青臭い日々の思いで

2012年06月26日

149日目ぶりの再会を・・・・その一





「リンリン・・・リンリン・・・リッ」



事務所の電話を受けた上司が一呼吸置いてから、

「東城君、電話だよ」 と、俺に振ったのだが、

どこか、にやけた顔がいつもながらイヤラシク、

どうせ客からのクレームか、所長の使いぱっしりの命令くらいのものだろうと、

電卓での計算を中途でやめ、受話器を受け取った。


「はい、東城ですが」


「あ、トージョーシャマですか? 初めまして。」


ん?


女性からだったが、何となくじゃべり方が覚束ない様子だった。


(外人か?)


後ろで聞き耳を立てているジョウシの手前、

勘ぐられても嫌だし、当たり障りのない受け応えに終始したが、

結局、英会話教材の勧誘だったワケで・・・。


まあ、公団住宅と事務所の往復に明け暮れる俺に、

若い女からの Lone call などあるはずもなく、

たま〜に呼出されても、田舎のオフクロか吉祥寺に嫁に行った姉というのが精一杯のところだ。


それでも、裏切りを裏返した片言の日本語女性に何となく興味を抱き、

相手の誘いに乗ってみることにした。


「一度、逢ってイタダケレバ、ウレシイのですが・・・」


「はい、わかりました。お会いしましょう!」


日時を確認してから受話器を置いた。


と同時に、後ろからウザい声がかかったが一切無視してやった。





それから数日が過ぎ、約束の時間に駅ビルの茶店に行った。


今では、どんな目印を決めていたのかは忘れてしまったが、

人待ち顔でこちらを見つめている女性の視線が微動だにしない、

と言うことは、

彼女が待ち人か・・・?


でも、どう見ても日本古来の女性にしか見えないワケで・・・・


近づくにしたがって、不安な気分をポケットに押しやりながらも、






「あのぉ、           小野さん・・・・ですか?」






「はい、東城さんですよね。来ていただいてありがとうございます」






えっ? 


(この前の電話の雰囲気と、全く違わね〜か)



青い目は?  片言の日本語は? 

どう見てもニッポンの健康そうな美人さんなんですよ!皆さん!




それから一緒に食事をし、コーヒーを飲み、勧誘の内容を聞きましたが、

俺としちゃ、オフクロか姉からの電話しかないおれとしちゃ、

そんなことはそっちのけで・・・・



彼女自身のことに関して質問責めにしたら、

ある瞬間、店内の喧騒が静まり返り、すべてをその唇に集約したかのような、

つぶやきが・・・・





「スミマセン、嘘をついていました」




とか何とか言ったものだから、俺も大慌て。



たった1時間前に逢ったばかりの女性に、俺は何を詫びさせているんだ?

俺の口から出る言葉が彼女を苦しめているんだろうか?



葛藤もいいところだ。

俺自身、判断が付かない。


このままサヨナラしたって、何ら後ろめたいこともない。

それでも、謝られたことが引っかかって仕方ない。





「どうして、スミマセンなんですか?」



頓珍漢と罵られても構わないと思い、尋ねた。





「はい、私は日本人です。」






・・・・・・・・で、しょうな。






「営業上、お逢いして頂くために会社から言われたものですから・・・・・・・」






つまりは、普通の勧誘の電話では取次も難しい状況で、

ちょっとバイリンガルであれば、俺みたいな田舎出の純朴な青年は、

引っかけやすい!

ということか!?





そう考えると癪に障るが、その時の感情は全く違っていた。


(自分を偽ってまで、懸命に働くってことか・・・・)




俺も、毎日終電に乗れるかどうかの瀬戸際の生活だったし、

運が悪ければ、コンクリートスラブの上で寝る?羽目になる生活だった。


「東京砂漠で生きること」

この辛さを痛感していた俺は、彼女の心痛を理解したのだ。



そして、申し訳なさそうな彼女の前で、意識もしなかった契約書に判を押したのだぜ。



ワイルドだろ?







それが、











この物語のプロローグ。















続きを書けるかどうかは俺次第だ (爆








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2008年09月09日

今日の一懐 2008.9.9

NHK-BSでやってた「薬師丸ひろ子」の番組。

一週間前の夜にこの部屋で見入っていたのですが、

今日、ばっち娘を眼科に連れていったら、その待合室で再放送が流れていました。

 

全校生徒わずか10人の小さな小学校、その生徒全員が合唱部員。

でも、侮ることなかれ!

