2006年09月06日

Greatest Hits/Clannad

CLANNAD BEST

クラナド(CLANNAD)は、今や誰もが知るエンヤ(Enya)が以前在籍したことで知られるアイルランド北西部のドニゴール州出身のバンドです。

このバンドは1970年にアイリッシュ・トラッド・バンドとして、エンヤの兄弟や親戚で結成され、バンド名はメンバーの出身地にちなむ [an clann as Dobhar](ドゥアー出身の家族)という言葉を略して「CLANNAD」と名付けたらしいです。
しばしば、『クラナド=ゲール語で「家族」の意味』と解説されることがあるようですが、「CLANNAD」はこのバンドによる造語であり、ゲール語にはそのような単語はないそうです。

結成時のメンバーは、ブレナン一家の兄弟(エンヤの姉と兄)、モイア (Mo'ire)、キーロン (Ciaro'n)、ポール (Po'l) の三人が、彼らの叔父であるノエル・ドゥガン (Noel Duggan)、ポーリック・ドゥガン (Padraig Duggan) の双子と共に、父親のレオの経営するパブで音楽を演奏し始めたのがそもそもの始まりで、先述の通り、元々はアイルランドのトラディショナルな音楽(アイリッシュ・パブなどで聴かれるようなフォルクローレ系の牧歌的な音楽)を演奏するバンドでした。

彼らの妹であるエンヤが在籍したのは1980〜82年と意外と短く、ちょうどバンドの方向性が変わる頃にあたります。
それまでの音楽性を変えるきっかけになったのは、1982年発表のアルバム「Fuaim(フアム)」で、その後も「Theme from Harry's Game」などのTVドラマのサントラを数多く手掛け、かなりのヒットとなったため、現在の音に近いフォルクローレやジャズ、ワールドミュージックの要素を盛り込んだドラマティックで幻想的なニューエイジ系の音に落ち着いたようです。

「Theme From Harry´s Game」のプロモ映像

一方でこのアルバムを最後にソロとなったエンヤは、優しい歌声とコーラスワークにシンセサイザーを大胆に導入し、ケルトの伝統を継承しつつ、世界的な成功を収めることとなります。

これ以降のクラナドも、生楽器に加えて、シンセサイザーなどの電子楽器を多用しているにもかかわらず、非常にオーガニックかつ、叙情的なサウンドで、エンヤの姉モイヤの美しい歌声(エンヤよりも少し線が太く表現力が豊か)も相まって、ケルティックな唯一無二のクラナド・サウンドを完成させました。

また、これ以降の歌に関しては殆どの曲で英語が使われているものの、ゲール語のニュアンスを含んだ発音となっており、一部の曲ではゲール語で歌われているものもあります。

96年にはグラミー賞まで獲得したようで、現在でも、地元アイルランドを始め英国や米国、またドイツでも根強い人気を保っているらしく、ヒットチャートを賑わすほどではないにしろ、常に安定したセールスがあるそうです。

このベスト盤は、そんなクラナドの82年から2000年までの代表曲を集めたもので、初めてクラナドを聴く方にとってはわかりやすく、クラナド・ファンの方にとってはまとめてCDで聴くことができる宝物となってくれることでしょう。

もちろん、数々のサントラのために作られた曲も多いので、音楽を聴くだけでいろんな風景が浮かんで来るのは当然なのですが、それ以外の曲においてもサントラ用なのではないかと思えるほどドラマ性を感じさせてくれるのは、やはりクラナドの特徴と言えます。

「Newgrange」のライヴ映像

また、アイルランドといえば・・・ということで、ここでもU2のボノが出てくるわけですが、1985年発表のアルバム「Macalla」に入っていた、モイアとボノのデュエット曲「In a Lifetime」もこのベスト盤に収録されており、あの独特のボノ節を聴かせてくれます。

「In a Lifetime」のプロモ映像

このアルバムも全曲アマゾンで試聴できますので、興味を持たれた方はぜひ聴いてみて下さい。

エンヤ・ファンの方や、アイリッシュ・トラッド系の音がお好きな方にはぜひ聴いていただきたい珠玉の一枚です。
/BLマスター

uknw80 at 13:27│Comments(2)TrackBack(0)CLANNAD 

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この記事へのコメント

1. Posted by    2006年09月06日 22:21
ハワード・ジョーンズの映像をみました
確か「パールと貝殻」というアルバムは実家に有ったよ〜な・・・
少しずつ制覇して行きます
2. Posted by BLマスター   2006年09月07日 18:11
茜さん、まいどです。
ご覧いただいてすごく嬉しいです。
「パールと貝殻」、捨て曲のない名作ですね。
今聴くと、ちょっと懐かしい音に聞こえますが、それもまた気持ちの良いところです。
どんどん制覇して、懐かしんで下さいね。
ところで、茜さんの大好きなUKアーチストって誰ですか?

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