本日、那覇市のサザンプラザ海邦 4階ホールに於きまして
「沖縄県離島振興市町村議会議長会」の研修会が行われました。

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離島もしくは、離島を抱える18市町村で構成されている団体です。
(石垣市、うるま市、宮古島市、南城市、久米島町、本部町、竹富町、与那国町、伊江村、伊平屋村、伊是名村、渡嘉敷村、座間味村、粟国村、渡名喜村、南大東村、北大東村、多良間村)
各離島の共通課題・問題を18市町村で話し合い、沖縄県や国に様々な提言・要望をしていく為の組織です。

今回は、研修会なので私達議員全員が対象なので、参加をさせて頂きました。
研修内容は・・・
「離島における海岸漂着ごみ問題と その解決策について」との表題で、
(社) 日本海難防止協会 研究統括本部部長 大貫 伸 氏が講師として講演いただきました。

前半は、漂着ごみのパターン(風、海流、季節風、潮汐等)
漂着ごみの種類やモデル地域毎の内容、比率などを細かく教えていただき
それぞれの自治体、漂着ごみに悩まされている被害者ですが、実は漂着ごみを出している加害者でもあることを認識しなければいけないとのことです。

また、漂着ごみの中には人体に有害・危険なものが混ざっていることをあげ、海岸清掃の際には、充分に気をつけなければいけないことを教えていただきました。

後半は、沖縄の海岸に多く漂着する発砲スチロール系のごみを
「宝の島プロジェクト」を通し有効活用する取り組みを(社) 日本海難防止協会が中心となって竹富町の鳩間島で取り組んでいることを紹介。

竹富町では海岸漂着ごみの処理費用1㎥あたり約1.3万円かかる為、竹富町全体に漂着するごみの数%しか処理できない現実がありました。

その中で、漂着ごみ容量の63%を占める発砲スチロールを熱分解する事によりスチレンを生成し、重油や灯油の代用として利用するためのプロジェクトを始動した。
これまで油化装置はあったが、①大型(工場やプラント並みの施設化必要)②高価格③専属のオペレーターが必要④油を生成しても使い道がない
などの理由によりなかなか進んでいなかったが神奈川県・秦野市のサンライフ社がコンパクトで一般人でも管理可能な汎用型・油化装置を開発。
実証実験を重ね、遂には4tトラックに積載できる移動タイプの油化装置で日本全国の離島をキャラバンしていることを紹介していました。


私が旧宮古支庁で臨時職員として勤務していた頃、海岸漂着ごみの調査をしたことがあり、その多さに驚いた事がありました。
何か少しでも解決策はないのだろうか?
と思っていた時期がありましたが、今回の研修はまさに逆転の発想だと思いました。
油化装置は据え置き型、移動型ともに2000万円程度との事です。
移動型なら複数の市町村で共同購入し、定期的に巡回処理をするようなことも出来るのでは?

環境美化などの関連補助金など様々な事業メニューでの導入が出来るのではないかと講師の大貫 伸さんもおっしゃっていました。

宮古島市としても取り組む価値のある内容の非常に素晴らしい研修会でした。

講師の大貫 伸 氏は近いうちに宮古入りするようですよ。(*゚▽゚*)