県の合唱コンクールで銀賞に輝いた実力校。

そこを訪れた薬師丸さんの様子と、

今までのヒット曲を歌う「大人の雰囲気」を組み合わせた番組でした。

 

そう言えば、この前つくば市へ行く途中、

どちらかというとTVの電波が弱い常磐道だったので、

NHK-FMだったら途切れることなく聞けるんじゃないかな・・・と思い、

ずっとかけていたんですが・・・、

 

午後1時過ぎに始まった番組が、

「アイドル特集」だったのであります。

しかもそのアイドルと言うのは、十代の俺たちにピッタシカンカンのアイドルで、

少ない小遣いでやっとの思いで買ったドウナツ版のオンパレード。

 

郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎、天地真理、アグネスチャン、小柳ルミ子、

俺が大好きだった南沙織、できれば「秋の風が吹いて・・・・」

って曲を流して欲しかったのですが、全然知らない曲でした。

 

ちょっと変わり種は、浅田美代子の「赤い風船」

男では伊丹幸男(さちおの漢字が分からない・・)

 

どう表現していいんでしょうね、俺の心理。

 

ほとんどの歌が違和感なく唄えました!

所々歌詞が吹っ飛んでおりますが、メロディはバッチシ!

やはり多感な時に覚えたものは忘れないということか。

 

 

で、話を戻しますが、

薬師丸ひろこの番組で一番最後に流れた曲、

それが今、おれの脳裏から離れません。

ずーっと、メロディが流れています。

まるで小川のせせらぎのように・・・・・・・・。

 

多分、こんな歌詞だったと思います。

 

 

 

もう行かないで そばにいて

窓のそばで 腕を組んで

雪のような星が降るわ 

素敵ね

 

もう愛せないと言うのなら

友達でもかまわないわ

強がってもふるえるのよ

声が・・・・・・・

 

ああ時の河を渡る船に

オールはない 流されていく

横たわった髪に胸に

降り積もるわ星の欠片

 

 

 

時の河を渡る船にオールはない 流されていく

 

このフレーズに痛く感じ入ったのであります。

 

 

誰でも若い時の熱き思いがあって、

それが「現実」という壁に苛まれ、

挙げ句の果てに意志に反して別方向にながされていく・・・・・・。

 

 

懐メロ大嫌い!だった俺ですが、

今回のNHKの番組に、

なんか「やられちゃった・・・かも」という感じです。

 

 

 



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2008年02月27日

今日の一昔 2008.2.27

工場審査を終えたら一気に気分がだらけ、デレスケになりそうだったので、

根を詰めて書類作成に打ち込んだ、戦場とも言うべき机の廻りを片づけることにした。

俺は至ってずぼらである。必ず手の届く範囲に必要なものを置いておく。

だから、一つに没頭した場合には悲惨な散らかり具合に至ってしまう。

ペーパーレスの時代とは言うものの、毎日送られてくるFAXには手こずる。

得体の知れないDMならポイと丸めて捨てられるけど、

今は見たくもない工事の変更や見積依頼などという、いずれ対応しなければならないものが、

層を成していくのである。それは更に俺を窮地に追い込んでくれる悪魔のよう。

「早く対応しろよ」 「いつになったら返事が来るんだ」

その度にいやーな気分になってしまうが、快く対応しているフリをするのが辛い。

 

だから、終えた後のだらけた瞬間がとても心地よく、

高校時代、学年末テストの最終科目を終えて、

大盛り味噌ラーメンを食らい、近くの神社で一服している時の恍惚感に似ていた。

俺は特別、不良でもなかったけれど、人並みにタバコをいたずらした。

その隠れてする行為に憧れていたのかも知れない。

青春のハシリとは、そんなものじゃないかな・・・。

 

そんなだらけた50の親父が、片づけの最中に見つけたもの・・・。

それを読み始めたら・・・、さらにだらけてしまった。

 

 

 

 

青臭さの証拠たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校時代から書き連ねた戯言の集合体である。

しかも学園祭に合わせてガリ版刷りの小冊子まで作って悦に入っていた頃である。

爆発的に文庫本を読みあさった時期でもある。

今では何も記憶に残っていない数々の小説だが、むさぼるように読んだ。

なれど、自分が書く文字の羅列には、何ら力を貸してはくれなかった。

つまりは、才能が無かったということである。

読む度に恥ずかしさを覚える、というよりは破り捨てたくなる。

しかし、若かりし頃の自分の分身であることもまた事実。

仕方ないか・・・。誰でもない、俺の過去だから。

 

