2016年10月30日

空き家の庭手入れ



昨今の世情を反映してか、このところ別荘を含め、空き家の庭手入れの依頼が増えています。(※全国の空き家率は増加の一途で、平成25年においては空き家数が820万戸、空き家率が13.5%となったそうです。)

10年ほど前までは、たいてい家には誰かいて、休憩や昼休みにはお茶を出していただき、ちょっとした世間話などしていたものです。庭にまつわる思い出、家族のこと、隣近所の困りごと相談・・・。それが今では無人のお宅に伺い、黙々と作業をこなして帰るというのがほとんどです。

別荘は元々が不在の場合が多いのですが、所有者の高齢化により利用頻度は減り、子や孫の世代は維持管理の費用を捻出する余裕はありません。実家が空き家になった場合も同じくです。

人口の減少が深刻化する地方だけでなく、都市部でも空き家は増加し、放置された庭は周辺住民からの苦情の原因となります。そこでやむなく、といった事情で庭手入れの依頼が来るわけですが、もう住んでいないし、これからも住む予定のない家の庭なので、当然縮小する一方です。つまり、庭木の剪定・お手入れというよりは、伐採・撤去のオシゴトです。

これはなんだか寂しいというか侘しいとうか、植木屋にとっては先細りの物悲しい依頼なのです。
一方、人が住む新築の家でも管理費を削減しようと植栽の面積は減るばかり。ちょっと前の分譲住宅には垣根ぐらいはありましたが、今では緑が全くない家も珍しくありません。

家と庭で「家庭」という言葉があるのですが、庭のない家だけの住居に、はたして「家庭」はあるのでしょうか・・・?

※参考サイト
「空き家問題とは?増加の原因と対策・解決策について」
http://www.tochikatsuyou.net/column/akiya-mondai/

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