一匙の異常

物書き志望の公務員が綴る、何とも下世話な日常。

2014年06月

世の中には、「ストーカー」なる畜生が存在する。

インターネット等による過度な情報操作が可能にさえなった昨今、このような精神的加害者はその悪行を多種多様に広め、俗世に横溢を極めている。



あ、こんばんは。白石宇鏡です。
好きなマヨネーズは、ピュアセレクトマヨネーズです。
何にでもマヨッちゃうもんね。

つい最近、同じ支部の友人としゃぶしゃぶを食べながら呑んだのだが、彼のシマが現在どエラい状況に陥っている事実を聴かされた。

つまり、セクハラです。。
(敢えて補足しておくが、決して誇張では無い)

彼のシマには、4月から新人の女の子が配属されている。

当然、それは自分も把握している。
ただ、現在に至っても彼女がどのような容姿や性格の持ち主なのかは、皆目判らない。

稀にこちらのシマへやって来るので、業務上の会話は多少交わした事はあるんだけれども。

ホラ、僕ちゃんってシャイな男の子だから。。
と云うか、こちとら他部署と違って煙草吸いに行く暇すら無ぇんだよ。

この歳で係長クラスの仕事してるんだぞ。。
ダンカン、コノヤローめ。

風の噂だと、彼女は新卒だから23歳らしいじゃないですか。
なんちゃって係長の自分と同い歳って訳です。

彼等のシマの上司が、とにかく最近えげつないセクシャルハラスメントをしているらしい。

(case.1)
彼女が帰宅途中、ふと後方から視線を感じ振り返ってみると、上司に何気なく尾行されていた。

(case.2)
帰宅途中、上司から
「今、○○駅に着いたよ★」
的なメールが届く。

(case.3)
仕事の途中、意味の無い差しの面談。

因みに、当の上司は40代そこそこだが未だ独身、しかし服装は妙にこざっぱりとしている洒落た格好をしている。

ハゲてるけどな。。

誰も見てないって。
見るとしたら、襟やカフスボタンじゃなくて頭皮の方だよ。

おまけに、額からせり上がるようなハゲ方ならまだ救いようがあるが、残念な事につむじを起点にして放射状に抜けていくタイプのハゲ方だから、どうしようもないんだな、コレが。。

随分遠方の実家から通勤しているらしいが、頭までドーナツ化現象にならんでも良かろうに。

おっと、つい口が滑ってしまった。
許したまえ。いくら才能が未熟でも文章を綴るのが好きな人間にとって、こういった衝動は止めたくても理性が云う事を聴かんのだよ。

ハゲてるけどな。。

で、異質な空気をようやく悟った彼女は、次第に上司を可能な限り避けるように工夫した訳ですね。

ところが、その態度を動物的本能で敏感に嗅ぎ取った上司は、陰湿な経験を生かし彼女を些細なミスも漏らさず逐一責めるようになってしまったのです。

何でも、彼女はある呑み会の時に涙を流したとか。

いや、知らんがな。。
虐める方は勿論だが、泣く方も泣く方だなぁって思うよ。
マヨネーズ好きのなんちゃって係長から意見を述べさせて貰うならば。

そのシマでは現在、更に上の人間に報告すべきだという動きに着手する予定だそうだが、本当そうした方が良いんじゃないかな。
自分完全に部外者だけど。

ハゲてるけどな。。

と云うより、仕事を始めてから少なからず今回のようなケースの問題(所謂セクハラ)は周りから耳にしていたんだが、どうしてそんな無鉄砲な所業をわざわざするんだろうと聴く度に呆れていた。