過去は消せるものと消せないものがある。

消せないものは否応なく引きずるしかないけれど、

消せるものは消してしまえるし、

それこそ懐かしい幻想にさえ形を変えてしまえるのだ。

それは自分だけの世界。誰にも邪魔されたくない世界だから・・・。

 

 

「妄想」とはいい響きである。

なんでもアリである。

誰も傷つけずに、ありとあらゆる行為に及んでいる。思いに耽っている。

夢とは明らかに一線を画している「妄想」には、強烈な自分が存在する。

「だから、何?」 と、開き直れる強さがある。

 

 

話は変わるが、

 

誰にでも 「忘れられない人」 がいるはず。

ある意味、このような非常に狭い世界であっても、

俺自身、タブーとしてきた世界である。

こんなテーマを与えてしまうと、一気に堰を切ったように、

自分の「遍歴」をあからさまにしそうで、怖い。

 

でも、やっぱり触れずにおく。

「もしかしたら・・・」 は、妄想の世界でいい。

よしんば酔った勢いで宴会のネタで済まして貰えれば本望である。

 

 

若かりし頃の駄作は・・・

 

 

 

 

 

 

 

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2007年07月05日

今日の一ギ 2007.7.5

ギロギロバッチンの「ギロバチ」

 

 

?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眼帯したタヌキです。

 

分かる方、いらっしゃいますか?

 

 

 

これは多分、小学校をちょくちょくさぼった方じゃないと分からないと思います。

 

俺は事情があって、見る機会が多かった!

 

 

 



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2007年05月13日

今日の一映 2007.5.13

「眉山」

観てきました。

 

 

残された時間の中で娘は、母の切なく苦しいを知った。

 

 

東京で旅行代理店に勤める咲子(さきこ、娘)。

 

ある日、故郷の徳島で一人暮らす母、龍子(たつこ)が入院したという

知らせを受け、久しぶりに帰郷する。

咲子が病院を訪ねると、入院してもなお、相変わらず気丈に振る舞う母の姿があった。

 

神田のお龍と呼ばれる母は、言いたいことを言って後には

わだかまりを残さないチャキチャキの江戸っ子。

そんな性格から周囲の人々の信望を集めている。

 

けれども咲子は、父のことを決して語らず、

そして何事も自分一人で決断してしまう母に

寂しさと反発を感じていた・・・・・

 

そんななか、担当医から告げられた母の病は、

            末期ガン。

 

母が余命いくばくもないと知った咲子だが、

母に抱いている感情のなかで葛藤する。

 

母という人間を受け入れられず、悩みながらも看病を続ける咲子。

そんなおり、医師・寺澤と出会う。

 

悩む咲子を寺澤は暖かく包んでいく。

そして、残された時間のなかで咲子は、寺澤に背中を押されるように、

今まで知ることのなかった母の人生を知っていく。

 

会ったことのない父のこと。

母と父の切なく苦しい恋を・・・・。

 

やがて、母の死期が近いと悟った咲子は、

母が父と果たせなかったある願いを叶えるため、

病床の母を熱狂渦巻く阿波踊りへと連れ出すのだった・・・・・。

 

(HPのストーリーから引用)

 

 

そして、そこで待っていたのは・・・・・・・・

 

 

 

 

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ufo_hk at 21:46|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2006年12月04日

今日の一粧 2006.12.4

何か知らないけど、フッと浮かんだのがこの歌。

 

  1. 化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
    せめて 今夜だけでも きれいになりたい
    今夜 あたしは あんたに 逢いに ゆくから
    最後の最後に 逢いにゆくから

    あたしが出した 手紙に束を返してよ
    誰かと 二人で 読むのは やめてよ
    放り出された昔を 胸に抱えたら
    見慣れた夜道を 走って帰る

    流れるな 涙 心でとまれ
    流れるな 涙 バスが出るまで

    バカだね バカだね バカだね あたし
    愛してほしいと 思ってたなんて
    バカだね バカだね バカのくせに
    愛してもらえるつもりでいたなんて

  2. 化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
    今夜,死んでも いいから きれいになりたい
    こんなことなら あいつを捨てなきゃよかったと
    最後の最後に あんたに 思われたい

    流れるな 涙 心でとまれ
    流れるな 涙 バスが出るまで

    流れるな 涙 心でとまれ
    流れるな 涙 バスが出るまで

    バカだね バカだね バカだね あたし
    愛してほしいと 思ってたなんて
    バカだね バカだね バカのくせに
    愛してもらえるつもりでいたなんて

 

事務所のトイレの電球が切れているので、

真っ暗な中・・・・・・・・フッと浮かんだ。何でかな?

