MATT BIANCO

2006年09月16日

A COLLECTION/MATT BIANCO

MATT BIANCO BEST

マット・ビアンコ(MATT BIANCO)は、ファンカラティーナというムーブメントの中心をなすバンドの一つ、ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク(Blue Rondo A La Turk)というバンドにいたトルコ系イギリス人のマーク・ライリー[Mark Reilly](V)、キト・ポンチ[Kito Poncioni](B)、ダニー・ホワイト[Danny White](Key)によって82年に結成されました。

ちなみに、バンド名のマット・ビアンコは、'60年代のスパイ映画やハードボイルド小説を手掛かりにしたものだそうです。

その後、キトが抜け、ポーランド人ボーカリスト、バーシア(Basia)が加入、84年にシングル「Get Out Your Lazy Bed(邦題:レイズィー・ヘッド)」でデビューを果たし、続いて1stアルバム「Whose side are you on?(邦題:探偵物語)」を発表、ダンス・オリエンテッドなグルーヴ感にスウィング・ジャズなどを交差させた新鮮なサウンドで人気を獲得し、翌年には早くも、ロンドンの名門ロイヤル・アルバート・ホールで単独公演を行なうほどの人気となりました。

「Get Out Of Your Lazy Bed」のプロモ映像
「Sneaking Out The Back Door」のプロモ映像

しかし、このアルバム限りで、恋人同士であったマークとバーシアが脱退し、バーシアはソロとして大成、一人残されたマークは、再びブルー・ロンド時代の盟友マーク・フィッシャー[Mark Fisher](Key)迎え、新生マット・ビアンコを結成、シングル「Yeh Yeh」「Dancing in the Street」などをヒットチャートに送り込み、86年にはセルフタイトルの付けられた2ndアルバム「MATT BIANCO」を発表、再び音楽シーンに返り咲きます。

「Yeh Yeh」のプロモ映像

さらに88年発表の3rdアルバム「Indigo」では、プロデューサーにマイアミ・サウンド・マシーンのエミリオ・エステファンを起用し、彼らのラテン・ミュージックのエッセンスをより強調させた作品を完成させました。
このアルバムからは「Don't Blame it on That Girl(邦題:危ない彼女)」「Good Times」などがヒットしています。

「Don't Blame It On That Girl」のプロモ映像

4thアルバム「Samba In Your Casa」(91年)ではブラジルのリオを訪れサンバやボサノヴァのエッセンスを取り入れるなど、ますますエキゾチックなラテン・コンセプトに磨きをかけ、最近ではこのアルバムに収録されていたドゥービー・ブラザーズのカバー曲「What A Fool Believes」が日産ティアナのCMに起用されたことにより、さらに知名度が上昇しました(このベスト盤に収録されているのはCM曲とは別バージョンで新録です。なお、現在ではバーシアの歌うシャーデーのカバー曲「Smooth Opelater」が使われています。)。

その後も「Another Time Another Place」(94年)や「Gran Via」(95年)などで幅広い音楽ファンの心を掴み、98年にリリースされた「World Go Round」は、日本でも30万枚を超す大ヒットとなりました。
さらに、キューバに渡って制作された「RICO」(2000年)、ロンドンのプライヴェート・スタジオで入念に組み上げた「Echoes」(02年)、オリジナル・メンバーのバーシア、ダニー・ホワイトと再会を果たし「Ordinary Day」などのヒットも生まれた「Matt's Mood」(04年)など、ほぼ2年おきに新作を発表、。
今ではハイパー・ラテン・ユニットとも呼ばれ、現在でも精力的に活動を続けており、日本ではブルーノートなどで来日公演も行われています。

「Ordinary Day」のプロモ映像

私は、彼らがブルー・ロンド時代に、その時の流行でサルサやボサノヴァなどの要素を取り入れ、ファンカラティーナというムーブメントに乗っかったように感じていましたが、今になって考えてみれば、その後のマット・ビアンコにおいても一貫してラテンやブラジル系のサウンドをエッセンスとして吸収しており、持ち味となっているジャズやグルーブ感のあるダンス系サウンドにセンスよく融合することで、オリジナリティーを出しているのがよくわかります。

デビューから20年以上経った今、こうして1枚のベスト盤として彼らの作品を聴いても、古めかしい懐かしさを感じることなくすんなりと耳に入ってくるのは、その時代の流行を追いかけたわけでも、先端を走っていたわけでもなく、不変のテーマをチョイスして作り上げて来た彼らのセンスの良さにあるのかも知れません。

あえて、「お洒落」という言葉を使いませんでしたが、彼らのサウンドは「お洒落」の一言に尽きるような気がします。
/BLマスター

uknw80 at 16:58|PermalinkComments(12)TrackBack(0)
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