この時期は救急病院も混雑しますので、ならないように注意しましょう。

Yahooニュース記事より

ケーキの選び方に異変? アレルギー原因『くるみ』が2位に急浮上…クリスマスに潜む意外なリスク #エキスパートトピ

堀向健太医学博士。大学講師。アレルギー学会・小児科学会指導医。
(写真:アフロ)

クリスマスが近づいてきましたが、アレルギーを持つご家庭には緊張する季節でもありますよね。

近年、「木の実類(ナッツ類)」のアレルギーが急増しており、2023年の全国調査では原因食品として、「くるみ」が卵に次ぐ第2位となりました。しかも「微量」で症状が起こりうることも報道されています。

市販のケーキには、くるみやカシューナッツが予期せず使われていることもあります。「対面販売」が多く、アレルギー表示義務の対象外になりやすい(=親が気づけない)のです。最新のニュースと、万が一の時の解説をまとめました。

ココがポイント

ナッツを含む木の実類が11年の約2%から23年には約24%まで大幅に増加。鶏卵に次ぐ2位となった。
出典:時事通信 2025/11/30(日)

2023年の調査では、ナッツ類が原因となったアレルギーの件数は卵についで2位。落花生を足すと、鶏卵を上回る。
出典:FNNプライムオンライン 2025/10/6(月)

2025年度中にカシューナッツを義務表示に、ピスタチオを推奨表示に追加する方針
出典:消費者庁 2025/1/23(木)

迷ったらエピペン (R) を打つ! ただちに119番通報をする!
出典:東京都健康安全研究センター

エキスパートの補足・見解

ナッツ(木の実類)アレルギーは、日本の調査で原因食物の上位となり、この10年で患者数が大きく増えています。特にクルミとカシューナッツは頻度が高く、少量でも重い反応を起こしやすく注意が必要です。

ナッツなど、アレルギーを起こしやすい初めての食材は、注意が必要です。湿疹(アトピー性皮膚炎)や他の食物アレルギーがあるお子さんでは、事前にかかりつけ医と相談し、年末年始に始めないようにしましょう。

次に表示の確認です。クルミは特定原材料として義務表示されています。カシューナッツなども今後追加される予定ですが、まだ未実施です。対面販売のケーキや外食では表示がないこともあります。心配な場合は「ナッツ類は入っていますか」と必ず確認しましょう。

最後に緊急時の対応です。じんましんに加え、咳やゼーゼー、嘔吐、ぐったりするなど二つ以上の症状が急に出たらアナフィラキシーの可能性があります。緊急薬であるエピペンを処方されていれば迷わず使い、救急車を要請しましょう。処方されていない場合でも119番して、ナッツを食べた直後からの症状だと伝えることが大切です。

楽しいクリスマスを安心して迎えられるよう、早めの準備と観察をお願いします。