2006年08月19日

The Best of Swing Out Sister

Swing Out Sister

スウィング・アウト・シスターは1984年、モデル出身のコリーン・ドリューリー(V)、元サーティン・レイシオのアンディ・コーネル(Key)、元マガジンのマーティン・ジャクソン(D)により、マンチェスターで結成されました。

翌85年、デビューシングル「Blue Mood」を発表したものの全く売れず、続く86年にリリースされたセカンドシングルになる「Breakout」が大ヒットとなり全英チャートで4位まで登りつめました。

「Breakout」のプロモ映像
2005年のちょっとスローでおしゃれな「Breakout」のライヴ映像

さらに次のシングル「Surrender」も7位と健闘し、スウィング・アウト・シスターは英国だけでなく、日本でも一躍人気者となりました。

「Surrender」のプロモ映像

それらのシングルヒットを受けて87年に発表された初のアルバム「It's Better to Travel (邦題:ベター・トゥ・トラベル)」」は全英初登場1位となり、アメリカではグラミー賞にもノミネートされることになりました。

スウィング・アウト・シスターの魅力は、ジャズとポップスと昔の映画音楽をうまくブレンドし、汗を一切感じないファッショナブルでダンサンブルな楽曲に仕上げていることでしょう。

決して上手いとはいえない元モデルのコリーンの歌を、バンドの雰囲気としてうまく利用したのもヒットした理由の一つだと思います。

ポップでありながらおしゃれっぽい楽曲は、非常に大人っぽく、同じくバート・バカラックなどの影響を受けたワーク・シャイなどと比較されることも多かったようです。

日本では、当時、かなりスウィング・アウト・シスターを意識している(真似している?)とまで言われたドリーム・カムス・トゥルーというバンドがありますが、曲調は確かにそっくりで、メンバー構成まで同じだったのでちょっと笑えました。
とはいえ、歌唱力はドリカムの方がかなり上で、今や音楽的には共通点は見いだせません。

しかし、89年発表の2ndアルバム「Kaleidoscope World (邦題:カレイドスコープ・ワールド)」でドラムのマーティン・ジャクソンが音楽性の違いから脱退することとなり、コリーンとアンディの二人組となりました。

この2ndはスウィング・アウト・シスターのアルバムの中では少し異質で、バート・バカラックやミシェル・ルグランなどの影響を感じさせる当時なりのオールド・タイムなポップアルバムで私としては大好きなのですが、1stの延長線上の楽曲を期待していたファンに受けず、あまり売れませんでした。

そういえば、その後、ドリカムも何かの事件でキーボーダーが脱退し、二人組となっていますが、特に真似をしたわけではなさそうですね。

結局、92年発表の3rdアルバム「Get in Touch with Yourself」以降は、1stの雰囲気に戻り、確実にファンを?みながらも徐々にセールスは落ちていきます。

その後、96年になって日本で、ドラマ「真昼の月」の主題歌に「Now You're Not Here(邦題:あなたにいてほしい)」が使われ大ヒット、人気が低迷気味だった英国でもそのことがマスコミに取り上げられ一時的に人気が復活したようです。

現在でもスウィング・アウト・シスターとして活動しているのですが、本国イギリスではクラブシーンで絶大な影響力を持っており、自己のレーベルを立ち上げ新人発掘なども行っているとのことでした。

本作は、1996年に「Now You're Not Here」のヒットにちなんで発表されたベスト盤で、デビュー当時から1996年までのスウィング・アウト・シスターのシングルを中心にまとめたポップな一枚です。

「Waiting Game」のプロモ映像
「Twilight World」のプロモ映像
「Am I The Same Girl」のプロモ映像
2005年の「You on my mind」のライヴ映像

この機会にぜひもう一度聴いてみてはいかがでしょう。
特に、初期のドリカムがお好きで、スウィング・アウト・シスターをご存じない方には聴いていただきたく思います。
/BLマスター

uknw80 at 17:47│Comments(6)TrackBack(0)☆英国のその他のアーチスト | ☆ブルー・アイド・ソウル系

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この記事へのコメント

1. Posted by OZAKU   2006年08月19日 19:28
「It's Better to Travel 」、出た当時ヘビロテでした。ほんっとよく聞きましたよ。
今でもちゃんと活動してるのは知りませんでした。彼らのアルバムは何枚か持ってますが、結局このデビュー・アルバムが一番よかったと思います。
2. Posted by BLマスター   2006年08月19日 20:43
OZAKUさん、まいどです。
私も1stはよく聴きましたよ。
最近はこのベスト盤をたまに流すくらいなんですが、今聴いていてもそんなに恥ずかしくないのが良いですね。
ライヴにも行ったことがあるのですが、最近はブルーノートで演ることが多いようです。
かなりジャズ寄りなライヴで気持ちいいですよ。
機会があればぜひ観に行ってみて下さい。
3. Posted by yk   2006年08月20日 12:13
ドリカム聞いた時はホント笑っちゃいました。んで、SOSの1stは今でも良く聞きます。曲の良さと、モノホンのストリングスとシンセ・ベースの取り合わせのアレンジがメチャ気持ちいいんですわ。
ところでコリーンって女子プロレスラーみたいなガタイで強そうですよね。
4. Posted by BLマスター   2006年08月20日 13:22
ykさん、まいどです。
デビュー当時のコリーンはモデル体型でかっこ良かったんですが、最近はちょっとお太りになったようで、顔の小さい南海キャンディーズのしずちゃんみたいになっていますね。
5. Posted by HeyDJ   2006年10月24日 01:31
5 これも懐かしいですね。当時UKモノがすごく新鮮に感じられた頃でブルーアイドソウルだとか言われてたのを思い出します。特にブレイクアウトの12inchのコリーンの表情がイイよね(^.^)。しかししずちゃんには笑いましたw。
6. Posted by BLマスター   2006年10月24日 10:47
HeyDJさん、まいどです。
昔のコリーンはかなり私のタイプだっただけに、現在の体型はちょっぴりショックです。
なんたって、SOSはファッショナブルが売りでしたからね。

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