2007年10月20日

一年経ちました。

早いもので、本日10月20日で、
ウクレレ前田さんが亡くなって1年が経ちました。

みなさまは、この1年、どうすごされましたか?
というか、本人のウクレレ前田氏は、
どうされているのでしょうか。

これからも、まだまだ世界は続きます。
がんばっていきましょう!


べまき

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2007年04月16日

ウクレレ前田追悼ライブ〜あなたにも分けてあげたいエンドロフィン〜

「ウクレレ前田氏の追悼ライブ」の情報です。

ウクレレ前田こと前田直也氏が亡くなって、
早いもので4月20日で、ちょうど半年です。
そんな日に、追悼ライブが開催されます。

多彩で豪華な出演者を集めてしまった、
シャック三原さんに謹んでお礼を申し上げます。

                     べまき



●ウクレレ前田追悼ライブ
  〜あなたにも分けてあげたいエンドロフィン〜
日付:4月20日(金)
時間:19時開演(18時開場)
場所:大阪新世界フェスティバルゲート8階「ブリッジ」
料金:前売り1500円,当日2000円


新世界「ブリッジ」
http://www.beyond-innocence.org/

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2006年10月21日

ありがとうございました。

ウクレレ前田こと前田直也氏が、
10月20日15時10分
永眠されましたので、報告させていただきます。

9月30日未明に骨髄移植が終了した後、
10月13日には生着が確認され、
16日の週には一般病棟に移る予定となっていましたが、
悪性リンパ腫の勢いは、
移植後の前田氏の回復を待ってくれませんでした。

ただ、とにかく孤独な闘病生活の中、
前田氏は、このブログをはじめ、皆様のご支援を糧としておりました。
そして、厳しい治療に耐え抜いたことで、
そのご支援に応えておられたのだと思います。
どうぞ、前田氏を褒めてあげてください。

取り急ぎ、報告まで。



べまき

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2006年10月03日

●闘病記 入院8回目

8時間をかけて9/30の明け方に移植が終了。
大量の他人の血に自分の未来を託す第一歩となったわけだ。前処置からえらくしんどかったが、全体から見てもこれでやっと第一段階をクリア。これからはドナーの造血細胞が着床するのを待つのみ。それまでは、そしてそれからもほかの病気に感染しないように過ごすしかない。まったくもってビビリながら生きている。

背中の痛みとかは減ってきているので、身体の中で変化が起きていることは感じられる。最近ブルーなのは治療のせいで声がちゃんと出なくなっていること。気道の周辺に放射線治療をしたせいだ。心配なことばかり探しているのもどうかと思うが、まず声はまっさきに回復してほしいと願うばかり。

ブログへのコメントぜ〜んぶにレスをしたいところなのにそういうときに限って体力がないのがつらい。みんな、ありがとう。

2006年09月28日

●闘病記 入院8回目

9/28

あと何時間かすれば大量の他人の血が体内に入る。
同種移植(ミニ移植)治療の始まりだ。
今は周りの方の善意によって生かされていると
感じずにはいられない。

面会もしばらくは不可能になり
完全な無菌室状態になるのでご注意を。

私の悪性リンパ腫はこれでしか治す方法がない、
ということで移植をするわけだが、
2,3週間は白血球が造れないという
身体になるわけだし、
その後も肺炎・GVHDなどの合併症との
闘いになる予定だ。

山のような量の薬を採り続けるのもかなりナーバス。
生存率がなんとも気になるリスキーなこの病院生活は
JBの名曲「スーパーバッド」のサックス・ソロを連想させる。
ブリリリリ〜。

というわけでお世話になっている方々に改めて感謝を。
すこしでも長生きがしたいというわがままな思いで
ここまでやってきた...。

2006年09月22日

●闘病記 入院8回目

ところが、移植が決定した。そのための前処置もスタートすることになった。検査の結果、新しい腫瘍はばい菌によるものではなくて同じリンパ腫の一種らしい。一日で方向性がらっと変わるので自分の気持ちだけがついていけていない。
しかしここでも問題発生。この結果を受けて投薬なども再開することを覚悟していたら、肝心の薬を身体にこのあと投与するためのルートが入らないのだ!左・右の胸部からはすでに失敗していて、今日は右首横からのルートがこれまたうまくいかない。痛い思いだけはしているのに。
今日から新しい抗がん剤治療が始まるので白血球は下がっていくはず。はたしてこの闘病記、いつまで続けられるか。。。

