何度かブログでもワンちゃんの歯周病について書かしていただきました。
今回は歯周病に破折(歯が折れること)が生じたワンちゃんのお話です。

もともと犬は歯が42本あります。
人間は親知らずも含めて32本ですので
約10本くらい多いことになりますね。

しかしワンちゃんが食べ物を咬むことに使うのは
その中でも奥歯の数本だけ
それら重要な歯を「機能歯」というんですが
酷使するだけあって
その部位に歯周病がでやすく
また傷つきやすいことも分かっています。

もともと今回歯石除去した子も
お口の匂いがひどく、歯磨きもできないということで歯石除去を行うこととなりました。

   処置前
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歯石が大量に付着して、歯茎も赤く腫れ上がっているのが分かります。
そこである程度の歯石を除去してみると・・・

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黄色で丸く囲っている歯が機能歯なんですが
折れてしまって歯髄(歯の中の神経など)がむき出しになってしまっています。
こうなると痛みがあったり、歯の根元まで菌が侵入したり
いずれ歯も死んでしまう ため抜歯が必要になります。

その他にも歯周病がかなり進行しているため
抜歯すべき歯ありましたが 、よく頑張ってくれました。

   処置後
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これでお口の匂いもなくなりスッキリです。
これからは少しずつ歯磨きをしてもらうことが課題です。

このように折れてしまった歯は抜歯が必要になることが多いのですが
折れる原因としては固いおもちゃで遊ぶことがよく原因になります。
よくあるのが・・・
ひづめ、牛の骨、豚の鼻
それ以外にも
 氷 なんかも折れてしまうことがあるので注意してください 

また折れることはありませんが
テニスボール なんかは歯が摩耗といってすり減ってしまいます。
意外と身近にあるおもちゃばかりですが
歯にあまり負担のかからないものを選んで
年をとっても健康な歯を維持してもらいたいと思います。