8月3日(土)

先日ご紹介した病気・肛門腺破裂(肛門嚢炎)
前回はワンちゃんの症例でしたが
この病気はネコちゃんでも起こります
ネコちゃんは比較的年をとってから生じることが多いように思います

今回のネコちゃんの主訴は
「お尻をやたら気にしている、元気がなくなってきた」
とのことでした

そこで肛門周りを毛を刈って注意深く観察してみると・・・
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肛門の左下の皮膚がパックリと裂けて大きな傷があります
これは肛門嚢で炎症が起こり
その結果破裂してしまったことによります

動物の場合は毛が多く
よく観察しようとすると痛がって怒ったり逃げたりと
なかなか自宅ですぐに気付けないことも多いです
今回も3日くらいお尻を気にしていたとのことより
時間経過は長かったように思います

ここまで大きな傷口になってくると
そのまま飲み薬だけで治すということも難しくなってしまうため
処置が必要となります

破裂した傷口・肛門嚢をカテーテルを入れて洗浄し
あえて少し傷を加えることで新鮮な傷口にして
創傷治癒を促す薬を注入します
そして裂けている部位が大きいので縫合して終了です

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鎮静・局所麻酔をしているとはいえ
痛かったとは思いますが
よく頑張ってくれました

「えらかったね」
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シニア猫ですがその他の検査では異常もなく
これでまだまだ長生きしてくれそうです
この後は傷口も順調に治り1週間程ですっかり良くなってくれました

このように肛門腺破裂は犬猫限らず生じる病気です
予防としては定期的に肛門腺が溜まってないか確認し
溜まっているようであればこまめに出してあげる
そしてお尻を気にするようなことがあれば早めに来院していただければと思います

放っておくと菌が感染を起こし
さらにひどい状況になることもありますので
皆さんも注意して観察してあげるようにして下さいね


では今日はこの辺で・・・・ 
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