2006年09月21日

●闘病記 入院8回目

9/21

連日左胸へのルート管設置が失敗して、背中の激痛がどんどん大きくなって睡眠不足のまま。そのなかで個室に移るという面倒な作業を終えた。午後からの治療を待っていたら、その前にまずは皮膚科に行くことになった。最近できた腫瘍のひとつ、右肩にできているデキモノを切って取り出し、検査したいという。
さっそく部分麻酔をして取り出しているうちに、これがどうやらリンパ腫ではなく、まったく違う種類のばい菌によってつくられた可能性があるという。このまま意味不明の腫瘍を身体においたままの移植処置が難しいとのことで、ここまできて移植をする・しないを考え直すことになった。急遽、前処置は全部中止。
もう、え〜!!!という感じ。JBもびっくり。こんな直前になって。
どうするかは明日の午前中に決定するそうだ。午後はぐったり。クスリで痛みをやわらげるだけの毎日が続く。

2006年09月20日

●闘病記 入院8回目

9/20

9/6に放射線治療を開始してから思ってたよりもいろいろ副作用も出てきて入院生活が苦しくなってきた。
水分をとったりするのにに苦労したり、連日39度を超える熱が出てきてしまう。吐き気も連日ひどくて、放射線を浴びて巨大化したゴジラが火を吐いているのを連想してしまうくらい吐きたい気持ちになる。
肺の下部・背中に新しい腫瘍ができたりで!寝る向きにも一定の決まりができたりして。このまま9月末に他人からの血を利用した移植が順調に行えるかさえ心配。
CHOP療法5コース後い再発、化学療法後自家移植、一ヶ月に再発、そして今回の同種移植。なんだかフルコースになってきた。

明日から移植に向けて前処置がはじまって個室にも移ります。会える人は限定になるかも。

2006年09月04日

●ウクレレ前田も気になる!!イベント情報  10月〜

takeinuこりゃおもしろそうだなという関西でのライブイベントなどを勝手に紹介。詳細は必ずご自身で確認してください。2006年9/4更新。

★10/3 アサヒビールロビーコンサートin吹田「ビッグビッグバンド」 大阪 アサヒビール吹田工場ゲストハウス
○コンサート出演: ビッグビッグバンド(公募で100名募集)、栗原正己、高岡大祐、イトケン、森本 アリ、三田村管打団?メンバー、グラスキンジャズオーケストラメンバー
○初心者を対象としたワークショップを開講します。会場:クレオ大阪北。9/12・18・26※上記3日間のうち、ご都合のつく日にご参加ください。
○演奏参加に関する問い合わせ先:NPO法人大阪アーツアポリア :(担当:小島)tel/fax 06-6599-0170

★10/7・8・9 「ぼろフェスタ’06」  京都西部講堂
7 ゆらゆら帝国、THEATRE BROOK、 Limited Express (has gone?)、ALOHA (from U.S.A.)、THE BEACHESほか
8 小島麻由美、Ken Yokoyama 、Caravan、ロボピッチャー 、Melt-Banana、かせきさいだあ、騒音寺、はじめにきよしほか
9 ムーンライダーズ、eastern youth、T.B.A. (Special secret guest!!!!!!)、岸田繁(from くるり)、SCOOBIE DO、NEW 二階堂和美ほか

★10/8 「DANCE BOX10周年祭 Dance Circus100連発!! 」  大阪DANCE BOX   

★10/8 「リクオ&ピアノ」  大阪 Rain Dogs
大阪では久々、たった一人のピアノ弾き語りワンマン。 出演:リクオ オープニングアクト:沢田ナオヤ

★10/11・12 「ツール・ド・フランス 秘められたアスリートの記録」  京都 メトロ大学
自転車レースのドキュメンタリー2作。11:『OVERCOMING』、12:『マイヨ・ジョーヌへの挑戦』

