植野工務店 盛岡

岩手県盛岡市で建築業をしている 植野工務店です。 木・人・家が呼吸出来る家造りをご提案しております。 大工として建築士として現場に出て 日々思った事や家について家を取巻くものに感じた事等を発信して いけたらと思っています。

カテゴリ: 今日思った事シリーズ

今日の盛岡は雨降りで肌寒い1日です。
今日は朝から4件のお施主様と打合せでした。
1日4件となると盛岡を車で走り回る1日になりました。

今日は、この間のブログで外材の腐れについて書いた続きです。

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上の写真は私どもの作業場の外に放置していた杉の丸太材です。
ご覧の通り切り倒して持ってきて、ただ、土の上に放置して約2年経つ丸太です。
この、断面見てもらってわかります?
外材の話でブログに書いた腐れが対照的なのを。
http://blog.livedoor.jp/uenokoumuten/archives/8137682.html
↑↑こちらが前に書いたブログです↑↑


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土の上にずっと放置していたのに辺材回りしか腐れが発生していません。
国産の杉もなかなか強い木材です。
国産材は芯材の赤身は、やはり腐れに強い。
この写真のように辺材から腐るのですが、
赤身の所からゆっくり腐食が始まるので外材の様に中身が腐る現象は
なかなかありえません。
この写真の杉を持て分かる通り国産の赤身の多い芯に近い木材は
防腐効果も強く持ちの良い木材のなのです。



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腐れた部分を剥がしてみて芯の部分はまだまだ腐ってはいない。
これが外材であれば話は逆で中身まで一気に腐るでしょう。
この、事からも国産材のありがたさ良さがわかると思います。

が、しかし外材にも防虫防腐に強い木はあります。
流通名称で米ヒバ、米杉など他にもありますが、
折角国産で強い木があるので国産材の良さを分かって頂き
新築、リフォーム等でこれから家を作ると思われる方がいらしたら
材から少しで良いのでこだわって欲しいものです。

杉は日本全国各所にある国産材の1番ポピュラーな構造材、下地材です。
ヒノキの様に高い訳では無いので適材適所で少しでも使う様になれば
国産の材を作る山師、製材所が喜ぶと思いますね。

今日はこんな感じ。

今日の盛岡は数日ぶりの良い天気です。
青い空が空いっぱいに広がってると
朝からとてもいい気分になるもんですね。


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春になり社長宅の家の前にある庭に福寿草の黄色い花が咲き始めていました。
毎年、この花が咲き始める頃は春がもうそこまで来ているんだなと思います。
暖かくなってくると同時に仕事も忙しくなりそうです。
今年の冬は数日仕事が多くここ何年かで1番落ち着いた冬でした。
春になり、お施主様も暖かくなると同時に今まで直したいと思っていた箇所の
リフォームの依頼が多くなってくる頃になりました。
毎年思うのですが仕事を依頼されるときはホントに感謝の気持ちになります。

今年の冬の盛岡は雪が多かったですね。
それに盛岡では珍しい重い雪が降りました。
雪かきだけで1日の仕事が終わる日もあり、
盛岡の冬は雪に左右される街です。
現場の方々も大変だったと思います。
雪で大変というと私が住んでいる町内も正直高齢化が進み
雪かきが大変になりつつあります私の住んでいる家の前は
社長がしっかりと雪かきをしてくれるので助かっていますが、
町内では高齢になり奥様お一人の方や
ご夫婦で高齢になり雪かきがままならなくなっていくのが現状です。

この毎年の雪の多い盛岡。
冬の期間も昔に比べたら短くなってきてると思いますが、
それでも雪がある寒い冬には変わりはありません。
そんな寒い冬の間は外にもあまり出ないので
家の外回りを見る事も少なくありませんか?
雪は家にとってはとてもやっかいな冬の産物です。

