2011年10月

2011年10月22日

今日の一懐 2011.10.22



何なんでしょうね。






TV番組の合間に流れてきたCMの唄、

透明感のある女性の唄声が、






  ・・・・・確かなことなど なにもなく・・・・・




  ・・・・・君の欲しいものは なんですか・・・・・









勿論、拓郎の 「流星」 です。







そう言えば、俺も  you tube  から引っ張ってきたなぁ と思って、

過去を辿ってみたら、

丁度2年前の10月23日の記事でした。












































今日と一日違いの・・・・秋の夜。






夜風にあたるには、薄手の外套が必要な季節になり、

わずらわしかったコオロギの声もいつしか途絶え、

静寂の中に見え隠れする、

凛とした空気の透明さが、

我を、我らしさに戻してくれる。



問いかけは絶えずあるけれど、

じっと何も語らず、我を見返してみる時を持つこと、

それが・・・この季節なのかも知れない。




二人の受験生は、それぞれに進路を見つめている。

下の娘も、帰りのお迎えはいらないと言った。

カミサンも慣れない仕事に命運をかけている。

ならば、俺は・・・・・・



この、ひと月半、休日返上で突っ張ってきた。

社員も同様に、過酷な時間を共有してきた。


そして、

ようやく、明日の休息を迎えられるワケで・・・・・






ばっち娘と遊びたい。





庭のブランコを二人で漕ぎまくり、

ターザンロープにまたがる娘の歓声を聞きたい。

娘の肩を抱きながら、枯れ始めた草に潜むカマキリを観察したり、

何十回も一緒に観たDVDで、大笑いしたい。




そんな時間さえ持てず、

ただひたすらに・・・・



それをリセットしてくれる季節なのかも知れない。








  ・・・君の欲しいものはなんですか・・・





  ・・・ああぁ、僕の欲しかったものは、なんですか・・・・



















ufo_hk at 02:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年10月20日

今日の一杯 2011.10.20

001






大好きな「伊達屋」


白味噌ラーメン



6年前の記事を見ると、食べた部類に入っているのですが、

殆どが 「塩ラーメン」 の世界なので、記憶から抜け落ちたのかも知れない。


で、今回食べた感想は、


「面白い味」 でした。




味噌の風味が陰に隠れているんですよ。

じっくり味わってみないと、味噌を発見できないかも・・・。

その変わりに前面に出てくるのが、スッパ辛い味。

写真をよ〜く見てみると、表面に浮かぶ黄金色の油玉があるでしょ?

これ、塩ではお目にかかったことがないモノ。

この辺りに秘密を解くカギが隠されていると思われます。



昼の愛妻弁当を食べた後、2時頃に伺ったため、

いつもの行列はなく、ゆったりと食べることができた。


会計の際、久しぶりに女将さんから声がかかった。




「ようやく、落ち着いて食べられましたね」

店主もレジの近くにいたので、


「白みそ、初めてたべましたけど、あのスッパ辛いのって何ですか?」

と、あるまじき質問をしてしまいました。


店主曰く、


「ま、いろいろ入ってるんで・・・・・」


順当な答えですね。



「面白かったです、ごちそうさまでした」



だが未だに気になってしょうがない。

隠された正体にたどり着くまで、もしかしたらコレ一本に絞るかも知れません。





味覚と謎解きに自信のある方、是非チャレンジしてください!






ufo_hk at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ラーメン 

2011年10月19日

今日の一杯 2011.10.19


ブログ当初の記事を読み返してみると、

今でも頑張って営業しているお店が殆どです。


「伊達屋」 にしても、 「なかむら屋」 にしても、

根強いファンがしっかりと支えてくれているんだと、改めて感じますね。


いつの間にか消えていったお店も結構ありますし、

チェーン店の撤退の速さは容赦ない。

ちょっと奇を衒ったり、発想に腕が付いていけなかったお店は、

自然と淘汰されていきました。


今残っているお店には、そこでしか味わえない一杯の世界があるから・・・。



以前は家族揃ってお邪魔していたお気に入りのお店。

初めて自分一人で入ってみた。




「玉や 清寿し」



ここは寿司屋というより、庶民的な割烹ですね。

寿司は勿論のこと、うどん・そば・丼物・季節のカキフライ定食etc・・・・

メニューの豊富さは、デニーズに匹敵するかも・・・。




その中でも、俺の一押しが コレ!



















