うづまクリニックブログ

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カビや金属もリスクに!

神経質になっても問題ですが。

gooニュース記事より

カビや金属もリスクに! 身近に潜む「毒物性認知症」の脅威とは

カビや金属もリスクに! 身近に潜む「毒物性認知症」の脅威とは

梅雨の季節に気になるのがカビ(※写真はイメージ)

(AERA dot.)

 梅雨の季節、じめじめとした日が続くと気になるのがカビ。最新の研究で、カビが原因で発生する毒物や、水銀などの有害金属の毒性物質がアルツハイマー型認知症のリスクになることがわかってきた。原因を取り除くことで、治療と予防が期待できる。



 認知症の老人を描いた有吉佐和子の小説『恍惚の人』が発売されたのは、1972年のこと。それから半世紀近くが過ぎた今でも、認知症は不治の病として恐れられている。認知症の6割を占めるアルツハイマー病は、いまだに特効薬といえる治療薬がないからだ。

 アルツハイマー病は、脳内にアミロイドβ(以下、アミロイド)というたんぱく質がたまり、神経細胞が破壊されることが原因だと考えられている。今回、新たに判明したのが、アミロイドがつくられる原因の一つとして“毒性物質”がリスクになるということだ。毒性物質とは、水銀などの有害金属やカビから発生するカビ毒をいう。

 そもそも認知症の薬は、アミロイドが発生する原因を取り除くものではない。認知症治療薬の開発状況に詳しいジャーナリストの村上和巳さんは、こう話す。

「治療薬の開発は難航しています。患者の脳にはアミロイドが蓄積していることは確かですが、既存の薬はその蓄積の速度を遅くして認知機能の低下をゆるやかにするものです。すでに蓄積が進んだ患者には効果が乏しく、ごく初期の人にしか効かないのが現状です」

 2014年、アルツハイマー病の原因と新たな治療法についての研究論文を米国のデール・ブレデセン医師らの研究チームが発表した。同医師の著書『アルツハイマー病 真実と終焉』を翻訳した医学ジャーナリストの山口茜さんは言う。

「ブレデセン医師の治療法により、アルツハイマー病患者の回復が初めて報告されたのが、14年の論文でした。その後、一般向けに発売された著書は米国で半年足らずの間に20万部を突破するベストセラーになり、世界中から医師が研修に訪れています」

 アルツハイマー病などの神経変性疾患を30年間研究してきたブレデセン医師は、アミロイドが脳に蓄積する原因についてこう話す。

「今までアミロイドは、単に神経細胞を壊す“悪者”だと考えられていました。が、実は、炎症や毒物などの脅威から脳が神経を守る“防御反応”だとわかったのです。アミロイドをどうやって取り除くかではなく、アミロイドを発生させている原因そのものを取り除かなければ、認知症の根本的な治療になりません」

 ブレデセン医師らは、アミロイドの前駆体(APP)からなぜアミロイドがつくられるのかを解明した。その原因は複数あるが、【1】炎症【2】栄養不足【3】毒物の三つに大別される。

 カビ毒や水銀などの毒物にさらされると、脳は防御反応によりアミロイドをつくり、その毒物と結合させて神経細胞を守ろうとする。しかしその防御反応でアミロイドが蓄積すると、神経細胞が破壊されてしまう。

 認知症予防には、脳内にアミロイドを発生させないこと。そのためには、原因となる毒物の発生源を取り除き、すでに体内にある毒物を排出させる必要がある。

 ブレデセン医師らのチームは、生活習慣や環境を変える総合的な治療プログラム(リコード法)を実施している。その治療をおこなっても最後まで原因がわからなかったのが、毒物が原因の患者だった。この患者の自宅の地下室には大量の黒カビが生え、マグロなどからの水銀の摂取が原因となっていた事例も示されている。

「こうした患者の場合、毒物を取り除くことで回復しました。毒物が原因のアルツハイマー病は、40代後半から60代前半の若い世代の女性に多いことが特徴です。症状は記憶の喪失よりも、計算や整理、会話などへの支障が目立ちます。毒物性タイプの患者は、明らかになっていないだけで潜在的に存在すると考えられます」(ブレデセン医師)

 同医師の治療プログラムを国内でいち早く取り入れたブレインケアクリニック院長の今野裕之医師は、こう話す。

「カビや重金属などの毒性をもつ物質が認知症に影響するという視点は研究レベルで指摘されてはいましたが、治療の一環として取り入れた点が新しいといえます。ただ日本では、体内の毒物を測る検査体制が不十分なため、生活環境などの状況で判断するくらいしかできません」

 湿度が高く木製の家が多い日本では、カビは身近な存在だ。しかし、あらゆるカビがリスクになるわけではない。黒カビ、青カビなどのうち、その一部からカビ毒は発生する。

「同じ環境でもDNAによってカビ毒の影響を受けやすい人が、およそ4分の1いると考えられています」(ブレデセン医師)

 カビの対策は、定期的に換気することはもちろんだが、「HEPAフィルター」を使った高性能の空気清浄機を各部屋に設置することだ。しかしそれでも不調が続くときには、環境を変えるために引っ越しが必要になる場合もある。

 もう一つの毒物は有害金属だ。その代表である水銀は、有機水銀と無機水銀の2種類あり、有機水銀は、魚からの摂取が多い。マグロやメカジキ、サメなどの大きい魚に多く含まれる。反対にサバやサケ、イワシなどの小さい魚は少ない。

 無機水銀は、歯科治療の充填材に使われていた「アマルガム」という金属に含まれている。現在日本ではほぼ使われていないが、中高年の場合、アマルガムを使った銀歯や詰め物が残っている可能性がある。アマルガムを取り除く際は、水銀を吸収しないように適切な処置が必要だ。

 すでに体に蓄積されている毒物は排出しなければならない。

「特に水銀と同じ有害金属のカドミウムは血液よりも汗に多く溶け出しています。蓄積した有害金属を体の外に出すには、入浴や運動をして大量に汗を流しましょう」と、ブレデセン医師は言う。

 食事では、解毒効果があるアブラナ科の野菜がおすすめだ。ブロッコリーやキャベツ、カリフラワー、大根、カブ、クレソンなどだ。こうした野菜は解毒作用のある「グルタチオン」という成分を増やすため、積極的に摂取したい。

 ブレデセン医師らが開発したリコード法は、毒物を含めた患者のデータから病気の要因を突き止め、その人だけの個別治療プログラムを提示する。

 東京医科歯科大学神経内科教授の横田隆徳医師は、こう話す。

「毒物だけがアルツハイマー病の要因とは考えられず、日常生活レベルのものが関与しているかなど科学的根拠が乏しいのが現状です。治療プログラムは論理としては正しいのですが、より大規模な臨床試験での検証が必要でしょう」

 毒物はあくまでリスクの一つである。しかし、その一つでも取り除くことが治療と予防になるのならば見逃してはならない。これを機に自分の生活を振り返ってみてはいかがだろうか。(本誌・井艸恵美)

※週刊朝日 2018年5月18日号

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高齢化が進み、病気とうまく付き合いながら生活してゆくことが、より大切になってきました。また、若いうちから健康を保つ事の重要性が増してきました。

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