PeterGabriel

2006年11月03日

Play: The Videos/Peter Gabriel

Peter Gabriel Play The Video

今作は2004年に発表された、ピーター・ガブリエルのプロモ集としては初のDVD作品です。

しかも、単純に既存のプロモを集めDVD化したものではなく、大御所ダニエル・ラノワの指揮により、全トラックが新規にドルビー・デジタルとDTS 96/24の2種類で5.1chサラウンドにリミックスされているのです。
DTS対応のDVDプレイヤーを使用すれば標準的なDTSサウンドで再生できますが、DTS 96/24対応のプレイヤーとサラウンド再生環境をお持ちなら、かなりの高分解能サウンドでサラウンド・ミックスの立体音響効果を堪能することができるはずです。

曲によってはボーカルや編集がCDと違うので、映像付きの再編集されたベストアルバムとして聴くという楽しみ方も出来るというわけですね。

しかし、彼の映像作品の評価は非常に高く、大ヒットとなった「Sledgehammer」や「Big Time」のプロモ映像は有名でしょうから、あの気の遠くなるようなクレイアニメ(粘土アニメ)の制作行程を想像していただくだけでも、彼の映像にかける熱意もご理解いただけると思います。
彼のプロモ作品は、いずれも革新的な映像作家や監督とのコラボレーションであり、ゴドレー&クレーム、スティーヴン・ジョンソン、マット・マハリン、フランソワ・フォーゲル、ショーン・ペンらを起用し、プロモーション用の宣伝映像の範囲を超えて、芸術作品的な映像となっているわけなんです。

1977年のプロモ「Modern Love」から2003年の「Growing Up」まで、ほとんどのプロモが収録されており、私も見落としていた作品があったことを知らされました。
とはいえ、「DON'T GIVE UP」のバージョン2や「When You're Falling」「Darkness」などが収録されておらず、これだけ長尺の作品でありながら収録しきれない映像があるというのは驚きです。

もちろん、各曲を制作した時代によって映像技術の差があるため、1本の作品としてみれば画質や技術のばらつきはありますが、いずれもコンセプト重視の作品でクオリティーは非常に高いものです。

さらに、DVDならではの機能も付加されており、メニュー画面で選択すればいくつかの曲で当時のメイキング映像や関係者のコメントを見ることが出来るのも大きな魅力です。

収録曲は初回の輸入盤で23曲のところ、日本盤では6曲追加した29曲となり、収録時間も本編だけで合計2時間20分強という太っ腹なもの。
じっくり見れば、一晩かかってしまう程の盛りだくさんな内容です。
ジャケットのデザインは好き嫌いが分かれるところでしょうが、この内容で3000円弱なのですから、単にベスト盤として考えたとしても超お買い得ですね。

ちなみに、日本盤(リージョン2)での収録曲は下記の通りです。
(タイトルの下に下線が入っているものはYouTubeの映像を見ることが出来ます)

1. ファーザー、サン
2. スレッジハンマー
3. エデンの情熱
4. ゲームズ・ウィズアウト・フロンティアーズ
5. アイ・ドント・リメンバー
6. ビッグ・タイム
7. ラヴタウン
8. レッド・レイン
9. イン・ユア・アイズ
10. ドント・ギヴ・アップ
11. ザ・バリー・ウイリアムズ・ショウ
12. 河は流れて
13. ビコ
14. キス・ザット・フロッグ
15. マーシー・ストリート
16. グローイング・アップ
17. シェイキング・ザ・トゥリー
18. ショック・ザ・モンキー
19. スティーム
20. ザ・ドロップ
21. ツァール
22. ソルスベリー・ヒル
23. この夢の果て
24. ゲームズ・ウィズアウト・フロンティアーズ (ライヴ2004) (エクストラ)
25. モダン・ラヴ (エクストラ)
26. 空を渡る巣 (エクストラ)
27. 『グローイング・アップ・ライヴ・ファミリー・ポートレイト』 トレイラー
28. 『グローイング・アップ・ライヴ』 トレイラー
29. 『シークレット・ワールド・ライヴ』 トレイラー

/BLマスター

uknw80 at 13:45|PermalinkComments(4)TrackBack(1)

