「即位九年目にパクヨンという者を召しだして、相談ごとをしかけた。」
(178ページ)

 このロイヤル・オーケストラの最高責任者のような人物に世宗大王は、新しい
音楽を作るように命じたのです。楽器作りから始めることになり、パクヨンは、
楽器製作者たちと工夫を重ね、演奏を行い、その記録を取りました。
 当初は試行錯誤で大変でしたが、数年後に見事な演奏を披露をすることが
出来、大王も満足したのだそうです。
 私は舞踊学の研究者で、≪處容舞≫などの変容を研究対象としていますが、
この本を読んで、王権による変容も視野に入れる必要があるかも知れないと
思いました。

30周年