★10/14 緑地公園RAINBOWHILL  大阪 服部緑地公園
ハンバートハンバート、田辺マモル&ラボリボルバー、チョウ・ヒョンレ、さねよしいさ子ほか

★10/21・22 「P−hour7 An experience of modern music」 京都 京大西部講堂
21:ROVO、大友良英、The Red Krayola (from USA)、Buffalo Daughter、三田村管打団?、七尾旅人+guest
22:SPARKS (from USA)、Spank Happy featuring 野宮真貴、Watts Towers

★10/22、11/19、12/17 「BATTLE ON POETRY」  京都 「Tranq Room」ギャラリー
ホストである詩人choriと30分ずつのライヴパフォーマンス、観客のジャッジ制。

★10/24 「梅津和時 KIKI BAND”DOWSER tour 2nd Act”」  大阪 BRIDGE
出演:梅津和時(as,ss,bcl)、鬼怒無月(g)、早川岳晴(b)、Joe Trump(ds,per)

2006年09月01日

とりあえず

肺の痛みなどのためにしばらく更新できませんでしたが、ここにきて背中がきつくなってきました。来週からは放射線治療が始まる予定で、いつ再開できるかどうか..。楽しくていいネタはいっぱいあるのだけどなあ。誰か代わりに日記を書いてほしいところです(笑)

ukulele3 at 15:40|PermalinkComments(13)TrackBack(0)clip!日記 

●ウクレレ前田 プロフィール

naramaedaこのブログ「裏声喫茶」を書いているウクレレ前田の紹介ページです。

● 現住所:大阪府 豊中市

● 職業:楽器製造業(ドラムス)現在休職中


● 病歴

1)2005年5月に悪性リンパ腫で入院、CHOP療法で治療。

悪性リンパ腫 非ホジキンリンパ腫 T細胞型 アナプラスティック異形成大細胞型 中悪性度 ステージ4(顎部、鎖骨部、右腋部、右側胸部〜前胸部皮下脂肪組織、胸水、両側肺門部、腹部大動脈周囲リンパ節、ソケイ部)

2)退院してCHOP療法で外来通院。

3)2005年10月に再入院。脊髄液・神経組織に悪性リンパ腫を確認。化学療法3コースのうえ、自己末梢血幹細胞移植を2006年4月に行う。

4)5月に退院するも、縦隔(上縦隔、大動脈弓下、気管分岐部、左肺門下部、下葉気管周囲)に多数の腫瘍が見つかり、再入院。

5)2006年9月、化学療法の上、同種移植(ミニ移植)予定。
  

● 音楽

*ロック寄りのブルーグラス・バンド「ニューグラス・リバイバル」のライブを偶然見かけてショックを受ける。
*初めて買った楽器はブルーグラスのバンジョー。
*ポール・バターフィールド、Jガイルズバンドにあこがれてブルース・ハープを始める。
*学生時代はコピー・バンドでボーカルとハープを担当する。
*社会人になってから、和太鼓グループ「鼓童」の研修所で和太鼓・笛を習う。
*大阪に戻り、チャンゴ、ガムラン・グループに参加。
*社会人バンドでのコーラス好きが高じて、ドゥワップ・グループに参加。
*1997年、佐藤允彦の提唱する即興演奏ワークショップ「ランドゥーガ」に初参加。
*さがゆき、巻上公一、おおたか静流、フィル・ミントンなどのワークショップに参加して言葉をともわないヴォイス表現にはまる。
*将来は自主的な即興演奏・即興歌唱の場を設けることが目標になっている。


●アートマネジメント・イベント制作

* 2001年に参加したアートマネジメント・セミナーをきっかけに、働きながら企画・制作する方法を模索中。
* 活動成果はホームページで紹介。

  「アートマネジメント・グループ」 http://lanai.hp.infoseek.co.jp/

* 関西で行われるイベント情報とその感想はこのブログでがんばって掲載中。


● 趣味

* ボディボード  夏は磯ノ浦・和歌山・四国高知の海へ。
          しかし永遠に初心者レベル..。
* マウンテンバイク  大阪市内の渡船場や、谷町通りを街乗りするのが楽しい。
* 読書  赤瀬川原平、みうらじゅん、大槻ケンヂ、楠田枝里子、山田太一
* 映画  恋人たちの予感、雨に唄えば、眠狂四郎シリーズ


メールは ukulala@nifty.com まで!

