がどう思うか、どう感じるかと考えながら進めるのがコミュニケーション。ラインなどのやりとりにはそれが欠けている。発信にすぐに反応するため、相手に対する配慮に欠けるコメントを平気で送ったりする」

 スマホを通じた意思疎通が多くなり、実際に相対して話すことができない、もしくは相手に配慮できず、感情のままに話す子どもが増えているというのが川口さんの実感だ。「人間としての機能低下ですよね」

   ◇  ◇

 昨年2月に発表された内閣府の調査によると、全国の小学生のケータイ所有率は平成26(14)年度は46.1%で、そのうち約65%がガラケーだった。3年後の平成29(17)年度になると、所有率は55.5%に跳ね上がり、内訳もガラケーとスマホがほぼ半分ずつへと変わっている。調査は小学生全体の数字だが、高学年に限れば所有率はさらに上がり、スマホの割合も高いであろうことは間違いない。今後さらに数字は上昇していくであろう。

 かつては、伊勢崎市などのように、子どもにケータイを持たせまいとする動きもあった。「でも今ではもう無理でしょう」と川口さんは言う。持っていることを前提に、人としての機能が低下しないように努めるしかない。「難しいことじゃない。相手の気持ちを考えて尊重する。人としての基本を社会全体で考えることです」

 平成の次の時代、私たちはどんな「会話」をしていくのだろう。

ごあいさつ

高齢化が進み、病気とうまく付き合いながら生活してゆくことが、より大切になってきました。また、若いうちから健康を保つ事の重要性が増してきました。

当クリニックは、内科・外科の病気全般とその周辺の病気をもった患者さんを対象とする「よろず治療院」です。特に、かかりつけ医を持ちたい、診察もお薬も一箇所で扱って欲しい、すぐに、またはゆっくり診て欲しい、家族全員を診て欲しい、等のご希望の方々には、ご満足頂けるのではないかと思っております。クリニックを知って頂くため、まずは是非とも足を運んでみて下さい。お待ちしております。

初診時には、保険証、薬や療養の手帳・育児手帳などを持参の上、御来院下さい。予約は要りませんが、予防接種を希望される方やすぐの診察を希望される方は、あらかじめ電話で空いている時間を確認されてから受診されることをお勧めします。
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