 

わかった!

 

昨日のクラブ30周年記念式典に参加協力頂いたレディの奥様)の皆さんの艶やかで華やかな姿が焼き付いていて、ですよ、(あんまり辛辣な言葉は使えませんけど)とても見違えるッテ言うか、(そう書くと誤解されます?)「おお、みんな美しいジャン!」(ここまで書くとヨイショって?)というか、お化粧してるんだなぁ・・・って、素直に心に入ってきたんですね、多分。

だから、暗いトイレの外で光る街頭の明かりに見えたのが、

華やかなレディのシルエットだったんだ・・・と、思います。

(マズイかなぁ 褒めてますよね・・・・) 

 

中島みゆきの 「化粧」 という歌の内容とは全く異なりますが、

女性にとって 「化粧」 って、誰のためにするんだろうな?とか、

綺麗になった私を見て!の対象は、一体誰なんだろう?とか、

たまーに、考えちゃったりするわけですよ。たまにですよ。

 

娘を見てても、七五三で着飾る時はバッチリ化粧するし、

カミさん見てても、毎朝鏡とにらめっこしながら奮闘してるし、

あ、これ。嫌みじゃないんですよ。別に。

ただ、普段化粧なんて関係ないオヤジにとっての自然な疑問。

 

そりゃ、男にだってバシッとキメたいときもありますヨ。

一張羅のスーツにシャツとネクタイのコーディネートで

一晩悩んだり、タイの結び目の窪みに拘ったり・・・

普段は一週間着っぱなしのよれよれ作業服でも

何の文句もありゃしない!そんなモノ。

でも、男のキメたい気持ちと 「化粧」って、

似てるんですかね、どうなんでしょう?

 

女心がわからないアホンダラのオヤジと思われても

仕方ないですが、

女性の「化粧」って誰のため? 

これってトリビアの種(まだやってる?)になりませんかね!

 

 

 

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ufo_hk at 19:45|PermalinkComments(8)TrackBack(0)

2006年11月23日

今日の一叫 2006.11.23

31年前、伝説となった

 

”嬬恋コンサート”

31年ぶりに同じ場所で開かれたコンサートを今放映してる。

 

俺たちの年代にとってはカリスマ拓郎じゃけん。

じっくり見させて貰おうやんけ。

・・・

・・・

 

会場を埋め尽くす人達、皆〜〜んなオジンオバン

ええなぁ、ええなぁ、俺も中に入りたかったなぁ〜。

 

こうせつが雄叫びを!

「盛り上がってるか〜!」 

は良しとしても、

 

 

オヤジィ〜ッ、

 

イキテルカァッ

って、

なんか

哀しくない

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ufo_hk at 09:56|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2006年10月16日

今日の一昔 2006.10.16

ブログを始めてから読書をしなくなって久しい。

以前は寝る前のひとときは、必ず本を読んでいたのだが。

皆さんのブログを訪問したり、今日の記事を書いてるだけで

余計な時間がない。

ま、子供御輿が終われば時間の余裕が出てくるだろうけど、

果たして読書にまで辿り着くのか甚だ自信がない。

 

今日は、昔の写真を探しているうちに懐かしいノートを見つけた。

20歳の頃のものである。

最近コメントしてくれるタナさん同様に、自分の存在・生き様など

様々な事に反応し、思い悩む時期を書き綴ったもの。

今更ながら、自分の青臭さに苦笑しながら読み返した。

(今も大して変わりないかも・・・

 

高校3年生の時、同じクラスに変わったヤツがいて

彼の影響で ” 詩 ” を書くこととなった。

工業高校建築科にも拘わらず、大学は国文学を志望しているヤツに

何となく憧れを抱いてのかも知れない。

自分は家業の3代目として期待され、当たり前の事と思っていたのだが

どこかで路線から外れて風来坊になりたいと・・・密かに思っていた。

だから、ヤツに刺激されて ” 詩 ” をママゴト遊びに選んだのかも知れない。

 