2006年07月23日

So/Peter Gabriel

1ca70f5a.jpg

■86年発表5thアルバム

今作発売前、FMラジオを聞いていた折、ピーター・バラカン氏が「凄い丸くなっちゃってるんですよねぇ〜」と発言されておりまして、え!ホントかなぁ?と思いつつ輸入LP屋に直行し購入すると、まさしくその通りで、例えますと、通い慣れたお気に入りの”豚骨こってり”系「ラーメン屋」に何時もの様に行くと、突然「蕎麦屋」になっていた様な衝撃でありました。

正直に言いまして、最初今作を一聴した時の感想は、「僕のガブは何処へ行っちゃったんだ、こんな丸くなりやがってぇ」というものでした。
ラーメン屋の作る蕎麦なんて食いたくねーやと・・・。
若かったです(苦笑)。

しかし、2度3度と聴きこむ内に、少しづつ少しずつ今作の素晴らしさがジワジワと身に染込んで来るのに差程の時間を要しませんでした。

ジャケット・アートが、それまでのおどろおどろしい路線から一転し、JDやニュー・オーダー等で知られる異才ピーター・サヴィルを起用、垢抜けたものになり、まさかの”スタイリッシュ”なピーター・ガブリエルが、ここに誕生。
ナチュラルな”シンガー”としてのガブリエルの魅力が最大限に高まったアルバムに仕上っています。

ROXY MUSICの『AVALON』を皮切りに、クセのあるアーティスト達が新しい形のAORを作り出した時流の1つに、今作も当て嵌まるのではないでしょうか。
その事は或る意味で成熟であり、人間の在り方として当然の帰結と捉えられて然るべき変化ではないでしょうか。

今作に措いてのPGの”変わり身”は、今思えば、あくまで変化でしょう。
勿論進化と捉えて何ら問題無い訳ですが、ネガからポジに反転しただけだと仮定してみれば、元の実像は同じであると謂う事も真実である訳でありまして。

恐らく世界的ヒット作になった今作からガブリエルを聴き出された方が当時にしろ現在にしろ大多数だと憶測します。
私など不可能な故、今作から遡って旧作を聴かれる方々を羨ましく思ったりも・・・。

最後に少し。
最終曲(現行CDでは「ザ・ピクチャー」が追加収録されていますが)8「We Do What We’re Told」の最終節
********************
one doubt ひとつの疑問
one voice  ひとつの声
one war   ひとつの戦争
one true   ひとつの真実
one dream  ひとつの夢
********************
この歌詞の行間に”one love”が込められてると思うのは私だけでしょうか・・・。
/星

uknw80 at 17:27|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2006年07月08日

検Peter Gabriel

88f779c6.jpg

とりあえずジャケットについて。
既出『掘戮防蕕韻採瑤蕕此鰭櫃ぁ匹任后
これを見てジャケ買した人は居無いでしょうね恐らく。
best hit USAで知った5「Shock The Monkey」があったとしてもガチャピンの土座衛モンの様なアフリカ辺りの民族儀式用仮面のアップのジャケを見てアルバム買わなかった人が多いとも容易に想像出来ます。
良く企画会議で通ったと。

『掘戮妊侫ーチャーされたゲート・ドラム、ギター、サックス等生楽器に入れ替わり、サウンドの比重は当時最新鋭のデジタル機器、フェエアライトCMI、リン・ドラムの使用が主になっています。
これはガブリエルが民族音楽に魅了され傾倒し、そこに自身の音楽との共通項を見出したから故なのでしょう。
彼として、自身の音楽性と民族音楽との「接着剤」として上記のテクノロジー器材を要したのだと思います。

個人的に今作でのBestを挙げさせて貰うと2「San Jacinto」です。
この曲を聴くと、まるでアフリカの大地に夕陽が沈む地平線を眺めている様な錯覚に陥るのです。
その心境はと謂うと、言葉にすると拙く大袈裟なのですが、生も死も超越した様な恍惚感、とでも謂う感覚です。

私がガブリエルのアルバムをオン・タイムで新譜購入したのは今作からです。
その思い入れもありますが、ガブリエルのオリジナル・スタジオ・アルバム中、最高傑作は今作では?と。
いやしかしそれは保留にしておきます。
個人的にしろ、いささか早い結論ですね、まだまだガブリエルは現役ですから。
/星

uknw80 at 20:43|PermalinkComments(2)TrackBack(1)
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