2006年08月30日

●体験記 8/30「see you in a dream --- in concerts」

seeyou京都 同志社大学寒梅館ホール
 
日本の歌謡史に残る数々の名曲を残した作曲家、中村八大の作品を、大友良英がアレンジ&プロデュースし、さがゆきが歌った2枚組CDボックス『see you in a dream』。そのレコーディングに参加した主要メンバー全員参加による、コンサート・ツアー。

日本では滅多に体験できない「リスペクト」の精神が舞台上で伝わり、単なるナツメロ・コンサートになることもなく、フリージャズ・ノイズ表現を含めていろいろな味付けで名曲たちが楽しめた極上の舞台になった。

去年見に行ったブライアン・ウイルソンの「スマイル・ツアー」を思い出したのは私だけはなかったらしい。古き良き時代のグッド・オールド・ミュージックを連想させるようなゆったりとした曲調から、一挙に狂気をはらんだワイルドな展開になる部分があったので、そう感じることはあったのかもしれない。

「上を向いて歩こう」のようなノホホン系スタンダードの作者が、「太陽と土と水を」のような激しいサイケ・ロック!を作曲した方と同一人物だったりするのだ。

しかしなんといっても渋谷毅のピアノだけでの伴奏による、デュオには参った。さがゆきの細かいボーカル・ニュアンスが伝わってくる歌唱。感情が高ぶって気がつけば私は大粒の涙を流してしまっていた...。演奏中に泣いてしまうことなどめったになかったのに。決してリアルタイムで聴いていた曲ばかりではない。でも過去にあった楽しい思い出だけが脳の奥から引っ張り出されるのだ。エンディングで歌われた「夢で会いましょう」でも、さがゆき・大友良英・山本精一の3人による心のこもった歌に私の涙腺は止まらずじまい。

なぜ私たちはウタを歌うのか?なぜウタを歌わずにはおれないのか?人間はみな一人一人孤独に生きていくにはつらいことが多すぎる。すばらしいウタには楽しい思い出がたくさん詰まっており、生きる痛みを一瞬だけでも取り除いてくれる。そのことが理屈なしで改めて確認できただけでもうれしかった。

付き添いなしでは今回駆けつけることができなかったし、これまでの様々な方々のご縁で実現した京都行き、幸せな気分でいっぱいだ。

さがゆき:vocal
大友良英:guitar, guitar-banjo
渋谷毅:piano
山本精一:vocal, guitar
近藤達郎:organ, harmonica
栗原正己:bass, mellophone, recorder
関島岳郎:tuba, recorder
坂本弘道:cello, musical saw 
高良久美子:vibraphone, percussion
芳垣安洋:drums, percussion, trumpet

参考:http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/20060902

同志社大で会いましょう

ずいぶん無理を言って本日30日京都に行かせてもらえることになりました。

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2006年08月25日

すっきりとした物言い

◆すっきりとした物言い

あんまり靖国とか外交問題が盛り上がらなくて古いネタばかりになるが。私のほうはあいかわらず左胸の痛みで9月末の移植ができるかどうかも怪しい状態だ。闘病日記とかサボっております。

宮崎学責任編集「直言」
2006.08.22第18回「戦争責任とメディア その1」
2006.08.14第17回「8月15日に思うこと」
「学習障害性ナショナリスト」2006年08月16日
内田樹の研究室


◆今時のボーイ・ジョージ

歌手ボーイ・ジョージさん、裁判所命令でNYの清掃奉仕活動。
1980年代の英国の人気バンド「カルチャー・クラブ」でボーカルを務めたボーイ・ジョージさん(45)が14日、警察に虚偽の通報をした罰として、ニューヨークで道路清掃の地域奉仕活動を始めた。ほかのメンバーは別にバンド活動を始めているらしい。人生、いろいろでございます。


