うづまクリニックブログ

栃木県栃木市で内科・外科・小児科の病気全般の治療を行っている「うづまクリニック」のブログです。

更年期症状が寝込むほどつらい人

本当に個人差が大きいですね。

Yahooニュース記事より

更年期症状が寝込むほどつらい人と、軽い人がいるのはなぜ? その違いとは?

更年期症状が寝込むほどつらい人と、軽い人がいるのはなぜ? その違いとは?

写真はイメージ(GettyImages)

(AERA dot.)

 更年期症状とは、閉経前後の女性の心身に起こるさまざまな不調のこと。「日替わりでランダムな症状で昨日は関節が痛み、今日は気分が落ち込む」「寝込むほどにつらい」と感じる人がいる一方で、「気になる症状があったけれど、いつの間にか通り過ぎた」と軽い人もいる。

 そもそも更年期症状に個人差があるのはなぜなのか? 『婦人科医が不安と疑問に答える 更年期の処方箋』(ナツメ社)を刊行したばかりの産婦人科医歴40年以上のベテランドクター、東峯婦人クリニック理事長、松峯寿美先生に聞いた。

*  *  *

 更年期とは、閉経をはさんだ前後10年間にわたる“体の変わり目”の時期をさす。この時期にさまざまな不調が起こるのは、閉経に伴って女性ホルモンが枯れていき、自律神経が乱れるため。

 日ごろ、私たちの体は自律神経によって、無意識のうちに体温や血圧、胃腸の消化活動などがコントロールされており、喜怒哀楽、快・不快などの情動にも自律神経が大きく関わっている。

 実は、【女性ホルモンのコントロールセンター】は、【自律神経のコントロールセンター】と脳内で隣り合っている。そのため、女性ホルモンが低下する閉経前後は自律神経の乱れを招きやすく、体と心が揺さぶられてしまうのだ。

■更年期にはいろんな不調が日替わりで現れる

 更年期症状のなかでもよく知られるのは、体が突然熱くなるホットフラッシュだろう。それ以外にも、肩や腰の痛み、ドライシンドローム(口腔内や目、外陰部などの乾燥)、不眠気持ちの落ち込みなど、さまざまな症状が現れる。

 そして更年期症状は、さまざまな不調がランダムに起こりやすい。「昨日は関節の痛みが気になったけれど、今日はなんだか気分が落ちこむ」など、いろんな不調が日替わりで起こるという具合だ。また、症状の程度には個人差があり、比較的軽くすんでケロッとしている人もいれば、寝込んでしまうほど重くなってしまう人もいる。

 長引く不調を放置すると、症状が悪化するケースもあり、生活に支障をきたす場合は「更年期障害」と呼ばれる。だれもが重症化するわけではないのだが、松峯先生によれば、更年期症状を感じる女性の約3割が「更年期障害」に陥っているという。

■更年期症状には“卵巣の個体差”が影響している

 そもそも、症状が重くなりやすい人と、軽くすむ人では、何が違うのだろうか。

「不規則な生活をしていたり、つらいことがあったりすると、更年期症状が悪化するケースもあります。でも、それだけが原因ではなく、『生まれ持った卵巣の個体差』が影響していると考えられます」

 と松峯先生。

 実は女性ホルモンの減少の仕方には個人差があるという。閉経に伴って、女性ホルモンが作られなくなり、【女性ホルモンの分泌が突然止まってしまう人】がいる一方で、【少量ながらもじわじわと女性ホルモンを分泌し、フェイドアウトしていく人】の2タイプがいるというのだ。

 前者のケースでは、寝込んでしまうほどの不調におそわれる人もいるが、後者はなんとなく不調を感じながらも、「いつの間にか、更年期を抜けた」と感じる人が少なくない。

 松峯先生によれば、卵巣の個体差は人それぞれで、遺伝的な要素もあるという。

「私たち女性が卵巣内に持っている卵胞(卵子のもと)の数、その使い方、消耗の仕方は、生まれたときからプログラミングされています。女性は、胎児の頃にすでに300万個の原子卵胞を持っていますが、誕生から思春期までの間に、30万〜50万個くらいに自然と減ってしまいます。そして、初潮を迎えると、そこから毎月5〜6個の卵胞が成熟し、その中から選ばれた主席卵胞1個だけが排卵するしくみがあります。残りの4〜5個の卵胞は消滅してしまうんです。

