うづまクリニックブログ

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「死ね」コロナ感染の男子高生に

このようなことは無くなって欲しいです。

gooニュース記事より

「死ね」コロナ感染の男子高生に批判殺到 患者の苦しみと後遺症のリアル

「死ね」コロナ感染の男子高生に批判殺到 患者の苦しみと後遺症のリアル

新型コロナウイルスと診断された男性

(AERA dot.)

 新型コロナウイルスの後遺症を訴える報告が相次いでいる。退院後も学校や職場に復帰できずに苦しみ、治療法も見当たらない。いわれのない誹謗中傷を浴び、絶望の淵にいる患者が本誌に“コロナの恐怖”を語った。私たちはまだ、コロナについて何もわかっていない。

* * *
「くたばれ」「死ね」

 首都圏に住む男子高校生、斉藤忍さん(仮名)のツイッターアカウントには、罵倒の言葉が日々投げつけられている。何も悪いことはしておらず、学校でいじめを受けているわけでもない。理由はただ一つ──。今年4月、新型コロナウイルスに感染したことだ。

 斉藤さんは、感染してから1週間ほど高熱で苦しみ、入院やホテルでの隔離生活を余儀なくされた。5月にPCR検査で「陰性」とわかったため、自宅に戻ることができた。だが、症状は一進一退の繰り返し。激しい頭痛や倦怠感、のどの痛み、関節痛などに今でも苦しんでいる。いわゆる「コロナ後遺症」だ。



 学校にも、いまだ通うことができない。「症状がひどいときは、ずっと横になって寝ています。携帯電話を持つこともできない」と話す。

 体調が良い日は散歩をするものの、10分ほどが限度。自宅から約4キロ離れた病院へ行くにも、タクシーを使わないと通うことができない。

 斉藤さんを支える家族の負担も重い。コロナは指定感染症であるため、検査費や入院費は無料だが、退院後の再入院や通院、薬剤費はすべて自費負担だ。母親が振り返る。

「タクシーだけで毎回往復5千円かかります。そのほかにも、効果がありそうなサプリメントや漢方を試したこともありました。すでに総額で20万円以上かかっています」

 ツイッターで罵倒されるようになったのは、斉藤さんが自ら経験したコロナ後遺症の深刻さについてインターネットで発信を始めてからだ。

「『若い人のほとんどはコロナで重症化しない』という話が多いので、『実際はそうじゃないよ』ということを伝えたかった。それが『仮病だ』とも言われて……。僕の存在は何なのでしょうか」

 ネット上で批判をしてくる人は、コロナ禍での経済活動自粛に反対する人が多いという。自粛反対派のYouTuberから対談を求められたこともあったが、「アクセス数を増やして広告料を稼ぎたいのでしょうが、切り取って編集されるのがイヤなので断りました」(斉藤さん)。

 誹謗中傷のアカウントをブロックし始めると、その数は今や1千アカウントを超えた。

 病院で検査を受けても「異常なし」で、処方されるのは解熱剤や鎮痛剤だけ。感染から5カ月経って回復の兆しは少しだけ見えてきたが、母親は「完治できるのか不安」と途方に暮れている。

 コロナ後遺症については、すでに海外で報告が相次いでいる。

 イタリア・ローマのジェメッリ大学病院の調査結果では、調査した143人の患者のうち、発症から2カ月の時点で87・4%の患者に何らかの症状が続いていることがわかった。訴えが多いのは倦怠感や呼吸困難で、集中力や記憶力の低下も報告されている。

 斉藤さんも集中力が続かずに、自宅学習も限られた時間にしかできないという。

 8月11日には、米国の科学誌「ニューロロジー」電子版にもコロナ後遺症に関するリポートが掲載された。症状は「長期間COVID−19」や「ロングテールCOVID−19」と呼ばれ、検査をしても身体に異常が認められないことが多いというのだ。

 米国の感染症の権威で、ホワイトハウスのコロナ対策チームの顔となっているアンソニー・ファウチ博士は、多発するコロナ後遺症について「筋痛性脳脊髄炎(ME)の症状に似ている」と発言している。MEはかつて、「慢性疲労症候群」と呼ばれていた。

 この病気に詳しい国立精神・神経医療研究センターの山村隆医師が、次のように解説する。

「コロナウイルスの一種で2002年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)でも、MEは多数発生しました。ウイルスに感染した後に発症する人が多いのが特徴です。すでに日本でも、コロナ後遺症でMEの確定診断を受けた人がいます。しかし、日本ではMEに詳しい医師が少なく、診断がつかないまま経過観察になっているのが実情です」

 患者団体「筋痛性脳脊髄炎の会」は、日本でコロナ後遺症に悩む人にアンケートを実施した。自身もMEで、30年にわたる闘病生活を続けている同会の篠原三恵子理事長は、こう話す。

「コロナ後遺症でMEに似た症状が出ている人は、軽症の人も多い。アンケートはすでに約270人から回答を得ていますが、年齢も10歳未満から60代以上まで幅広い。『コロナは若い人は安心』というわけではありません」

 MEの症状を持つ人は、周りから「なまけているだけ」と誤解されやすい。ただ実際、MEの人のうち約3割は歩くこともできず、寝たきりの生活を続けている。動けないことに絶望し、自殺する人も絶えない。山村医師は言う。

「MEは、からだから排出されていないウイルスに対して、自分自身の免疫が過剰に反応して症状を引き起こしている可能性が指摘されています。一度、免疫の反応にスイッチが入ると、ウイルスが排除されても、スイッチが入りっぱなしになる。そのため、海外では免疫を抑制する治療薬『リツキシマブ』が症状改善に効果があったとの報告もあります」

 日本でもコロナ後遺症に関する訴えが増えているため、政府は実態調査を始めることにした。調査の一部を委託された、日本呼吸器学会理事長の横山彰仁医師は話す。

「コロナ後遺症は、症状の重い人から軽い人までいて、調査も幅広く実施する必要があります。どの症状が、どういった人に発生するかわからないからです。たとえば、海外では脱毛の報告も出ていますが、日本人には少ないようです。実態を把握するためにも、コロナに感染した人は調査に積極的に協力してほしい」

 前出の篠原さんも、早期の調査を求めている。

「新型コロナ後にMEを発症するメカニズムの研究は、治療法の開発にもつながります。国は、一日も早く研究班を設立し、治療法を確立してほしい」

 コロナ後遺症の大量発生は、国の財政に悪影響を与えるとの指摘もある。ある医師は警告する。

「MEで寝たきりになると、1人あたり数億円の医療・介護費が必要になる。コロナ後遺症を放置すれば、患者が苦しむだけではなく、日本の医療・介護財政を圧迫する」

 今後、後遺症に悩む人が増えるのは確実だ。一刻も早い実態解明と治療法の確立が求められる。(本誌・西岡千史)

※週刊朝日  2020年9月18日号

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