屋根に積もる雪。
積もる事によって屋根の上に雪が乗ると色々な弊害が生れます。
●冬の屋根の雨漏り
 すがもり
(すがもりとは外気温と室内気温が屋根の外側でぶつかり屋根の雪が解け
 積もっている雪に中でダムになる状態。)
●屋根裏の結露
 屋根の上に雪が乗る事により外気の温度と屋根裏の温度がぶつかり 
 屋根裏に冷えが伝わり内部結露による小屋裏の腐食
●屋根の錆
 長年使ってきたトタン屋根の塗装が切れ、
 その塗料の間に雪の解けた水分が入り込み夜の氷点下による凍結被害による 
 塗装剥離をし錆発生。
●雪止による屋根の故障
 これは、すがもりと繋がってきますが、トタン屋根の家は
 本当は雪止を付けず雪を落としてしまうのが理想です。
 雪止装着による軒先の故障、雨漏り。
●屋根に乗った雪の落ちる被害による雨樋の故障
 雪が落ちる事により雨樋に引っ掛かり曲がりや折れ、外れ等の被害。
〇ただし、上に書いた3つの点はここ最近の新築(きちんと施工された新築)では
 まず、ありえない被害です。(すがもり)(屋根裏結露)は断熱気密を理解した
 施工の新築であればまずありえません。
 屋根の錆に関しては今のトタンはガルバニウム合板使用が当たり前なので、
 塩カリ等を撒かない限りまずありえません。
 20~40年位前に建てたトタン屋根の家は気を付けた方がいいですね。
 
冬の壁の被害
 壁の故障は雪による物は中々ありませんが、
 多少はあります。
●雪かきによる壁の凍害
 雪かきを一生懸命やらなきゃいけない雪国では雪捨て場の確保が難しく
 家の敷地内に山盛りに寄せなきゃいけない事が多く、
 まれに、家の壁に雪を押し付け山盛りにしている方がいらっしゃいます。
 これが家の外壁を傷ませる要因の1つです。
 今の家はほとんどが窯業系の外壁を使用している事が多く、
 その壁に雪を山盛りに付着し続けると外壁内部に水分が微量に侵入し凍害が発生し
 外壁表面をポロポロにする事があります。
●外壁ではありませんが玄関タイル等の凍害。
 これもタイルの上に雪かきの雪をのせ水分がタイル下地に侵入し凍害による剥がれの
 発生。

家の外回りに関してもこの位ありますし、
まだ細かく言えばあります。
普通は外装は傷むものじゃないと思いがちですが
そうではないと言う事を理解して欲しいですね。
メンテナンスフリーな材料を使って建てれれば理想なのかもしれませんが
家を建てた時は予算との兼ね合いでそうもいきませんね。
それを理解して冬の岩手とゆっくりお付き合いしていくのが最高の家と環境と暮らしていく
事なのかと思います。




今日の盛岡は曇り空。
朝も少しばかり気温も低く中々布団から出るのが
大変でした。

今日は、木材の話。それも外国産材の話を書きますね。

この下の写真は米松の古材です。
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写真で見る限りまだしっかりしているように見えますが…。
中を割ってみると…。


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こんな感じ。
腐ってますね。
で下の写真も同じです。

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見た目はしっかりしてるのに…。


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こんな感じに中が腐る。

この写真はウッドデッキに使われた米松の写真です。
表面上は腐れていないように見えるんですが、
中身が腐る。
外産材に多く見られる腐れ方です。
国産材は、芯の方が腐れにくいので、この様な腐れ方はしにくい。
外産材は特に腐食しやすい。
この、写真はウッドデッキなので防腐塗料が多少表面を守ってくれているので
中が腐れる思いがちですが、それは間違いで日本に入ってくる輸入木造構造材は
特に腐れやすいのが現状です。
米松、米ツガ、ホワイトウッド。
昔はスプルスと日本人が付けた名前が付いた材。
米松と言っても松ではないし、
見た目が松材に似ているから米松。
そんな外産材は防蝕効果がほとんど無いのが外産材です。
国産材は芯材が防食効果が強い物が多く
杉も腐れやすいと思いがちですが、
芯の赤身の部分は外産材に比べたら腐れにくい材です。
ただ、国産材も辺材しらたの部分は確かに腐れやすいのですが、
この、上の写真のような腐れ方は
なかなかありません。
この、写真で外産材と国産材の良し悪しが少しでも分かって
家を建てる時に国産材に少しでも興味を持って頂ければ
ありがたいです。
ただ、私は、外産材が駄目だとは言っているのではなく
結局適材適所で材を使う。それが理想なのかと思います。