 そうして毎月の排卵を繰り返しながら、卵胞が減っていき、閉経を迎える50歳前後には300個くらいしか残っていません。実は、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は、一つ一つの卵胞が成熟するときに、それらの卵胞から分泌されるメカニズムがあるのです。つまり、卵胞が減少すれば、エストロゲンがどんどん枯渇してしまうわけです。閉経して女性ホルモンが枯渇するのは、成熟して排卵できる卵胞が残っていないからなんですよ」

 また、もともとの卵胞の数には個人差があり、数が少ない人の場合、35歳で閉経を迎える「早発閉経」となるケースも。なかには、生まれた時点ですでに卵胞がない人もいるのだ。

■生活スタイルや環境因子も影響する

「更年期症状の程度に個人差があったり、閉経の時期に個人差があるのは、生まれつき持っている卵胞の数、使い方に個人差があるからです。必ずしも『仕事で無理した』からと、それだけが原因で更年期症状が重くなったり、早く閉経したりするわけではないのですよ」(松峯先生)

 さらに、これまでの生活スタイルや環境因子も卵巣のクオリティーに影響する。月経が周期性を持っていた20〜40代に「規則正しく生活していたか」「バランスのよい食事をしていたか」「適度な運動をしていたか」「無月経などのホルモン異常を放置していなかったか」などの因子が、卵巣のクオリティーに影響している可能性もある。

 更年期を迎える40〜50代は職場で責任ある立場を任されていたり、家族の介護でストレスを抱えている人も少なくないだろう。人間関係のストレス、親族との不仲、パートナーとの死別、離婚などが引き金となって、症状が悪化するケースもあるという。

 そもそも女性ホルモンは月経や生殖をコントロールしているだけではなく、自律神経をつかさどって、体温や血圧、消化活動などをはじめとした生命活動を支え、感情を調整する役割がある。そのため、女性ホルモンの分泌がいきなり急降下すると、自律神経が揺さぶられ、さまざまな不調に見舞われやすくなるのだ。

「つらい症状が長引くと、生活に支障をきたしますから、決して放置したりしないで、婦人科を受診していただきたいです。女性ホルモン補充療法(HRT)や漢方の処方を受けることで、体や心の不調がぐんとやわらぎますよ。女性ホルモンを補うことで、急激にドスンと急降下するのではなく、なだらかに軟着陸させてあげることができるからです。例えば、飛行機が急降下したら大事故につながる可能性がありますが、軟着陸して衝撃をやわらげれば、乗客が生き延びることができるのと同じだと思いますよ」 (松峯先生)

 もしも日替わりで、心と体にさまざまな症状が現れたり、寝込むほどの不調におそわれたときは、軟着陸するためにも、1度婦人科医に相談しよう。

(スローマリッジ取材班・大石久恵)

松峯寿美(まつみね・ひさみ)医療法人社団東寿会理事長、東峯婦人クリニック名誉院長、日本産婦人科学会専門医、医学博士。1970年 東京女子医科大学院卒業後、同大学病院に勤務し、「不妊外来」を創設。ガン研究会附属病院では、女性医師第1号として入職。その後、東京女子医科大学医学部、看護学部の講師として勤務。1980年、東京・木場に女性専門外来の先駆けとなる東峯婦人クリニックを開業。妊娠・出産はもちろん、思春期・更年期・老年期の女性に寄り添い、40年以上診療を続けている。骨盤底筋トラブルの治療や子宮脱を改善する経腟手術も行い、婦人科系QOL(生活の質)を保つ医療を実践。親子3代で通院する患者さんも多い。著書に『更年期の処方箋』(ナツメ社)、『50歳からの婦人科』『60歳からのセックスクリニック』(ともに高橋書店)など多数。

東峯婦人クリニック https://www.toho-clinic.or.jp/

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高齢化が進み、病気とうまく付き合いながら生活してゆくことが、より大切になってきました。また、若いうちから健康を保つ事の重要性が増してきました。

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