◆北欧音楽からのリンク

私が鼓童という太鼓グループいた縁で、今もいろいろ教えてくれるPecoちゃんには感謝している。入院中にもアイリッシュ・北欧音楽・アフリカの親指ピアノ音楽についての最新の情報を教えてくれるのでありがたい。彼女のブログ「Peco's box」でもコンサート制作の奮闘ぶりが伝わってくるが、同じく東京で自主コンサートの開催を手がけているやまだまさんの「音楽を聴く仲間の会」も最近では北欧音楽への傾斜ぶりがすごい。やまだまさんは無農薬野菜の栽培も手がけ始めた方なので、こちら方面からもリンクがどんどんひろがりそう。「いい音楽を聴きたい」と「おいしいものを食べたい」というのは
同じ系統の願望だという気がますますしてきている。


◆サウンドアーチストとは?音楽家とは?

ブログ「こぐれ日乗」8/10分にサウンドアーチストという名称についての一考察が。
一方、日本を代表するサウンド・アーチスト、藤本由紀夫「芸術とアート」はイコール「音楽家」と述べているそうで、こうやってみると、どうやらジャンルは言葉を使う私たち鑑賞側の使い分けによるものだなあと。


◆関西にヴォイスアーチストはいるのか?

かつて関西にはヴォイスを意識しているアーチストはほとんどいないと勝手に思い込んでいたが、よく考えたら関西ノイズ界のヒーローであるボーカルの「マゾンナ」がいらっしゃったことをすっかり忘れていた。関西ヴォイス祭りも不可能ではないか!もっともマゾンナ氏、最近は「アイドル活動バンド」をしているとの評判らしいが...(ブログ「Vanilla Noon」から)。


◆ノートPCで音楽ができるか

無料でMIDI・オーディオが多重録音できる音楽ソフトをインストールしてみた。「Music Studio Producer」ってやつなんだけど、病院で歌った鼻歌を元に曲がつくれないだろうか?とかトルコの伝統楽器ズルナを再現したVSTIを利用できないだろうか...。と夢はあるが、最後はは知力・体力の問題だろうなあ〜。

ukulele3 at 04:34|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!日記 

2006年08月20日

●CD Chori 「REDEMPTION SONGS」

chori
現在京都のカフェやライブスペースを中心にポエトリーリーディングでも活躍している若き詩人のファースト。ただ詩の朗読を収録しているのではなく、ミュージシャンから提供された音楽トラックをベースにヒップホップの影響を受けた「スポークンワーズ」を語るというスタイルだ。現実から遊離してしまった文学を身近な言葉を使って大人の遊びにしようという精神。そしてヒップホップが陥ってしまったさまざまな型からも距離をとり、クールで一定のポジションを保つ。韻を踏むことやリズムは絶対ではなく、「俺が!俺が!」という型にとらわれることもない。

ヒップホップやJポップによくみられがちな「盛り上がり系」や「人生応援歌系」では決してない。どちらかといえばテンションは一定で、平坦だ。が、choriの語るスポークンワーズはあくまでも「前向き」。現実にはさまざまなつらいことや苦しいことを経験したことがある人でなければ描けない「前向き」さ。韻を踏まず、普通のテンションで語られるスポークンワーズが、エレクトロニカやヒップホップを通過したクールな音と出会うことで独特の日本語感が生まれている。詩でもラップでもない。まだまだこれからジャンルを超えた活動が気になるアーチストだ。


Profile
ウクレレ前田
 即興演奏とアートマネジメント活動を愛する大阪在住の会社員。ロックなCD、本、イベントを紹介しつつ、2005年6月からは悪性リンパ腫との闘病日誌を公開。
メモ
9月末に再移植決定。それまで毎日のように放射線治療、無菌室での治療も予定されているので痛みのためにブログの更新ができなくなるかもしれません。面談もむずかしくなるかも。メールはukulala@nifty.comへ。