国産材、外産材。
木材は木材です。
私たち大工はその木材に商売をさせてもらっています。
その木材に感謝をして両方の材を上手く家を建てる事に使っていこうと思っています。


今日はこんな感じです。

今日の盛岡は3月にもかかわらず
-8度近い寒さの朝でした。
日中も良い天気に恵まれました。
そんな中、今日のブログは又断熱の話です。

私がメインに使っているグラスウールの話を書きます。
グラスウールの断熱材は名前の通りガラスを繊維状に形状し綿状にし
空気層を設け断熱材に使います。
ガラスが成分な訳ですから燃えないですし、
経年変化もありません。
材料コストも断熱材の中では低い材料ですし
高性能なグラスウールも近年は製造されていますので
十分今の高断熱家に使える断熱材です。
しかし、この、グラスウールは近年悪者に扱われがちです。
その理由は断熱材メーカーの競い合いによる過剰なアピールが原因です。
断熱材施工というのは1つ前のブログにも書きましたが、
どの断熱材を使うのではなく、
どう断熱材を施工するのかが大事です。
それを理解しないとどの断熱材を使うかが決まらないのです。

で、私が1番良いと思っているのが
グラスウールに落ち着きました。
その理由として先程も書きましたが、
①火事に強い。
②経年変化が無い。
③材料コストが安い。
④高性能な材料がある。
⑤木材の動きに合わせてくれる。
こんな感じで良い事が沢山あります。

どうしてグラスウールが悪者扱いされる部分があるか?
それは、結局、水分を吸収してしまう事が欠点です。
グラスウールは昔からある断熱材です。
家を建てなきゃいけなかった30~40年前高度成長期、
家作りの理解を全く分かっていなかった時代。
ただただ薄い断熱材を適当に入れていた時代。
室内の湿気の事を全く考えていなかった時代に建てた家。
で、使われていたのがグラスウール。
その時代に建てた家のグラスウールに水分が吸収され
その家を腐らせる原因と言われたのが悪者扱いの始まり。
本当はグラスウールは全く悪くないのに
当時の家の作り方が問題なのにグラスウールが原因にみたいに思われたのです。


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この簡単な私の書いた簡単な断面図を見てもらえばわかるのですが、
左側が昔の家の壁の断面。 右側が今の家の断面。
(補足 この断面は充填柱間断熱の断面です。
私が新築で行う場合は付加断熱なので、
子の断面とは違います。)
左側の断面の通り昔の家は室内の湿度の流れが解っていなく、
室内から侵入した湿気が外壁が直貼りの為グラスウールに吸収され
逃げ道が無くなった湿気がグラスウールの中にこもり
乾燥できなくなり木を腐らす。それが原因。
右の今の家造りはたとえ、湿気が壁の中に吸収されても
外壁側に通気層を設けているためグラスウールに吸い込んだ湿気も通気層から
逃げてくれるので今の家造りは問題は無いのです。
しっかり、このグラスウールを理解して施工すれば
私は最高の断熱材と思っています。

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この写真はグラスウールの100mm密度10㎏の物です。
これは、ちょっと分かりにくいと思いますが左側に防湿層シート
右側に有孔入シートの形状になっている耳付き袋入グラスウールです。
この、袋入り断熱材も私の経験上施工が少し難しいので
私が使うのは袋入りになっていないものがメインになっています。
今までこの袋入りもよく使って来ましたが、
まれにお客様によっては家を過剰なまでに湿度を上げている事があり
その様な場合であると防湿層を潜り抜けた湿度がグラスウール本体の中に
吸い込まれ通気層がある外壁であっても有孔入シートでブロックされて
グラスウールが濡れる事があったので
この、袋入りの扱い方もきちんと分かって施工しないと
いけないと思います。
あと、密度10㎏と書いてあるのがグラスウールには大事な数字で
この数字が上がれば上がるほど高性能なグラスウールになります。
しかし、近年グラスウールの性能も凄く上がり
同じ10㎏でも普通のグラスウールと高性能グラスウールでは
断熱性能が大きく差が出ますので
非常に扱いやすくなってます。
わたしは、このことを理解していますので
これからもずっと新築ではグラスウールを使います。
しかし、付加断熱の場合は外側にロックウールも使います。
ロックウールというのはほぼグラスウールと似ています。
このロックウールもグラスウールと同じように理解して
施工すれば最高の断熱材です。