047





「焼肉ラーメン」



分厚い豚ロースのから揚げがでで〜ん!と載っております。

スープは鶏出汁のあっさり目ですが、

この衣から滲み出る旨みが相乗して、至極の一杯に仕上がっています。

麺は一般的な製麺所の品という感じです。

まあ、わかめが添えられているのは被爆者のため・・と思って。



以前はもっとコクが強かった気がしましたが、

本日の一杯は、ちょっと大人しめかな。




数年ぶりに懐かしい味に再会できて、嬉しいひとときでございました。







話は変わりますが・・・、


所属する組合の理事長が急逝されました。

享年68歳という若さ、本当に惜しまれます。


20数年前、組合の青年部設立時の初代会長でした。

あの頃は皆、勢いがあって本当に面白い時代でした。

いつも穏やかに話す姿が脳裏に浮かんできます。


本当にお世話になりました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。







ufo_hk at 19:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ラーメン 

2011年10月18日

今日の一杯 2011.10.18

昨日の投稿記事に引き続き、今日もラーメンネタでいきます。

去年は空前の 「マツタケ豊作」 に湧きましたが、

今年は思いの外、不作のようです。


しかも、この放射線物質問題によって、県内のキノコ類は全く相手にされず、

猪苗代町のキノコ屋台村(というのかな?)には、

地場のキノコは全く並んでおりません。


まあ、一説によると、

例年並ぶ立派なマツタケは青森産だとか、

1本100円で売っている立派なダイコンも県外産だとか・・・・、

そんな話もチラホラと。



ならば、県外に足を延ばせば安全が確保されているはず。

特に山形あたりは放射能の影響が少ないわけで・・・・。

と言うよりも、栗子トンネルを抜けて数キロあたりに、

「まつたけ・ぶどうライン」 という素晴らしいnameのRoadがあって、

両脇の山裾には 「入山禁止」 のテープが張られているのです。

マツタケ狩りなど未経験な俺には、どの山がマツタケ山なのかさっぱりわからない。

かろうじてテープの存在が 「それ!」 だと教えてくれているわけで・・・。



で、先日、

地元の狩人が持ち込むマツタケのメッカを訪ねたら、

去年の1/20程度の量が並んでいる有様。

しかも価格表(段ボールにマジック手書き)を見ると、

目ん玉飛び出そうな単価が並んでいるではないか!


しかも、


「こんなにチビっこいヤツまで採らなくてもいいんじゃないの?」

と、欲たかり狩人根性丸出しの3cm位しかない、

まるで 「キノコの山」 を彷彿とさせる代物まで並んでいたのだ。




去年はホントに凄かった!!!



値段別に分けられた段ボール7〜8個に、ぎっしり詰め込まれたその風景は、

一生涯忘れられない程に感動した。

しかも、物色している最中にも、次から次へと狩人が一物を持って入ってくるではないか!

それ程に豊作だったのである。


ところが一転、

今年は形・大きさ・量 全てに悲惨な状況である。



既に購入をあきらめかけていた俺に、さらに追い打ちをかける出来事が待っていた。




客と思しき一人の爺様が、空の段ボールを持つ店主(爺様)を従えて段ボールの前に陣取った。

その瞬間、爺様とは思えぬ素早い動きを見せるや否や、

値札 6800円/100g の箱から、どっさどっさと空の段ボールに移し始めたではないか。


(まあ、話のネタに1〜2本位は・・・・・)

と思っていた俺の前で、いきなり数十本の商いを始めたのである。

信じられない面持ちで、その様子を見ていた俺は、

多分、あっぱ口状態だったと思う。


爺様の店主は、まるで竜宮城に舞い降りた爺様のように鼓舞し、

何キロまで計れるのかわからない計りに、

その現実離れした段ボールを載せた瞬間、



「おお〜〜〜、ぴったり3kgだなッス

 

この爺様の客、




(マフィアか・・・・?)




頭の中で暗算してみたら、馬鹿馬鹿しくて店を離れることにした。


恐ろしいことに、


その客の爺様は、次の段ボールを用意させ、

残り少ない一物を、せっせと詰め込み始めたようだ。


(冥途の土産か?)







いやぁ、世の中何が起きるかわかりませんでぇ。





失意のどん底の俺。


(しゃあない、米沢ラーメンで気を紛らわすか・・・・・)



先程、暗算してびっくらこいた頭は、そんなことくらいしか考えられなかったワケで。




米沢でも、1〜2を争う人気店、




「ひらま」


を訪ねたが、

既に駐車場は満杯、店の前には行列。

一度、萎えてしまった気持ちからは、簡単に復活できるハズもないじゃないか。



仕方なく、 「ひらま」 に匹敵する人気店を目指す。



(また行列だったら帰るぞ・・・)


駐車場には1台分の空きがあったし、行列もなかった。


よっしゃ!!!





それが、






「かわにし食堂」



店内は結構広く、50人くらいのキャパはありそう。


レジ近くのカウンターに座って、即写!














046






「中華そば 550円」



安心しますよね、この価格表。


マツタケ値段とは雲泥の差だ!!!!




あのマフィアの爺様が数十万円注ぎ込んだ一物と、

この一杯に、どれだけの価値の違いがあると言うのか!




アメ横で売っているバッタ物の 「ディズニー腕時計 500円」 と、


数千万する高級ブランド時計との違いなのか?