だって、どう考えても絶対バレるじゃないか。

いや、もしかしたらバレるとかそういう浅い問題では無いのかな。。
権力でねじ伏せた上での、公然の性的遊技。

いや、だからアカンって。。
権力って云ったって、たかが知れてるもの。
上には必ず上がいるんだから。ましてやウチの職場なんて。

仮に将来自分が本当に係長辺りの役職に就いたとして、部下にSKE48の松井玲奈のような女の子を持ったとしても、セクハラ紛いの真似なんて絶対しない自信があるな。

と云うか、単純に怖いんだよ。
繰り返すけど、絶対いつか白日の下に晒されるんだから。

要するに、保身です。

ハゲてるけどな。。

それなのに堂々と職務関係以上の繋がりを持とうだなんて思うって事は、どう考えても性的欲求が理性を押し潰してしまっていると思うんだよなぁ。

あと、悪い意味で人生において仕事のウェイトが高い人間なんだとも思う。
自分はそもそも、そういった次元では無い。

神様にピュアセレクトマヨネーズと今の仕事どっちを取るかと問われたら、前者と即答するしね。

だって、採れて3日以内の国産新鮮卵だけを使用してるんだもん。

ハゲてるけどな。。

何故に「今、○○駅着いたよ★」だなんてメールを送るのかね。
明らかに受信者の気持ちを考慮してない、独善的で視野の狭いメッセージだよね。

送信ボタンを押した時の顔が見てみたいわ。。

まぁ、こんな事云いながら自分は結局彼女に対しても同情や憐憫の情なんてコレッぽっちも寄せていないんだけどね。

何なら、あわよくば芸の肥やしに出来ないモノかとさえ思ってる位だもの。

それと、もともとそういう他人の汚れた恋愛感情が好きなんだよ。部外者である限りは。
願う事ならホラー染みた展開に繋がって欲しい。

ハゲてるけどな。。




こんばんは。白石宇鏡です。

最近、動画で昔の「放送室」ばかり聴いてまして。
松本さんと高須さんがやってるレディオね。

ある回で二人がクレヨンしんちゃんの映画の事を話していたので、久し振りに自分も観てみようかなと思い至った訳です。

因みに、話題に上がっていたのは「オトナ帝国の逆襲」。
高須さんが特に感動していたみたいだけど、あの作品は要するに70’Sの大阪万博が背景になっているんですね。
松本さんは「こういうので泣いたら自分は駄目だと思ってる」って云ってたけど。。


「懐かしい」という言葉は、大人しか使えない。


結果から申し上げますと、普通に泣きました。。
(おいおい、マジかコイツ。。)

これは、長らく機能していなかった為にすっかり錆び付いてしまったと半ば諦めていた涙腺が、まだまだ現役だという事実を確認出来た良い機会でもあった訳です。

やはり、アレですよ。
ひろしの回想シーンです。。

と云うか、自分はもともとキヨっさん並みにかなり涙脆い体質だったんだよ。
特にアニメ系には。

夕方に再放送しているミッフィーとか観ただけで泣きそうになった位だし。
(それは別の意味の涙かも知れないが。。)

それと、勢いに乗って「栄光のヤキニクロード」も鑑賞しちゃいました。

こちらは涙腺が緩むような事は無かった。
知ってる人なら判るでしょうが、この作品にはそういったお涙頂戴的なシーンはほぼ皆無なんですね。

専らギャグ。
素直に面白かった。酒を呑みながらの鑑賞だったからというのもあるが、23の良い歳した大人が普通に大爆笑していたんだから。
マサオくんがアンサイクロペディアで「裏切りおにぎり」と呼ばれる由縁も理解出来た。

ただ、後半がやや緩慢な展開になった感は否めないかも。。



さて、ここからは創作的な視点から眺めた個人的な考察を書き連ねよう。。
ブラジルW杯のハイライト放送を観る方が余程有益だから、興味の無い人は読まなくても宜しい。



オトナ帝国ではラスト間際にしんのすけが階段をひたすら駆け登るシーンが有名なんだが、あれはつまり“階段”というモノを抽象的な意味合いとして表しているのかな、と思ったのです。

二番煎じの云い草ですが、大人の階段という事。

そもそも、野原家は万博の塔の頂上に設置されている「懐かしい匂い」を放出するボタンをケン&チャコから阻止する為に塔を登るのだが、エレベーターを使う事が出来ない状況を悟るのだ。

手段は階段の一択しか残されていない。

その時にひろしが何気無く云っていた「自分の足があるだろ」的な事が、全てを物語っている。

楽をして目的地へ行くような真似は、出来ないという事ですね。
どれだけ遠かろうが疲れようが、一歩一歩足を踏み出して行かなければならないと。

実際のシーンでは、しんのすけが本当の意味で“七転び八起き”してるんだっけ。
注意して数えて無かったから良く覚えて無いけれども。。

それと、上記二つの作品を比較してみると、オトナ帝国は冒頭からやや変則的な流れになっているのに対し、ヤキニクロードはひたすら説明口調要らずの時系列な展開になっている訳です。

