MAGAZINE
2006年08月11日
REAL LIFE/MAGAZINE
■78年発表1stアルバム
バズコックスをEP『spiral scratch』一枚で脱退したハワード・デヴォードが結成した、これぞポスト・パンクという頽廃的耽美感がツボに入ると堪らない魅力がある一枚です。
妖しく囁きかけるデヴォートのVoは、悪の魔術師に催眠される様な陶酔感があり、キショいとも言い難い魅惑の世界に導かれます。
この独特の雰囲気、カリスマ性は後にスミスやスウェードに影響を及ぼしたと個人的に思うのですが。
「MOTORCADE」のライヴ・シーンはこちらです。かぶりつきで見ている赤毛の少年は後にシンプリー・レッドを結成するミック・ハックネルという所も興味深いですね。
モリッシーも同じ時見てたという噂もあります。
因みにドラムのマーティン・ジャクソンは後に”ドリカム”の元ネタとして御馴染、”スウィング・アウト・シシター”の初代ドラマーとして出て来た時はちょっとビビりましたね。(^_^;)
多分に「食わず嫌い」的になるほど癖のある音楽ですが、バズコックス時代ピート・シェリーと共作した曲も入っており、バズコックスのお好きな方は元より、スミス、スウェードのお好きな方にも推薦したい作品です。
/星