引きずっている俺は、すっかり遠慮なくカメラに収めた。








待つこと数分。

































045



これが、 「かわにし」  の、中華そばだ。



鶏出汁の澄んだスープ。

味の濃い東北人の常識を覆すほど、あっさりである。


トッッピングも極めてシンプル。



「何も足さない、何も引かない」


そんなシンプルさが心地良い。



どん底の気持ちも少しは浮かびそうだ。



以前は、この細縮れ麺が苦手だったのだが、今は全く気にならない。

嗜好は変わるもの。



この 「かわにし」 にしろ、 「ひらま」 にしろ、

定休日は水曜です。


ラーメン道を走る者にとって定休日に訪問は愚の骨頂!


くれぐれも情報は大切に!









ufo_hk at 21:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ラーメン 

2011年10月17日

今日の一杯 2011.10.17



久しぶりに正統派の記事を書いてみましょう!




仙台の現場でガキみたいな監督にメッチャ怒られ、

相当に凹んでしまった50過ぎの俺でしたが、

昼時ともなれば流石に腹が減るもので・・・・・。

一緒に帰ることになった若い社員に、俺が運転するエスティマ車中で尋ねてみた。




「腹減ったな、ラーメンでも食うか?弁当は、残業に回せるやろ?」

「はい、ラーメン食いたいッス」




高速道白石I.Cに近づいたので急遽Get offすることに。





「白石と言えば、やっぱ 中華亭 だよな! 知ってるか?」

「いやっ、全く知りません!」


何とも小気味よく 「興味なし」 の返事をしてくれるものだ。



俺の知ったかぶりに水を差すつもりか?




しかも場所をうろ覚えなのに、ナビのラーメンリストには出てこない・・・・。



仕方なく白石城を目指して4号国道を南下し、

適当な道路から市内に進もうとしたその交差点に、

最近できたらしいラーメン店があった。







「九十九」





つくも。で良いんですよね。

急遽、ターゲットを変えた。














040




俺食の 「名古屋コーチン醤油 + チャーシュー丼」

このチャーシュー丼、半端じゃないくらいのボリュームでした。













039



若手社員食の 「肉そば大盛り + チャーシュー丼」

相当の背油にまみれている模様。








043




さて、名古屋コーチンと言えば、日本三大鶏の一つ。

その名を掲げた一杯に、当然期待度は高まるばかり!


スープを一口。

ちょっと甘めの醤油に、ほんのり香る鶏出汁。



「ん、イケるかも・・・・・」




麺は低加水の細ストレート麺で、表面がちょっとざらついた最近流行の麺。

この手の麺は、意外に主張が強い!

案の定、食べ進めるうちに、スープが負けてしまっている・・・・。

無難にまとめているんだけど、スープの力強さが物足りないのだ。


しかも、横には 「チャーシュー丼」 が控えているし。


分厚くて大きなチャーシュー2枚のうち1枚を、

若い社員の丼にワープさせた。

仕事の間、こんな嬉しそうな顔なんて見たことないぞ!というくらい、

満面に笑みを浮かべて、



「ありがとうございッス!」


と、パクつく姿に、

わが息子に抱く感情に似たものが滲んできた。



「ところで、お前のオヤジさんって何歳?」

全く関係ない話を振ってみたら・・・・



「えーっと、48歳ッスね」



ガビ~~~~ン。


少なからず動揺した俺は、



「じゃあさ、オフクロは?」



「同級生ッス」



ガチョ〜〜〜〜ン。


さらに動揺した俺は、それを感付かれないように黙々とチャーシュー丼を頬張る。



それにしても、23歳の若者だ。

いとも簡単に丼の中身を平らげていく絵は、

ムンクの叫びにも似た不可解な感動さえ与えてくれると確信した!


何とも羨ましいし、

できれば、



come Back !!!!! my,blue spring!!!!!











042




さて現実に戻ると、横にいた これが・・・・・



敬愛する伊達屋の 「ネギチャーシュー丼」 とは一線を画しますが、

武骨な程に転がっている肉の塊は圧巻です。


 


帰り際、

ちょっとチャーシューに似た レジのお姉さんに、



「ミニチャーシュー丼、メニューに載せた方がいいと思うんだけど・・・・」


と、余計な要望を添えてお会計。




「何言ってんのよ これが売りなんでしょ!これが



的な、心のツイッターを聞きながら、Bye Byeしたのであります。













044





皆さんのためにおさらい致します。






丼一杯のトッピングっす!




チャーシュー2枚、メンマ、15cm程度の 筍 (メンマじゃない・・・と思う)、

半熟煮卵(半熟ぶりは立派!)、刻み青ネギ、ナルト。


大食いには嬉しいセットです。 (セットメニューではありません)




ラーメン屋の浮き沈みは相変わらず激しいですが、

中華亭 以外に目ぼしい人気店のない白石において、

しっかり地に足をつけたお店になってほしいと、

心より祈っております。



連れの若い社員は、当然の事ながらスープまで飲み干し、

満足気なgeppuで締めくくってくれました。





めでたしめでたし。
















ufo_hk at 19:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ラーメン