オトナ帝国は、導入からヒーローに変身したひろしが怪獣に立ち向かう話になっている。

これ、どういう状況なの?
と思わせる、構成上の演出がある。

蓋を開けてみると、ひろしがついに必殺技を仕掛ける場面でしんのすけが怪獣を仕留めてしまい、

「カットぉ!」

と声が入るのだ。

結局、これは万博内の一アトラクションとして大人が昔憧れていたヒーローになりきる事が出来る本格的な芝居の撮影だった訳です。

しんのすけとひまわりが退屈気な顔で頬を膨らませているのを尻目に、みさえは「これが終わったら私の魔女っ娘サユリの番だからね」みたいな事を平然と云う。

すっかり愛想を尽かしたしんのすけは、万博内の児童待機所で元気の無い春日部防衛隊4人と会う事になる。

「いくら懐かしいからって、最近の大人達ちょっと異常だよ」
と、風間くんが不安気ながらも核心をついた発言をする。

始めから、メインキャラクターの一部は既にアブノーマルな環境に感染しているという事だ。

この“一部”が重要なカラクリになる。
正常な立場と異常な立場が相対し、互いの間に意識的な齟齬が生じてしまっている。

ましてや、それが“子供”と大人“などという絶対的な対極に位置する関係性となれば、精神的な摩擦の度合いは大きい。

一方で、ヤキニクロードでは野原家全員がひょんな事からある組織に狙われる場面から入るのだが、これは全員が(狙う人間も含め)同じ意識を共有する事になり、あまつさえしっかりと時系列なので観る側も作品自体の世界に入り込みやすい。



「懐かし過ぎて、頭おかしくなっちまうじゃねーか!」
ひろしが泣きそうな顔で中盤に云い放った台詞。

この作品には名言も沢山あるが、個人的に一番耳に残ったのはコレ。。


前にも似たような事を書いた記憶があるけど、やはり雨宮慶太氏の絵は感覚を研ぎ澄ましてくれるような気がする。

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この印象は何なんだろうね。
一歩間違えば厨二病丸出しの創造性を圧倒的な技術の力で問答無用に封じ込めたった、みたいな。。

何か、実際にいそうだもんね。上の彼。

実は地球にはこんな生物もいました、みたいな事をNASAあたりに云われたら、

「あぁ、そうなんだ」って思わず呟いてしまうレベル。

どうでも良いけど、トルーマン・カポーティみたいな奇才性とレイ・ブラッドベリみたいな想像力が欲しいですわ。

大江健三郎の作品で、登場人物の少年の顔が和製カポーティみたいだった為にトラック運転手の採用試験に落とされたみたいな件があったけど、カポーティは普通に男前さ。。案ずる事は無い。



しかし、世間を賑わせている日本代表は相も変わらず違う意味で“青い”なぁ。
「自分達のサッカーが出来れば勝てる」って誰かが云ってたけど、それすらさせて貰えてないじゃないですか。。

