6月4日(水)

高齢の子では様々な病気(癌や心臓病、腎臓病など)の病気がありますが
若い動物たち、特に2歳くらいまでの子では 病気よりも事故の方が多く感じます

骨折、異物誤飲、中毒・感染症、交通事故 ですね
その中でも特に多いのは「異物誤飲」です
子供の頃は難易でも興味があり口に入れたり、噛んでしまうので注意が必要です

今回はゴムひもを飲み込んでしまった猫ちゃんのお話です
猫ちゃんはもともとヒモや布を誤飲してしまうことが多いのですが・・・

ご家族の話によるとここ数日嘔吐がひどく
数日前にゴムひもをかじった後があったとのこと

そこでレントゲン検査(バリウム造影)をおこなうと・・・
purin purin2
左がバリウム投与直後、右が投与120分後ですが
二時間経っても液体であるバリウムが胃から先には全く流れてくれません
しかもその後はバリウムを全部戻してしまいました

そこで胃内異物と診断を下して治療に移っていきます

胃内であれば内視鏡(胃カメラ)で取り出すことができるかもしれません
異物の種類など場合によっては開腹手術に切り替えなければなりませんが
内視鏡で異物を摘出することができれば本人の負担が少ないため
獣医師の先輩に内視鏡をお借りして処置に臨みました

P5021572 P5021573
麻酔をかけて口からカメラの先を挿入していきます
画面を確認しながらゆっくりとカメラを進めていきます

すると胃の出口のところに・・・
P5021576
何かが詰まっているのが確認できました
これをゆっくりと千切れないように離さないように引き出してきます
P5021568
そして結構な長さのゴムひもが出てきました

P5021578
最後に胃カメラを十二指腸の方にまで進めて
ほかに異物が残っていないか
腫瘍などの病気が隠れていないか
しっかりと内視鏡検査をしてから処置を終わります

次の日からは食欲も出てきて嘔吐もなく元気になって退院してくれました
今回は内視鏡で摘出することができてよかったですが
場合によっては開腹手術が必要になります

どちらにしろ異物は防げる病気でもあると思うので
何でも口に入れてしまう子がいる家では
留守にするときは手の届く場所に物を置かないなど注意するようにしてくださいね

今回はお腹を切らずにすんでホッと一安心です


では今日はこの辺で・・・・ 
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