さてとなりの宇宙人、再開です。「最近ブログ書いてないじゃん、近況でもいいから書けば良いのに」といわれることがあります。近況はhttp://www.xplasma.com/gen/そうホームページのfrom memberというページに書いてます。コチラも不定期ですがなんとか更新頑張ってますので、覗いてくださいな。
ここしばらくは僕が以前住んでいたお隣さんのお話でごんす。あまりに事件が多くて一回や二回じゃ書けないのよ。まだ先は長いですが、おつきあいよろしく。
fah〜〜の1
僕は怒っていた。
風向きによって、異臭が漂ったり。猫のえさがだらしなく路上に撒かれていたりしても我慢できたのは、となりが少しおばかちゃんなのであって、決して悪意のある連中ではないと勝手に思い込んでいたからだ。僕は勝手に何か裏切られた気持ちになっていた。
それほどにケチャップダンス事件は僕に衝撃を与えたのだ。あの室内の光景は理由こそ知らねど悪意の固まりに見えた。人類に対する挑戦であり、悪魔的所行にすら感じた。
人をもっとも恐怖にいざなうのは、拳銃でもテポドンでもなく、理解不能な行動であると確信した。
そして、その衝撃はいつしか怒りに代わり、そして怒りは何故か、いつしか壮大な野望へと変化していった。
「すくなくとも家の周りは掃除させたる!!!!!!!」何でやねん、、。
野望は一日で成るものではない。念入りの計画を立てる必要があった。
まず家族構成の把握だ。下っ端を叩いても意味は無い。猿山のボスを見極める必要があった。何せ普段は見事に引きこもってコトリとも音を立てない連中だ。何人すんでいるのかいまいちよくわからない。
「昔は10人ぐらい居たよな、ジーさん、バーさん、息子夫婦に子供だ、それからおばさん、おじさん、、、、そのぐらいはいますよね?」おしゃべりなクリーニング屋がたずねた。
っていうか、俺が聞いているのだ。
「いや、4人だよ、ばーさんはとっくにいない。」郵便屋のおっさんがきっぱり言った。
っていうか、ばーさんなら昨日見たワ!。
「ええ〜ここ人すんでんの!!空き家だと思ってた。だって猫ばっかりじゃん」幸せな女学生が猫をなでながら言った。
っていうか、勝手に餌巻くな。
地道な聞き取り調査が実り、だいたいの事はわかった。
誰も知らんのだ、、、。
現時点で、僕が知っているのは、1.ばーさん(動きが緩慢なので、補足しやすい)2.おっさん(ふとんを路上に干したり、茸を栽培したり、活動的であるため補足)3.おばさん(夜、食器を公園で洗うので補足)
仕方が無い、片っ端から注意する事にした。だが困った事に話しかけようとしただけで家に飛び込んでしまってドアを叩こうが呼び続けようが出てきやしねえ。
やはりボスを捕まえなければだめだ。
そして、ある夜の事、、夜4人目との遭遇となった。
fahの謎を残したまま続くのじゃ〜〜