と云うか、それは出来て当たり前の話だから。
合宿所と練習場が眼と鼻の先にある恵まれた環境の中で、サムライ達は一体何をしていたんだい。。

実はコートジボワール戦のちょっと前に週刊文春を買っていたんですが、その中で色々サッカー関連の記事が載っていた訳です。

「コートジボワールには、以前から呪術師がついている」

マジか。。
チームドクターと帯同して参加しているんだって。

完全にコントやん。。

それよりも驚いたのは、今大会には呪術師は一切関与していないという事実なんだが。

こんばんは。白石宇鏡です。

久し振りに「あ、そう云えば今日って13日の金曜日なんだな」ってふと思い出せたような日。

ジェイソンを映画で観た経験は無いんだけど、似たような殺人鬼は今でもバッチリトラウマになってるよ。。

学生の頃、自分はしばしば3、4人で集まり友人のアパートへ泊まって遊んでいた訳です。
特別楽しかった思い出でも無いけど。。

安い酒を呑みながら雑談(時に猥談)に耽り、それに飽きた場合は近所のビデオ屋へ何か面白そうな作品は無いかと足を運んだっけ。

大抵AVだったんだけどさ。
その上、こういった場では性的興奮では無く嘲笑を前提に鑑賞したいから、完全にB級のマイナー作品な訳。

若いくノ一が忍者の修行をする内容で、ヨボヨボの師匠さんに犯されたりしてさ。
誰だか知らないが、編集者が奇才過ぎて笑い死にしかけたよ、全く。。

くノ一の乳房など、どうでも良い。
「拙者、乳首ビンビン丸でござる」とか云っている場合では無い。

話を戻そう。

「テキサス・チェーンソー」をご存知だろうか。
お面を被った殺人鬼が、チェーンソーを振り回して男女達を惨殺するお話。

AVに紛れてさり気なく友人が借りていて、結局部屋を薄暗くして鑑賞したんだが。。

とにかく、完璧なトラウマとして今でもしっかりと脳内に深く刻まれている。
チェーンソーそれ自体と云うより、あの音が耐えられない。

面白かったけど、ホント怖かったんだよ。。
元来ビビりの癖に人一倍ホラーやグロ系に首を突っ込みたがる自分の皮肉な性分は何とかならないものか。。

酒もそうだな。
それ程強い訳でも無いのに、好きなばかりに無理してまで呑んで、結果知らない駅のホームで笑いながら吐瀉したりしてしまうんだ。



ところで、最近子供絡みの事件が異常に多いと感じませんか。

語弊を含んだ発言に捉えられてしまうかも知れませんが、個人的な考えとして、恐らく現在はそのような「時期」が巡ってしまっているのだと思います。

占星術の世界においては、その時期によって例えば政治、経済、自然災害、病気、飲食、交通、芸能等といった種々の分野が突出して社会に大きな損害や打撃を及ぼすといった見解も存在する。

食品偽造が世間を賑わせていた時期もあれば、飲酒運転が毎日のように新聞の一面を飾っていた事もある。

現在は圧倒的に「教育」や「家族」といった問題が後を耐えない状態が続いてしまっている。

もしかすると、今年自体がそのような星回りなのかも知れない。
(芸能関係もやや多い気がするが)

今後もしばらくはそういった関係のニュースが世間を巻き込んでいくのかな。

学生達の夏休みが、他人事ながらも不安で仕方が無い。


「昨日、お風呂に入ってる時にこの事思い出したんだけどさ~」

「家に帰って、この事考えてみたんですが~」

仕事をしていると、良く周囲から上記のような台詞が耳に入ってくる。
“この事”とは、浅かれ深かれ仕事の話。

要するに、プライベートの領域にすっぽり入り込んでいても仕事の考えが脳内に残っている訳だ。

真面目で熱心と褒めれば済む話だろうけど、当方から正直に云えば気持ち悪いとしか思えない。

そもそも今の仕事を蛇蝎の如く嫌悪しているというのもあるが、自分は絶対にそんな事をしたくない。

どうして、勤務時間外にまでわざわざ仕事に関係するような思考を働かせるんだろう。
他に考える事いっぱいあると思うんだけどな。

と云うか、こういう姿勢って日本人独特の感性なんじゃない?
当然、悪い意味で。

自営業や芸術家ならともかく、凡俗なサラリーマンや公務員の家畜達が帰宅しても尚仕事の為に脳みそをフル回転させているなんて、滑稽を通り越して哀れだよ。

で、それくらい重要なポストに就いている繁忙な人間かと云ったら、そういう奴に限って実はそうでも無いんだな、コレが。

どれだけ上手く廻ろうが、所詮九割以上の人間は歯車に過ぎないんだよ。

もうさ、サラリーマンや公務員の日本人って、仕事と自分の存在価値をイコールと錯覚している連中が多過ぎるよ。

他人に迷惑なんて掛けていないし、本人がそれで満足しているならそれで良いんだけどさ。
ホントにそうなら、徹底しろって話だよね。

バッタの交尾みたいに律儀に腰を振って子作りする暇があるなら、いっそ事務机と結婚すれば良い。

もっと米国的な考えを持って欲しいのにな。

仕事は仕事、休みは休み。
その内面の境界線が曖昧に規定されているという事は、つまり自己管理が出来ていない証左。

ジャパニーズ・イエロー・モンキーは視野が狭い上に依存性や習慣性が無駄に強いから、無意識のうちに脳内にインプットされちゃうんだな、きっと。

自分はこの仕事の中に存在している。
この仕事は自分の中に存在している。

ンな訳無いだろ、すっとこどっこいが。
代わりの歯車なんて、山ほどあるわ。

平日の朝、黒い背広を着た人間達が駅に蝟集している光景を眺めていると、いつも働き蟻を連想してしまう。

自分もその一匹になっている訳だけどさ。

神様でも誰でも良いけど、あの様を上空から見下ろしたら、間違い無く

「おい、ただの働き蟻じゃねぇか」

って思わず口に出しちゃうんじゃないかな。

没個性の大群。
決して気持ちの良い眺めでは無いな。

観察日記を付けたら面白そうだけれども。

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