今日はこんな感じです。



今日の盛岡は最近ずっと氷点下10度近い朝を迎え
今日ももの凄く寒い朝でした。
しかし、日中は1度の予定でしたが日当たりで働いて分には
暖かい気がします。
ブログもここ1か月更新をせず淡々と現場仕事をこなしていました。
そんな中今日のブログは断熱の話を書こうかと思います。
木造の断熱工事はここ岩手では重要な工事になります。
冬と夏で寒暖差40度以上の盛岡で断熱を安易に考えた家を建てたり
リフォームしたりして折角大金を出して工事をしたのに寒いでは
お施主様が正直泣きをみるのが現状です。
工事が終わり、いざ、住んでみて
『 ん? 』こんなものか?と思いそのまま住み続ける事になるのが
当たり前。それが、断熱を理解しないで建てた場合の答えになってると思います。

盛岡は岩手の中心の町。
各建設会社、ハウスメーカーが乱雑する地域です。
その、会社事の断熱が色々な工事材料があり
正直訳が分らなく会社任せが当たり前。
それが、断熱工事だと思います。
例えば、ハウスメーカーの営業マンが
うちの断熱は最高です!と言えば
その通り信じ、最高の断熱材を使ってると思うでしょう。
それは、結局間違いで、
その会社曰くほとんどが自分達の会社に最高な断熱材を使っているのが
本当の所でしょう。
家を建てる事は、その会社を信じて建てると言う事です。
その信じているからこそ、その、断熱に関しても
その会社がどうして、その断熱材を使うかをしっかり説明出来る事が
1番大事で、ただただ、信じて下さい。最高の断熱材ですでは駄目なのです。 

木造の断熱材は沢山種類があります。
種類がありすぎるのも困りもので各社自分達の物が1番良いと売込み
あの、断熱材はあれが駄目だとか、これが駄目だとか、
けなし合いが正直私が見てきた現状です。
で、結局、どれが良い断熱材なのか?それが1番気になる所ですよね?
その答えはその家を設計する者が答えを出し
お施主様に納得して頂いて使う断熱材がそのお施主様にとって
最高の断熱材になるのです。

例えば、グラスウール断熱とプラスチック発泡系断熱
この二つは特にお互いの欠点で解説をし営業の糧にしてます。
グラスウールは水に弱い。湿気を呼ぶと言いプラスチック系発砲断熱が良いと
言いますし、逆にプラスチック系発砲断熱は、
火に弱い。紫外線に弱いとグラスウールの方が良いと言う。
結局私から言わせてもらえば、どの断熱材が良いでは無く施工をする
どの断熱材をどう施工するかが大事。
断熱材には必ず長所と短所がありそれを上手く使える
業者、施工者、設計者で無ければ本当の断熱工事は上手くいかないのです。
今から家を建てる方は外皮計算という必ず行わなきゃいけない
省エネルギー対策の為の基準があるので数値的な面では
今までの家に比べれば快適性は生まれると思います。
しかし、それは、あくまで、数値的な答え、
数値で表してしまうと必ず逃げ道が生れ数値を上げる為の断熱材が生れ
それを使う様になる。
それは、家をどう暖かくするかではなく
数値でどう役所に申請を通すかメインになる恐れもあります。
私が言いたいのは、この断熱材を上手く使い長く住める家を建てたいのです。
新しい断熱材は、その時良くても10年後20年後どう変化するかが
正直分からない所です。
それに、私の家造りの考え。家が深呼吸(吸放出)出来る家
それが大事と考えているので
それが出来る断熱材を使うのです。
話が長くなっていますが家と言うのは10年で終わりじゃありません。
その何倍も長く住める家にしないといけません。
断熱材も同じ10年20年でへたる断熱材ではいけません。
その事をしっかり考えて家を建てるリフォームして欲しいです。

補足
今の断熱材の主流は現場発泡断熱が流行りです。

この断熱材も発砲断熱な訳で水性発泡ではありますが
プラスチック系断熱とは変わりは無いと思います。
私の場合リフォームの場合と低コストで施工しなきゃいけない時は使いますが
まずは、お施主様としっかり相談の上使うと思います。
また、断熱材の話はあとで続きも書きますね。

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