書き連ねたその ” 詩 ” は、500を越えた。

でも所詮、素人の戯言、感情のままの戯れ言・・・

ガリ版で刷った詩集らしきもの・・・も、3巻作ったのだが。

 

大学2年のとき、クラスメート(高校とは別人)が休学してアフリカ留学した。

何故、アフリカなのか未だに見当もつかないが

ケニヤのナイロビで生活し、まとまった休日には

砂漠を彷徨していたそうだ。

書いたこともないエアメールを送ると、絵はがきが帰ってきた。

その度に クラスメート が遠くにいるんだと実感した。

帰国後、俺は クラスメート との一年間の溝を埋めようと

アフリカ音楽・ジャズ・スワヒリ語・・・・・背伸びして見せた。

止せばいいものを、ガリ版誌まで渡して・・・・・

その挙げ句

 

クラスメートの知り合い ( ちょっと詩人だったのかも ) が言ったそうな。

 

「これは ” 詩 ” じゃないね」 

 

それ以来、俺の中から ” 詩 ” が消えた。

言い訳するつもりもないが、痛かった・・・とても。

その言葉にではなく、それを俺に伝えた そのクラスメート の心に。

何故、それを俺に伝えなければならないのか・・・・・

暫く思い迷ったが、わからなかった。

 

今にして思うと、その 痛い言葉は クラスメート自身の言葉だったのかも。

 

それ以来、キャンパスで見かけることも

勿論、エアメールが来ることも無くなった。

 

 

 

 

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ufo_hk at 23:25|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2006年10月14日

今日の一思 2006.10.14

30年前のヒット曲。

「心の旅」

確か、チューリップでしたよね。

財津和夫さんの曲?

 

     あー だから今夜だけは 君を抱いていたい
  あー 明日の今頃は 僕は汽車の中

  旅立つ僕の心を 知っていたのか
  遠く離れてしまえば 愛は終わると言った
  もしも許されるなら 眠りについた君を
  ポケットに詰め込んで そのまま連れ去りたい

  あー だから今夜だけは 君を抱いていたい
  あー 明日の今頃は 僕は汽車の中   

  賑やかだった街も 今は声を静めて
  何を待っているのか 何を待っているのか
  いつもいつの時でも 僕は忘れはしない
  愛に終りがあって 心の旅が始まる

  あー だから今夜だけは 君を抱いていたい
  あー 明日の今頃は 僕は汽車の中
  あー だから今夜だけは 君を抱いていたい
  あー 明日の今頃は 僕は汽車の中
  あー だから今夜だけは 君を抱いていたい
  あー 明日の今頃は 僕は汽車の中

 

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ufo_hk at 00:33|PermalinkComments(6)TrackBack(0)

2006年08月20日

今日の一意 2006.8.20

最近、本読んでないなぁ

その2

 

高校時代の電車は、最後尾の車両の一番後ろに

ツッパリが陣取っていた。

俺は、一度も行ったことがないので詳しい状況は

わからなかったけど、同じクラスのボンタン穿いた

応援団の連中は必ずそこに集まって、隠れタバコに

いそしんでいたようだ。丁度、アイビールック全盛期で、

学生服のカラー(襟)が高ければ高いほどヤンキーに見えた。

ボタンダウンのシャツを着てるだけで「コワ〜〜イ」と言われ、

リーガルのローファーを履くと不良に目をつけられた。

俺は股上がゆったりしてて、裾がキュッと細くなっている

ズボンに憧れ、でも買えないので夜なべをして自分で縫った。

苦労して出来上がったそいつを穿いて、翌日学校へ行くと

昼休みに廊下ですれ違い様に評判のワルに肩をぶつけられ

凄い形相のまま、便所に引っ張り込まれた。

「そのズボン、なんのつもりじゃ」 

答える間もなく、あごに一発食らった。

俺も、意気地なし。 一生懸命手縫いしたズボンの糸を

悔しさと困惑の入り交じった気持ちのまま、切り解いた。

帰りの電車の中、不思議な折り目のズボンに気付いた人は

居たのだろうか・・・。

でも、ツッパリに目を付けられるくらいズボンの出来が

良かったの・・・? 俺の腕前も捨てたモンじゃないぞ!

しかも、一針ずつの手縫いの技。賞賛あれ!

 

憧れも好奇心も一杯で、でもなかなか彼女ができなかった

高校3年のほろ苦い思いで・・・・   (関係ないか↑)

 

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ufo_hk at 20:04|PermalinkComments(0)