鬱道楽。 : 一匙の異常

二、三週間程前、仕事のストレスで本気で軽い鬱状態に悩まされていた。

休日を利用して心療内科へ足を運ぼうとも考えていたが、結局毎日お酒に相談しただけだった。
バスタブに“しもつかれ”みたいな嘔吐物を垂れ流して、笑いながらシャワーでキレイに掃除した晩もありました。。

残業でボロ雑巾のようにクタクタになりながら帰宅し、アルコールを摂取して泥のように眠る。
本を読む気力は全く失せていた。
小説を書くなど、夢のまた夢。

何をしても「楽しい」と思えず、じゃあ自分は何のために律儀に酸素を吸ってトコトコ歩いているのかと自問自答し続けたが、結局死ぬのが怖いからという退嬰的な返答しか頭に浮かび上がって来ない。

ユリだったか何だか忘れたが、とにかくある花を密室の部屋の中に大量に敷き詰めて寝ると、スンナリ成仏出来るらしい。。

キレイな死に方だなぁ、と思う。
小生には残念ながら似つかわしくない。

要するに、ここ最近精神的に病んでいたのです。。
それが、ようやく快復の兆しを現し始めた。

だって、ひょんなことからテレビの衛星放送契約したんだもの。
毎日WOWOW観てます。

一日に二、三本映画を鑑賞し続けていると、さすがに心の毒素が抜けていきますな。仮に殆どB級映画だとしても。。

残業もようやく減ってきたし、ここから挽回出来れば良いなと思う。

背伸びして実際以上に大きく見せようとは思わない。
虚勢を張って自分自身を飾り立てようとも思わない。

下級公務員なんて、所詮国の家畜なのだよ。。
「私は公的奴隷です」と書かれた看板を首からぶら下げてるようなものだ。

この数週間で味わった精神的な傷は一生忘れない。
いつか必ず小説で見返してやる。。

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